with you
お名前をどうぞ、レディ
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「カズヤさん」
「おい、カズヤ」
「はあい、カズヤ」
「よお、カズヤちゃん」
「こら、カズヤ!」
わたしを呼ぶ懐かしい声。
もう永遠に呼ばれないであろう彼ら彼女らの声。
…夢?
気がつくとそこはいつもの船室のベッドだった。
隣ではクロコダイルが眠っている。
上半身を起こし、ため息をついて頭を抑える。
懐かしい声に呼ばれた気がした。
彼ら彼女らの顔が頭に浮かぶ。
いつも一緒にいて、わたしに笑いかけてくれていた面々。
彼ら彼女らのことがわたしは大好きだったし、彼ら彼女らもわたしのことを好きでいてくれていたと思う。
今はもう、遥か遠くにいる人々。
「夢、か」
なんで今更あんな夢を見たのだろう。
わたしは自分で選んで今の道を歩いてる。
後悔なんてしない。今までもこれからも。
懐かしくないなんて言ったら嘘になる。
愛すべき日々だったことは間違いない。
それでも、わたしは振り返る訳にはいかないんだ。
クロコダイルが寝返りを打ち彼の右手がわたしの脚に乗る。
その手をそっと撫でた。
「あなたについてきたことは間違いなんかじゃないわ」
それだけが真実だから。
もそもそとクロコダイルの腕に収まる。
さあ寝よう。きっと今度は夢なんて見ない。
「おい、カズヤ」
「はあい、カズヤ」
「よお、カズヤちゃん」
「こら、カズヤ!」
わたしを呼ぶ懐かしい声。
もう永遠に呼ばれないであろう彼ら彼女らの声。
…夢?
気がつくとそこはいつもの船室のベッドだった。
隣ではクロコダイルが眠っている。
上半身を起こし、ため息をついて頭を抑える。
懐かしい声に呼ばれた気がした。
彼ら彼女らの顔が頭に浮かぶ。
いつも一緒にいて、わたしに笑いかけてくれていた面々。
彼ら彼女らのことがわたしは大好きだったし、彼ら彼女らもわたしのことを好きでいてくれていたと思う。
今はもう、遥か遠くにいる人々。
「夢、か」
なんで今更あんな夢を見たのだろう。
わたしは自分で選んで今の道を歩いてる。
後悔なんてしない。今までもこれからも。
懐かしくないなんて言ったら嘘になる。
愛すべき日々だったことは間違いない。
それでも、わたしは振り返る訳にはいかないんだ。
クロコダイルが寝返りを打ち彼の右手がわたしの脚に乗る。
その手をそっと撫でた。
「あなたについてきたことは間違いなんかじゃないわ」
それだけが真実だから。
もそもそとクロコダイルの腕に収まる。
さあ寝よう。きっと今度は夢なんて見ない。