with you
お名前をどうぞ、レディ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある日の朝。
昨晩見張り当番だったわたしは眠い目をこすりながらダズと見張りを交代する。
その足で自室へと戻りクロコダイルを起こす。
「クロコダイル、起きて」
「……なんだ」
「なんだじゃないわよ。朝よ」
「そうか…」
むくりと起き上がるクロコダイル。
わたしは欠伸を噛み殺しながらクロコダイルが着替え終えるのを待つ。
それから2人で連れだって食堂に行く。
食堂にはダズが用意しておいてくれた朝食が湯気を立てている。
「いただきまーす」
「…」
クロコダイルはまだ眠いのかフォークでスクランブルエッグをこれでもかとぐりぐりしている。
あんまり潰しすぎていり卵みたいになっちゃてるけど。
「ねえ、クロコダイル」
「なんだ」
「それ以上細かくならないと思うわよ」
「なにがだ」
無意識だったのか。今度はナイフとフォークでソーセージを細かく切っている。
細かすぎてチャーハンの具材みたいになってる。
わたしは朝食を食べながら引き続きぼんやりとクロコダイルを眺める。
するどい三白眼。
顔を横断する傷痕。
薄い唇。
太い首。
逞しい胸板。
がっちりした二の腕。
節くれだった指先。
そして…
「おいカズヤ」
「…!なにかしら」
「なに凝視してやがる」
「気づいていたの?」
「それだけ見られていりゃあな」
「今日もクロコダイルはかっこいいなあって思って」
「そうかよ。てめえは目の下にクマができているな」
「そりゃ一晩中起きていたからね」
「さっさと飯食って寝ろ」
「そうさせてもらうわ。クロコダイルも手悪戯してないで食べなさいよ」
「そうだな…」
静かな食堂で2人、もそもそと朝食を食べる。
ダズは意外と料理がうまいのだ。この朝食もとても美味しい。
パンの焼き加減も、ソーセージの火の通り方も、スクランブルエッグの柔らかさも、すべてがベストだ。
「美味しいわね」
「そうだな」
「クロコダイル、あとでダズを褒めておいてよ」
「なぜおれが」
「わたしはこの後寝てしまうから」
「なら起きた後自分で言え」
「もう…まあいいわ、そうする」
「カズヤ、今日の予定は?」
「昼まで寝て、その後は夜まで見張り」
「そうか」
「ていうか知ってるでしょ、わたしの予定くらい」
「一応聞いただけだ」
「さて、ごちそうさまでした」
「食器はおれが片付けるからそのままでいい」
「そう?ありがとう。それじゃあおねがいします」
「カズヤ」
「なに?」
「寝る前に必要なことがあるだろう」
「はいはい。おやすみなさいクロコダイル」
「それじゃねえ」
「わかってるわよ」
ぎろりと睨みながらかわいいことを強請るクロコダイルにキスを一つ。
満足そうな顔の彼を後にして部屋へと戻る。
着替えてベッドへダイブ。
ああ眠い。昼に起きられるだろうか?
まあ、起きられなくてもクロコダイルが起こしてくれるだろう。
ゆっくりと瞼が落ちた。
昨晩見張り当番だったわたしは眠い目をこすりながらダズと見張りを交代する。
その足で自室へと戻りクロコダイルを起こす。
「クロコダイル、起きて」
「……なんだ」
「なんだじゃないわよ。朝よ」
「そうか…」
むくりと起き上がるクロコダイル。
わたしは欠伸を噛み殺しながらクロコダイルが着替え終えるのを待つ。
それから2人で連れだって食堂に行く。
食堂にはダズが用意しておいてくれた朝食が湯気を立てている。
「いただきまーす」
「…」
クロコダイルはまだ眠いのかフォークでスクランブルエッグをこれでもかとぐりぐりしている。
あんまり潰しすぎていり卵みたいになっちゃてるけど。
「ねえ、クロコダイル」
「なんだ」
「それ以上細かくならないと思うわよ」
「なにがだ」
無意識だったのか。今度はナイフとフォークでソーセージを細かく切っている。
細かすぎてチャーハンの具材みたいになってる。
わたしは朝食を食べながら引き続きぼんやりとクロコダイルを眺める。
するどい三白眼。
顔を横断する傷痕。
薄い唇。
太い首。
逞しい胸板。
がっちりした二の腕。
節くれだった指先。
そして…
「おいカズヤ」
「…!なにかしら」
「なに凝視してやがる」
「気づいていたの?」
「それだけ見られていりゃあな」
「今日もクロコダイルはかっこいいなあって思って」
「そうかよ。てめえは目の下にクマができているな」
「そりゃ一晩中起きていたからね」
「さっさと飯食って寝ろ」
「そうさせてもらうわ。クロコダイルも手悪戯してないで食べなさいよ」
「そうだな…」
静かな食堂で2人、もそもそと朝食を食べる。
ダズは意外と料理がうまいのだ。この朝食もとても美味しい。
パンの焼き加減も、ソーセージの火の通り方も、スクランブルエッグの柔らかさも、すべてがベストだ。
「美味しいわね」
「そうだな」
「クロコダイル、あとでダズを褒めておいてよ」
「なぜおれが」
「わたしはこの後寝てしまうから」
「なら起きた後自分で言え」
「もう…まあいいわ、そうする」
「カズヤ、今日の予定は?」
「昼まで寝て、その後は夜まで見張り」
「そうか」
「ていうか知ってるでしょ、わたしの予定くらい」
「一応聞いただけだ」
「さて、ごちそうさまでした」
「食器はおれが片付けるからそのままでいい」
「そう?ありがとう。それじゃあおねがいします」
「カズヤ」
「なに?」
「寝る前に必要なことがあるだろう」
「はいはい。おやすみなさいクロコダイル」
「それじゃねえ」
「わかってるわよ」
ぎろりと睨みながらかわいいことを強請るクロコダイルにキスを一つ。
満足そうな顔の彼を後にして部屋へと戻る。
着替えてベッドへダイブ。
ああ眠い。昼に起きられるだろうか?
まあ、起きられなくてもクロコダイルが起こしてくれるだろう。
ゆっくりと瞼が落ちた。