第1章
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それから昼休みは終わり、午後の授業が始まった。
担当はあの平和の象徴である、オールマイトだった。
初めて生で見たな。
私たち生徒はコスチュームに着替え、グラウンドに出る。
だがそこはグラウンドというか、市街地の演習場だ。
しかも入試と同じ場所だ。
どうやらオールマイトの説明によると、屋内で対人戦闘訓練をやるらしい。
ヒーロー組、敵組と分かれて二対二の戦闘。
そして、そのコンビと対戦相手はくじ。
ちなみに状況設定は敵が核兵器を隠し持っており、それをヒーローが処理するといった形だ。
「あ!佐藤ちゃん一緒だ!」
「ここだけ3人みたい」
「このクラスは21人いるからね
透ちゃんと尾白くんと同じチームになった。
透ちゃんの個性は分かるが、尾白くんは…。
尻尾で何かするのか?それとも尻尾自体が個性?
いまいち分からない。
まぁ、まずは緑谷くんたちの訓練を見させてもらおう。
「……」
__勝者は、緑谷くんと麗日さんのAコンビ。
だが、怪我がひどかった。
それに比べてDコンビはほぼ怪我はない。
見てて思ったが、緑谷くんと爆豪くんは無茶な闘いをする。
緑谷くんは身を削りながら。
爆豪くんは相手に容赦なく。
これは本当にAコンビの勝利と呼べるのだろうか。
そして第二戦。
私たちの訓練だ。
役割は敵組。
「私ちょっと本気出すわ。手袋もブーツも脱ぐわ」
透ちゃんは全裸となった。
「…相手の個性を把握していない限り、動くのは得策じゃない。でも、透ちゃんの個性なら…」
「任せて!」
透ちゃんは核兵器のある部屋を出て行った。
「私たちはここで様子を見よう」
「…佐藤さん、冷静だね」
「え?」
急に尾白くんが私に言った。
冷静?そうだろうか。
尾「緊張とかしてないの?いくら訓練とはいえ、初めてだし…こんなこと言ったらアレだけど、戦闘慣れしてるというか…」
「!…」
そうか、周りからはそう見えるのか。
ついこの前まで、戦闘慣れしてる人たちと生活してたからこれが普通だと思っていた。
少しは不慣れな感じも出すべきか。
「内心、緊張してるよ。戦闘なんてやったこともないし。ちょっと怖いなー、とも思う」
「や、やっぱりそうだよね!!変なこと言ってごめん!!」
「あっ、気にしないで!みんな緊張してるだろうし…。そもそもあんまり顔に出るタイプってわけでもないから。
今はできることをやって、頑張ろう!」
尾白くん、君も冷静な方だ。
この短時間、私を観察する余裕はあったということ。
強くなったら厄介かも。
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それから昼休みは終わり、午後の授業が始まった。
担当はあの平和の象徴である、オールマイトだった。
初めて生で見たな。
私たち生徒はコスチュームに着替え、グラウンドに出る。
だがそこはグラウンドというか、市街地の演習場だ。
しかも入試と同じ場所だ。
どうやらオールマイトの説明によると、屋内で対人戦闘訓練をやるらしい。
ヒーロー組、敵組と分かれて二対二の戦闘。
そして、そのコンビと対戦相手はくじ。
ちなみに状況設定は敵が核兵器を隠し持っており、それをヒーローが処理するといった形だ。
「あ!佐藤ちゃん一緒だ!」
「ここだけ3人みたい」
「このクラスは21人いるからね
透ちゃんと尾白くんと同じチームになった。
透ちゃんの個性は分かるが、尾白くんは…。
尻尾で何かするのか?それとも尻尾自体が個性?
いまいち分からない。
まぁ、まずは緑谷くんたちの訓練を見させてもらおう。
「……」
__勝者は、緑谷くんと麗日さんのAコンビ。
だが、怪我がひどかった。
それに比べてDコンビはほぼ怪我はない。
見てて思ったが、緑谷くんと爆豪くんは無茶な闘いをする。
緑谷くんは身を削りながら。
爆豪くんは相手に容赦なく。
これは本当にAコンビの勝利と呼べるのだろうか。
そして第二戦。
私たちの訓練だ。
役割は敵組。
「私ちょっと本気出すわ。手袋もブーツも脱ぐわ」
透ちゃんは全裸となった。
「…相手の個性を把握していない限り、動くのは得策じゃない。でも、透ちゃんの個性なら…」
「任せて!」
透ちゃんは核兵器のある部屋を出て行った。
「私たちはここで様子を見よう」
「…佐藤さん、冷静だね」
「え?」
急に尾白くんが私に言った。
冷静?そうだろうか。
尾「緊張とかしてないの?いくら訓練とはいえ、初めてだし…こんなこと言ったらアレだけど、戦闘慣れしてるというか…」
「!…」
そうか、周りからはそう見えるのか。
ついこの前まで、戦闘慣れしてる人たちと生活してたからこれが普通だと思っていた。
少しは不慣れな感じも出すべきか。
「内心、緊張してるよ。戦闘なんてやったこともないし。ちょっと怖いなー、とも思う」
「や、やっぱりそうだよね!!変なこと言ってごめん!!」
「あっ、気にしないで!みんな緊張してるだろうし…。そもそもあんまり顔に出るタイプってわけでもないから。
今はできることをやって、頑張ろう!」
尾白くん、君も冷静な方だ。
この短時間、私を観察する余裕はあったということ。
強くなったら厄介かも。
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