塗りつぶされた心
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ナナシの話に私は、どうして彼がいつも恐怖していたかが良くわかった。
だから彼は家事などを全て完璧にこなせて、働くことに常に一生懸命で、働かないと怖いんだ。昔のことを思い出してしまうから。
命令に従わないと殴られる、蹴られる、そして殺される。忘れたくても忘れられない悲しみ、苦痛。
そんな彼を私は助けてあげたい、思い出して泣きそうになっているナナシを救ってあげたいと心の底から思った。
「ナナシ、良く聞いてください。ここにはそんなことをする物は誰一人いないですよ。怖がる必要なんてないんです。私たちは《家族》なんですから」
「本当......ですか?」
「本当です。ナナシ」
そう言いながら私は泣き出したナナシに近づき、今まで内の中に秘めていた言葉を言う。
「私は、ナナシのことが、大好きです」
その言葉にナナシは涙を拭い、笑顔で返した。
ー僕も大好きです。さとりさんー
~END~
あとがき→
だから彼は家事などを全て完璧にこなせて、働くことに常に一生懸命で、働かないと怖いんだ。昔のことを思い出してしまうから。
命令に従わないと殴られる、蹴られる、そして殺される。忘れたくても忘れられない悲しみ、苦痛。
そんな彼を私は助けてあげたい、思い出して泣きそうになっているナナシを救ってあげたいと心の底から思った。
「ナナシ、良く聞いてください。ここにはそんなことをする物は誰一人いないですよ。怖がる必要なんてないんです。私たちは《家族》なんですから」
「本当......ですか?」
「本当です。ナナシ」
そう言いながら私は泣き出したナナシに近づき、今まで内の中に秘めていた言葉を言う。
「私は、ナナシのことが、大好きです」
その言葉にナナシは涙を拭い、笑顔で返した。
ー僕も大好きです。さとりさんー
~END~
あとがき→