第1章
設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
翌日から授業が本格的に始まった。
午前は必修科目。
いわば、普通の授業だ。
日本の高校生が最低限学ばなければいけないこと。
「ねぇねぇ!佐藤さん、だっけ?」
「うん、そうだけど…」
お昼になって、ピンク髪の女の子に声をかけられた。
「私は芦戸三奈!よろしくね!」
「こちらこそ、よろしく」
芦戸さんに笑顔で対応する。
怪しまれたらここで終わりだからね。
今は“ヒーローを志す雄英生”を演じなければならない。
「あ、そうだ!お昼一緒に食べない?クラスの女子で食べようと思うんだけど」
これはいい機会。
学校で多くの情報を得られる場の一つに昼休みがある。
ここは遠慮なくご一緒させて頂こう。
『ぜひっ、一緒に食べたい!』
_____
「へぇ!由美ちゃんの個性って物を操れるんや!便利な個性だ~」
「まだ扱えきれないけどね」
麗日さん。
私の予想通り重力関連の個性だった。
触れた物にかかっている引力を無効化するという。
「由美ちゃんは物だけ操れるの?」
「うん、水や炎も操れるよ。生き物はさすがに…無理だな」
「そこまで出来たら最強だよ」
蛙吹さん、もとい梅雨ちゃんは蛙。
蛙ができることは大体できるらしい。
耳郎さんは自分の心音を出したり、小さな音を聴けたり、かっこいい個性だ。
「耳郎さんの個性もかっこいいけどなぁ」
「ありがと、あと“さん”とか付けなくていいよ」
「あ!私も三奈って呼んで!」
芦戸さ……三奈ちゃんは酸を出して物を溶かすことができる個性。
「えっと…耳郎“ちゃん”?」
「うん、それでいいよ、うん…」
「私のことも好きに呼んでいいからね!」
葉隠さんは見た目通り、透明の個性。
この個性も便利だな。
「そういえば、午後はヒーロー基礎学だよね」
「ヒーロー科らしい授業ですわね」
これでA組女子の個性は把握した。
あとは男子か。
昨日の体力テストで大体の個性は分かったが、根拠はない。
まぁ、午後の授業で分かるか。
焦りは禁物だと“先生”が言っていた。
焦らず、じっくり。
.
翌日から授業が本格的に始まった。
午前は必修科目。
いわば、普通の授業だ。
日本の高校生が最低限学ばなければいけないこと。
「ねぇねぇ!佐藤さん、だっけ?」
「うん、そうだけど…」
お昼になって、ピンク髪の女の子に声をかけられた。
「私は芦戸三奈!よろしくね!」
「こちらこそ、よろしく」
芦戸さんに笑顔で対応する。
怪しまれたらここで終わりだからね。
今は“ヒーローを志す雄英生”を演じなければならない。
「あ、そうだ!お昼一緒に食べない?クラスの女子で食べようと思うんだけど」
これはいい機会。
学校で多くの情報を得られる場の一つに昼休みがある。
ここは遠慮なくご一緒させて頂こう。
『ぜひっ、一緒に食べたい!』
_____
「へぇ!由美ちゃんの個性って物を操れるんや!便利な個性だ~」
「まだ扱えきれないけどね」
麗日さん。
私の予想通り重力関連の個性だった。
触れた物にかかっている引力を無効化するという。
「由美ちゃんは物だけ操れるの?」
「うん、水や炎も操れるよ。生き物はさすがに…無理だな」
「そこまで出来たら最強だよ」
蛙吹さん、もとい梅雨ちゃんは蛙。
蛙ができることは大体できるらしい。
耳郎さんは自分の心音を出したり、小さな音を聴けたり、かっこいい個性だ。
「耳郎さんの個性もかっこいいけどなぁ」
「ありがと、あと“さん”とか付けなくていいよ」
「あ!私も三奈って呼んで!」
芦戸さ……三奈ちゃんは酸を出して物を溶かすことができる個性。
「えっと…耳郎“ちゃん”?」
「うん、それでいいよ、うん…」
「私のことも好きに呼んでいいからね!」
葉隠さんは見た目通り、透明の個性。
この個性も便利だな。
「そういえば、午後はヒーロー基礎学だよね」
「ヒーロー科らしい授業ですわね」
これでA組女子の個性は把握した。
あとは男子か。
昨日の体力テストで大体の個性は分かったが、根拠はない。
まぁ、午後の授業で分かるか。
焦りは禁物だと“先生”が言っていた。
焦らず、じっくり。
.