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愛毒に墜ちる
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「面倒ねぇ……」
メディスンの言葉は本当で、博麗の巫女――博麗霊夢は心底面倒そうな顔をしたまま、僕を出迎えた。
「参拝しに来たのかと思ったら賽銭はなし。それだけならまだしも『外来人』、ねぇ……。毎度毎度この厄介事に付き合わされる私の身にもなりなさいよ、ったく。今度はどちらの原因かしら、はぁ……」
……心底、憂鬱そうに霊夢は言った。
「なんか、ごめんなさい……」
「……まあ、あんたが悪いってわけじゃないし、いいわよ」
大体はあいつのせいだし、と霊夢は言って、また何回目かのため息を吐いた。
「それで、あんたが聞きたいのは『ここ』のことね」
霊夢の発言に僕は頷いて答える。
霊夢が言うところによると、ここは『幻想郷』と呼ばれる場所で、『忘れられたモノが集う場所』だということ。
僕がいた世界を『外の世界』と言い、そこから来た人を『外来人』と呼ぶこと。
「なるほど。ということは、僕はいわゆる『神隠し』にあった、と」
「有り体に言えば、そうね。まあ私にも何が原因なのかは、すぐにはわからないけれど」
そう言って霊夢はお茶をひとすすり。それを見習って僕も入れてもらったお茶を飲んだ。
ところで――霊夢は一度話を切って、僕に問いかけた。
「あんた、どうやってここまで来たのよ」
「えっと、メディスンっていう少女が教えてくれたんだけど……」
その場所までは聞いていなかったので、僕は来た道だけをわかる範囲で霊夢に話していく。
「よく無事にここまで、って……なるほど、そういうことね……」
聞き終えた霊夢は思案顔を浮かべたあと、どこか納得したような表情を見せて、また一つため息を吐く。何かとため息が多い少女なこと。
「まあ大体わかったわ。とりあえず、頑張りなさい。これ以上、私に厄介事を増やさないように」
そう言って霊夢はお茶を置いた。どうやら話は終わりのようだ。
僕は湧き上がる感情をお茶と共に飲み込むと、音を立てずに空の湯呑を置いた。
メディスンの言葉は本当で、博麗の巫女――博麗霊夢は心底面倒そうな顔をしたまま、僕を出迎えた。
「参拝しに来たのかと思ったら賽銭はなし。それだけならまだしも『外来人』、ねぇ……。毎度毎度この厄介事に付き合わされる私の身にもなりなさいよ、ったく。今度はどちらの原因かしら、はぁ……」
……心底、憂鬱そうに霊夢は言った。
「なんか、ごめんなさい……」
「……まあ、あんたが悪いってわけじゃないし、いいわよ」
大体はあいつのせいだし、と霊夢は言って、また何回目かのため息を吐いた。
「それで、あんたが聞きたいのは『ここ』のことね」
霊夢の発言に僕は頷いて答える。
霊夢が言うところによると、ここは『幻想郷』と呼ばれる場所で、『忘れられたモノが集う場所』だということ。
僕がいた世界を『外の世界』と言い、そこから来た人を『外来人』と呼ぶこと。
「なるほど。ということは、僕はいわゆる『神隠し』にあった、と」
「有り体に言えば、そうね。まあ私にも何が原因なのかは、すぐにはわからないけれど」
そう言って霊夢はお茶をひとすすり。それを見習って僕も入れてもらったお茶を飲んだ。
ところで――霊夢は一度話を切って、僕に問いかけた。
「あんた、どうやってここまで来たのよ」
「えっと、メディスンっていう少女が教えてくれたんだけど……」
その場所までは聞いていなかったので、僕は来た道だけをわかる範囲で霊夢に話していく。
「よく無事にここまで、って……なるほど、そういうことね……」
聞き終えた霊夢は思案顔を浮かべたあと、どこか納得したような表情を見せて、また一つため息を吐く。何かとため息が多い少女なこと。
「まあ大体わかったわ。とりあえず、頑張りなさい。これ以上、私に厄介事を増やさないように」
そう言って霊夢はお茶を置いた。どうやら話は終わりのようだ。
僕は湧き上がる感情をお茶と共に飲み込むと、音を立てずに空の湯呑を置いた。