with you
お名前をどうぞ、レディ
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「ねえ、クロコダイル。このケーキ一口食べる?」
「いらねえ」
「愛想が無いのね」
「カズヤ、おれが甘いもの嫌いなのは知ってるだろうが」
そう言ってわざとらしくため息を漏らすクロコダイル。
私の目の前にはイチゴのショートケーキとチーズケーキ、アップルパイ、タルト、さらにスフレ。
「それならなぜこんなにたくさんのケーキを買ってきたのよ」
「お前、いつもケーキ一つじゃ物足りねえと文句言うじゃねえか」
「まあ、それはそうなんだけど」
「めんどくせえ女だな」
再びため息。
でもそんな笑顔でため息をついて見せたって愛おしいだけよ。
「ふふ、ありがとう」
「ふん。わかったら黙って食え」
それならお言葉に甘えていただくとしよう。
「ん、美味しい」
「そりゃあ良かった」
「ありがとうね」
再度お礼を言えばクロコダイルは満足そうに口角を上げた。
彼の手にはブラックコーヒー。
いつも思うけどよくブラックで飲めると思う。
苦いのが苦手なわたしには決して無理だ。
「ねえ、そのコーヒー美味しい?」
「ああ」
「よく何も入れずに飲めるわね」
「カズヤの味覚がお子様なんだろ」
「悔しいけど否定できないわ」
確かにわたしは苦いの苦手だし甘いもの大好きだし。
「それだけ甘いものを食べててよく太らねえな」
「毎日鍛錬してるからね」
海軍を抜けた今でも、基礎トレーニングは欠かさず行っている。
そうしないとあっという間に体がなまってしまい、いざ戦闘になった時に戦えない。
「クロコダイルは鍛錬してないの?よくその体をキープできるわね」
「てめえが見てない時にしている」
「そうだったんだ。気づかなかったわ」
「能力に頼り切るわけにはいかないからな」
そうなのだ。
クロコダイルは能力者にも関わらず体術もなかなかの腕前だ。
海軍時代から一度だって勝てたことはない。
能力者で体術もできて覇気も使えて…本当に隙のない男だ。
「クロコダイルにも少しは弱点とかあったら可愛らしいのに」
「強いて言うなら水が弱点だろう」
「そうじゃなくて…なんかチャームポイント的な?」
「おれにそんなものは必要ない」
「まあ、確かにあったらあったでドン引くかもだけど。
ていうか想像したら気持ち悪い」
「下らねえこと想像してんじゃねえよ」
「ふふ、ごめんなさいね」
さて、しゃべっている間にもケーキは着実になくなっていく。
結構量があるかと思ったけど実際にはそうでもなかったわね。
「…本当に全部食べるとは思わなかったんだがな」
「え?そう?意外と入るもんよ」
眉間にしわを寄せて苦笑するクロコダイル。
確かにちょっと食べすぎちゃったかな。
「あなたがわたしを甘やかすからいけないのよ」
「人のせいにするんじゃねえよ」
くすくすと笑って見せればクロコダイルの眉間のしわが深くなった。
もしかしたら眉間のしわがチャームポイントなのかもね。
さて、お茶会はここまでにしよう。
一人で舵を切っているダズと代わってあげなくては。
「ごちそうさまでした」
「ふん。さっさと片付けて仕事しやがれ」
ケーキの箱と、空になったコーヒーカップを回収し操舵室へ向かう。
たまにはこんなのんびりしたお茶会も良いかもね。
「いらねえ」
「愛想が無いのね」
「カズヤ、おれが甘いもの嫌いなのは知ってるだろうが」
そう言ってわざとらしくため息を漏らすクロコダイル。
私の目の前にはイチゴのショートケーキとチーズケーキ、アップルパイ、タルト、さらにスフレ。
「それならなぜこんなにたくさんのケーキを買ってきたのよ」
「お前、いつもケーキ一つじゃ物足りねえと文句言うじゃねえか」
「まあ、それはそうなんだけど」
「めんどくせえ女だな」
再びため息。
でもそんな笑顔でため息をついて見せたって愛おしいだけよ。
「ふふ、ありがとう」
「ふん。わかったら黙って食え」
それならお言葉に甘えていただくとしよう。
「ん、美味しい」
「そりゃあ良かった」
「ありがとうね」
再度お礼を言えばクロコダイルは満足そうに口角を上げた。
彼の手にはブラックコーヒー。
いつも思うけどよくブラックで飲めると思う。
苦いのが苦手なわたしには決して無理だ。
「ねえ、そのコーヒー美味しい?」
「ああ」
「よく何も入れずに飲めるわね」
「カズヤの味覚がお子様なんだろ」
「悔しいけど否定できないわ」
確かにわたしは苦いの苦手だし甘いもの大好きだし。
「それだけ甘いものを食べててよく太らねえな」
「毎日鍛錬してるからね」
海軍を抜けた今でも、基礎トレーニングは欠かさず行っている。
そうしないとあっという間に体がなまってしまい、いざ戦闘になった時に戦えない。
「クロコダイルは鍛錬してないの?よくその体をキープできるわね」
「てめえが見てない時にしている」
「そうだったんだ。気づかなかったわ」
「能力に頼り切るわけにはいかないからな」
そうなのだ。
クロコダイルは能力者にも関わらず体術もなかなかの腕前だ。
海軍時代から一度だって勝てたことはない。
能力者で体術もできて覇気も使えて…本当に隙のない男だ。
「クロコダイルにも少しは弱点とかあったら可愛らしいのに」
「強いて言うなら水が弱点だろう」
「そうじゃなくて…なんかチャームポイント的な?」
「おれにそんなものは必要ない」
「まあ、確かにあったらあったでドン引くかもだけど。
ていうか想像したら気持ち悪い」
「下らねえこと想像してんじゃねえよ」
「ふふ、ごめんなさいね」
さて、しゃべっている間にもケーキは着実になくなっていく。
結構量があるかと思ったけど実際にはそうでもなかったわね。
「…本当に全部食べるとは思わなかったんだがな」
「え?そう?意外と入るもんよ」
眉間にしわを寄せて苦笑するクロコダイル。
確かにちょっと食べすぎちゃったかな。
「あなたがわたしを甘やかすからいけないのよ」
「人のせいにするんじゃねえよ」
くすくすと笑って見せればクロコダイルの眉間のしわが深くなった。
もしかしたら眉間のしわがチャームポイントなのかもね。
さて、お茶会はここまでにしよう。
一人で舵を切っているダズと代わってあげなくては。
「ごちそうさまでした」
「ふん。さっさと片付けて仕事しやがれ」
ケーキの箱と、空になったコーヒーカップを回収し操舵室へ向かう。
たまにはこんなのんびりしたお茶会も良いかもね。