with you
お名前をどうぞ、レディ
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「おい、カズヤ」
「はあい」
「側にいろ」
「いるわよ」
「ずっとだ」
「ずっといるわ」
「もっとだ」
「はいはい」
いつもより甘えん坊のクロコダイル。
どういうことかと言えば、彼はベロンベロンに酔っ払っている。
もともとお酒にはかなり強くて、どれだけ飲んでも大して変わらないんだけど…
それが焼酎、ウォッカ、ワインとちゃんぽんにして既になん瓶開けたやら。
顔色は全然変わらないのに言動が甘えん坊になっている。
「おいカズヤ」
「なにかしら」
「もう二度と離さねえ」
「お願いね」
先ほどから膝の間にわたしを座らせて後ろから抱きしめて離さない。
こんなにくっついているのに彼は何が嫌なのか
「側にいろ」
「離さない」
と繰り返している。
やれやれ。
これはクロコダイルが寝落ちするまで続くのだろう。
もちろん嫌なんてことはないけど…
「カズヤ」
「はあい」
「何を考えているんだ」
「あなたのことよ」
「当然だな」
「ええ、クロコダイルのこと以外考えられないわ」
まったく。
この状態であなたのこと以外考えられるわけないじゃない。
「なあ、カズヤ」
「なに?」
「おれがお前を海に連れ出したことを恨んでいるか」
は…?
何を今更…
「そんなことあるわけないでしょう。
わたしは望んであなたについてきたのよ。
それ以外の道はわたしにはありえないの。
今もこれからも永遠によ」
「そうか」
「そうよ」
クロコダイルは満足気にわたしの首筋に顔をうずめ軽く噛み付く。
「カズヤは美味いな」
「毒なのよ」
「おれは毒を食らっちまったのか」
「ええ、そうよ。
あなたは永遠にわたしという毒を摂取しないと死んでしまうの」
くるりと振り向いてクロコダイルにしがみついた。
まったく。
わたしはあなたに望んでついてきたし、一度わたしを食らった以上、あなたもわたしを手放せないのよ。
「ふふ、離さない」
「それはおれのセリフだ」
わたしたちは望んで互いに依存し合う。
だからね?
もう離さないし離れない。
「頭が痛え」
「あれだけ飲めばね」
「水」
「どうぞ」
「毒入りか?」
ふふ、あれだけ酔っ払っていたのに覚えていたのね。
「もちろん」
「クハハ、飲み干してやるよ」
「他にある?」
「いいや、ねえな」
彼は望んでわたしという毒を飲み干す。
「はあい」
「側にいろ」
「いるわよ」
「ずっとだ」
「ずっといるわ」
「もっとだ」
「はいはい」
いつもより甘えん坊のクロコダイル。
どういうことかと言えば、彼はベロンベロンに酔っ払っている。
もともとお酒にはかなり強くて、どれだけ飲んでも大して変わらないんだけど…
それが焼酎、ウォッカ、ワインとちゃんぽんにして既になん瓶開けたやら。
顔色は全然変わらないのに言動が甘えん坊になっている。
「おいカズヤ」
「なにかしら」
「もう二度と離さねえ」
「お願いね」
先ほどから膝の間にわたしを座らせて後ろから抱きしめて離さない。
こんなにくっついているのに彼は何が嫌なのか
「側にいろ」
「離さない」
と繰り返している。
やれやれ。
これはクロコダイルが寝落ちするまで続くのだろう。
もちろん嫌なんてことはないけど…
「カズヤ」
「はあい」
「何を考えているんだ」
「あなたのことよ」
「当然だな」
「ええ、クロコダイルのこと以外考えられないわ」
まったく。
この状態であなたのこと以外考えられるわけないじゃない。
「なあ、カズヤ」
「なに?」
「おれがお前を海に連れ出したことを恨んでいるか」
は…?
何を今更…
「そんなことあるわけないでしょう。
わたしは望んであなたについてきたのよ。
それ以外の道はわたしにはありえないの。
今もこれからも永遠によ」
「そうか」
「そうよ」
クロコダイルは満足気にわたしの首筋に顔をうずめ軽く噛み付く。
「カズヤは美味いな」
「毒なのよ」
「おれは毒を食らっちまったのか」
「ええ、そうよ。
あなたは永遠にわたしという毒を摂取しないと死んでしまうの」
くるりと振り向いてクロコダイルにしがみついた。
まったく。
わたしはあなたに望んでついてきたし、一度わたしを食らった以上、あなたもわたしを手放せないのよ。
「ふふ、離さない」
「それはおれのセリフだ」
わたしたちは望んで互いに依存し合う。
だからね?
もう離さないし離れない。
「頭が痛え」
「あれだけ飲めばね」
「水」
「どうぞ」
「毒入りか?」
ふふ、あれだけ酔っ払っていたのに覚えていたのね。
「もちろん」
「クハハ、飲み干してやるよ」
「他にある?」
「いいや、ねえな」
彼は望んでわたしという毒を飲み干す。