壊すものと壊れないもの
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朝の仕事も終わり、昼の仕事まで休憩時間だ。
昨日、そのことをフランに伝えたら『ならその時間にフランのところに来てね!』と相変わらずの満面の笑みで言われた。忘れたら怒るよと言われたので絶対に行かなければない。
フランの激怒は紅魔館の半壊に繋がると言っても過言ではないため、少し急ぎ足で向かことにした。
「フランお嬢様。入ってもよろしいでしょうか?」
執事モードでフランの部屋の前で訪ねる。
「あ、ナナシ! うん! 入っていいよっ!」
フランの笑顔が頭に浮かぶ。そんなことを考えながらわかりました、と一言返し中に入った。
「失礼しま......す?」
扉を開けて入るとそこにはーーーー誰もいなかった。確かに声はしたのに、ドアを開けたら待っているはずのフランの姿はなかった。
「ナナシっ! 誕生日おめでとうっ!」
すると突然、いないと思っていた左の方からクラッカーの爆発音が聞こえてきた。驚いてすぐに顔を向けるとフランが使用済みのクラッカーを持って座っていた。
「え......?」
「もしかして誕生日......忘れてた?」
フランの悲しそうな顔で思い出した。今日は僕の誕生日だと言うことを。
「あはは、ごめん。忘れてた」
「折角祝おうと色々準備してたのに......ナナシ自信が忘れてたなんて」
ちょっとショックを受けているフラン。その浮かない顔も今はとても愛おしく思う。
「ありがとう、フラン」
そういってフランの唇にキスをする。朝の時とは違い、フランの催促なしでしにいったためフランは驚いた表情をしていたがすぐに目を瞑りだす。
ーーーー静寂
そして、ゆっくりと離れる。
「もう、びっくりしたじゃない......!」
少し照れたように言うフランに対して僕はからかうように言う。
「でも、拒まなかったよね?」
「......当たり前でしょ? 」
それから一拍空けてーーーー
「ナナシのことが......大好きなんだから」
とフランは笑顔で言った。僕はいつも通り、笑って言った。
「僕も好きだよ。フラン」
ーーーーどうやら、フランから紅魔館の皆に『おめでとうは私が最初に言うから!』と言っていたらしく、皆はこのことを知っていたそうだ。
パチュリーの魔法で見られていたことに後で恥ずかしくなるのはまだ後の話.
そして、その日の夜、フランに眠らせてもらえなくなるのだがそれもまだ先のお話ーーーー
ーーENDーー
あとがき→
昨日、そのことをフランに伝えたら『ならその時間にフランのところに来てね!』と相変わらずの満面の笑みで言われた。忘れたら怒るよと言われたので絶対に行かなければない。
フランの激怒は紅魔館の半壊に繋がると言っても過言ではないため、少し急ぎ足で向かことにした。
「フランお嬢様。入ってもよろしいでしょうか?」
執事モードでフランの部屋の前で訪ねる。
「あ、ナナシ! うん! 入っていいよっ!」
フランの笑顔が頭に浮かぶ。そんなことを考えながらわかりました、と一言返し中に入った。
「失礼しま......す?」
扉を開けて入るとそこにはーーーー誰もいなかった。確かに声はしたのに、ドアを開けたら待っているはずのフランの姿はなかった。
「ナナシっ! 誕生日おめでとうっ!」
すると突然、いないと思っていた左の方からクラッカーの爆発音が聞こえてきた。驚いてすぐに顔を向けるとフランが使用済みのクラッカーを持って座っていた。
「え......?」
「もしかして誕生日......忘れてた?」
フランの悲しそうな顔で思い出した。今日は僕の誕生日だと言うことを。
「あはは、ごめん。忘れてた」
「折角祝おうと色々準備してたのに......ナナシ自信が忘れてたなんて」
ちょっとショックを受けているフラン。その浮かない顔も今はとても愛おしく思う。
「ありがとう、フラン」
そういってフランの唇にキスをする。朝の時とは違い、フランの催促なしでしにいったためフランは驚いた表情をしていたがすぐに目を瞑りだす。
ーーーー静寂
そして、ゆっくりと離れる。
「もう、びっくりしたじゃない......!」
少し照れたように言うフランに対して僕はからかうように言う。
「でも、拒まなかったよね?」
「......当たり前でしょ? 」
それから一拍空けてーーーー
「ナナシのことが......大好きなんだから」
とフランは笑顔で言った。僕はいつも通り、笑って言った。
「僕も好きだよ。フラン」
ーーーーどうやら、フランから紅魔館の皆に『おめでとうは私が最初に言うから!』と言っていたらしく、皆はこのことを知っていたそうだ。
パチュリーの魔法で見られていたことに後で恥ずかしくなるのはまだ後の話.
そして、その日の夜、フランに眠らせてもらえなくなるのだがそれもまだ先のお話ーーーー
ーーENDーー
あとがき→