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それは、ビルの一室。
彼は連絡しておくと言っていたのだが。
私は恐る恐るノックをし、扉を開ける。
連絡しているはずだが、と付けたす。
バーのような作りになっているこの部屋。
中を見渡すと、男が2人。
カウンター越しに1人。
カウンター席に座っているのが1人。
席に座っている男が私を見て言った。
私は頷く。
すると、彼は立ち上がり私の方へと来た。
そうか、と言いまた続ける。
私は迷うことなく、大きく頷いた。
初めて、私を必要としてくれた。
受け入れてくれた。
それが何よりも嬉しかった。
____しかし、齢16歳になる私にとってこれは間違いだった。
私はこの先、この選択を後悔することとなる。
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それは、ビルの一室。
彼は連絡しておくと言っていたのだが。
私は恐る恐るノックをし、扉を開ける。
《ある男からここに行けと言われた》
連絡しているはずだが、と付けたす。
バーのような作りになっているこの部屋。
中を見渡すと、男が2人。
カウンター越しに1人。
カウンター席に座っているのが1人。
《先生が言っていた奴か》
席に座っている男が私を見て言った。
私は頷く。
すると、彼は立ち上がり私の方へと来た。
《名前は》
《佐藤由美》
そうか、と言いまた続ける。
《君の個性は、ヒーロー向きじゃない》
《むしろ敵向きだ》
《そんな君に“仲間”になってほしい》
《君を敵 連合に歓迎しよう》
私は迷うことなく、大きく頷いた。
初めて、私を必要としてくれた。
受け入れてくれた。
それが何よりも嬉しかった。
____しかし、齢16歳になる私にとってこれは間違いだった。
私はこの先、この選択を後悔することとなる。
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