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愛毒に墜ちる
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朝日を浴びながら、目を覚ます。
最初に目に飛び込んでくるのは、僕の彼女――メディの顔。すー、すー、と可愛らしい寝息をたてながら、気持ちよさそうに眠っていた。
その細い腕は僕の方に伸びていて、その小さな手は僕の服を握っている。
僕は起こさないように、優しく金色の髪を撫でた。手触りのいい、柔らかな髪は撫でるたびに微かに揺れる。
「……ん、お兄ちゃん?」
どうやら起こしてしまったようだ。僕は撫でていた手を下げる。
その手を、メディは空いている手で止めた。まだ眠たいのか、おぼろげな声で、言う。
「ダメ……もっと、して?」
僕はそれに応えるように一つ笑みをこぼして、再度優しくメディの頭を撫で始めた。
嬉しそうに表情を緩ませるメディ。そしてそのまま伸ばされた小さな両の手。
確かな温もりを感じながら、僕はぎゅっとメディを抱きしめた。
人里から少し離れた場所。そこに、僕はメディと二人で住むことにした。
人形と人間。種族は違うが、僕たちにとってそれは些細なことでしかない。
「じゃあ、行こうか」
僕はすぐそばにいるメディに手を差し出した。
メディは差し出された手を見る。そして顔を上げると、一度優しく微笑んでその手を取った。
「うん、お兄ちゃん!」
僕たちは人里へ向かう。
人間と人形のカップルは、周りからみたら異色に思うことだろう。
でも僕にはもう、そんなこと関係なかった。
彼女と――メディと一緒にいられること。それが何よりも、幸せだから。
~END~
あとがき→
最初に目に飛び込んでくるのは、僕の彼女――メディの顔。すー、すー、と可愛らしい寝息をたてながら、気持ちよさそうに眠っていた。
その細い腕は僕の方に伸びていて、その小さな手は僕の服を握っている。
僕は起こさないように、優しく金色の髪を撫でた。手触りのいい、柔らかな髪は撫でるたびに微かに揺れる。
「……ん、お兄ちゃん?」
どうやら起こしてしまったようだ。僕は撫でていた手を下げる。
その手を、メディは空いている手で止めた。まだ眠たいのか、おぼろげな声で、言う。
「ダメ……もっと、して?」
僕はそれに応えるように一つ笑みをこぼして、再度優しくメディの頭を撫で始めた。
嬉しそうに表情を緩ませるメディ。そしてそのまま伸ばされた小さな両の手。
確かな温もりを感じながら、僕はぎゅっとメディを抱きしめた。
人里から少し離れた場所。そこに、僕はメディと二人で住むことにした。
人形と人間。種族は違うが、僕たちにとってそれは些細なことでしかない。
「じゃあ、行こうか」
僕はすぐそばにいるメディに手を差し出した。
メディは差し出された手を見る。そして顔を上げると、一度優しく微笑んでその手を取った。
「うん、お兄ちゃん!」
僕たちは人里へ向かう。
人間と人形のカップルは、周りからみたら異色に思うことだろう。
でも僕にはもう、そんなこと関係なかった。
彼女と――メディと一緒にいられること。それが何よりも、幸せだから。
~END~
あとがき→