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お名前をどうぞ、レディ
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「おいアリス」
目の前の大男がいつものようにニタニタと笑いながら手招きしている。
「なんですか」
「おれに言うことがあるんじゃねえのか?」
?
思いつかない。
「玄関の花瓶を壊したことですか?
ちゃんと直しておいたのに…」
「違う。というか壊したのか…
フフフフフ、こりゃあお仕置きだな」
しまった。
藪蛇でした。
花瓶じゃあないとすると…
「ベビー5が作ってくれたクッキーを配膳中に全部食べてしまったこととか?」
「フフフフフ、そりゃあ配膳じゃなくて食べ歩きじゃねえか」
「ベビー5がまた騙されてることとか」
「そりゃ本当か?
相手の男についてアリスの知っていることを全て言え。
今日中に仕留める」
「コロネルという名前でプーケットタウンに住んでいるごろつきよ」
「よしわかった。
それはそれとして…違う。
お前がおれに言うべき言葉はそれじゃねえ」
ベビー5がらみでないとすればなんだろう。
気の短いドフラミンゴ相手にあまり問答を長引かせたくはない。
「わからないわ」
「フッフッフッ。アリス」
「なあに?ドフラミンゴ」
「よくできました」
まだ何も言っていないのに、彼は勝手に喜んでいる。
「ドフラミンゴ?」
「それだよ」
どれなのよ。
結局彼は笑い転げるばかりで、わたしには何の答えも示さない。
「お前がわからねえならそれでいい。
明日また、同じ問答を繰り返すだけさ」
わかったことはわたしはまた彼の遊びに捕まってしまったということだけで。
本当になんなのかしら。
ねえ、ドフラミンゴ?
目の前の大男がいつものようにニタニタと笑いながら手招きしている。
「なんですか」
「おれに言うことがあるんじゃねえのか?」
?
思いつかない。
「玄関の花瓶を壊したことですか?
ちゃんと直しておいたのに…」
「違う。というか壊したのか…
フフフフフ、こりゃあお仕置きだな」
しまった。
藪蛇でした。
花瓶じゃあないとすると…
「ベビー5が作ってくれたクッキーを配膳中に全部食べてしまったこととか?」
「フフフフフ、そりゃあ配膳じゃなくて食べ歩きじゃねえか」
「ベビー5がまた騙されてることとか」
「そりゃ本当か?
相手の男についてアリスの知っていることを全て言え。
今日中に仕留める」
「コロネルという名前でプーケットタウンに住んでいるごろつきよ」
「よしわかった。
それはそれとして…違う。
お前がおれに言うべき言葉はそれじゃねえ」
ベビー5がらみでないとすればなんだろう。
気の短いドフラミンゴ相手にあまり問答を長引かせたくはない。
「わからないわ」
「フッフッフッ。アリス」
「なあに?ドフラミンゴ」
「よくできました」
まだ何も言っていないのに、彼は勝手に喜んでいる。
「ドフラミンゴ?」
「それだよ」
どれなのよ。
結局彼は笑い転げるばかりで、わたしには何の答えも示さない。
「お前がわからねえならそれでいい。
明日また、同じ問答を繰り返すだけさ」
わかったことはわたしはまた彼の遊びに捕まってしまったということだけで。
本当になんなのかしら。
ねえ、ドフラミンゴ?
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