with you
お名前をどうぞ、レディ
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襲いくる海賊をばたばたと蹴り倒す。
「カズヤ!そっちに行ったぞ」
「オッケー、ダズ」
クロコダイルには敵わないと悟った海賊たちはそれでも一矢くらわそうと
わたしやダズを狙ってくる。
それでやられるわけでもないのだけど。
「やれやれ。これで全員かしらね」
ようやく戦いを終えて一息つく。
甲板の端ではダズが倒れた海賊を海に放り込んでいる。
そしてわたしの視界はクロコダイルに占められる。
「怪我はねえか」
「大丈夫よ。クロコダイルは?」
「してると思うか?」
「ふふ、思わない」
クロコダイルはわたしの頭を撫でて満足げに微笑む。
「戦利品の仕分けでもするか」
3人で敵船から奪った戦利品を覗き込む。
食料は残念ながそう多くなかったが、代わりに金品が多い。
「へえ。女の人いなかったのに、装飾品も多いですね」
「どこかから奪ったんじゃねえのか?」
「おい、カズヤ。これ、着けてみろ」
クロコダイルから差し出されたのはシンプルなシルバーのブレスレット。
細いチェーンに薄い水色の宝石がぶら下がっている。
「きれいね」
「これも着けろ」
あれも
これも
そうしてわたしは一部の隙もない位に装飾される。
「…邪魔ね」
「ちったあ色気のあることが言えねえのか」
「似合いますか?」
「ああ。きれいだ」
「それって宝石の話?」
「カズヤの話だ」
そう言ってクロコダイルはニヤリと笑う。
ずるいなあ。
そうやって唐突にわたしを喜ばせる。
「着飾っているのは好き?」
「嫌いじゃねえな」
だが…
そうして彼はわたしから装飾品を一つ一つ外していく。
「クロコダイル?」
「てめえはおれが選んだもので着飾るべきだ」
?
意味がわからなくて首をかしげるわたしを、クロコダイルが抱き寄せる。
「こんなどこの誰が選んだかもわからねえ装飾品でてめえは飾れねえってこった」
自分が選んだもの以外でわたしが着飾るのが気に入らないってことかしら。
わがままな人ね。
「本当なら戦いですら不愉快だってのに」
他の男と触れ合うのがそんなに不愉快?
「ましてや着飾るなんて許さねえ」
自分で渡したくせに。
「独占欲が強いのね」
「嫌か?」
「まさか」
そう。まさか。
わたしを縛るあなたの気持ちが嬉しい。
それくらいわたしはあなたにおぼれてる。
それくらい知ってるでしょう?
「カズヤ!そっちに行ったぞ」
「オッケー、ダズ」
クロコダイルには敵わないと悟った海賊たちはそれでも一矢くらわそうと
わたしやダズを狙ってくる。
それでやられるわけでもないのだけど。
「やれやれ。これで全員かしらね」
ようやく戦いを終えて一息つく。
甲板の端ではダズが倒れた海賊を海に放り込んでいる。
そしてわたしの視界はクロコダイルに占められる。
「怪我はねえか」
「大丈夫よ。クロコダイルは?」
「してると思うか?」
「ふふ、思わない」
クロコダイルはわたしの頭を撫でて満足げに微笑む。
「戦利品の仕分けでもするか」
3人で敵船から奪った戦利品を覗き込む。
食料は残念ながそう多くなかったが、代わりに金品が多い。
「へえ。女の人いなかったのに、装飾品も多いですね」
「どこかから奪ったんじゃねえのか?」
「おい、カズヤ。これ、着けてみろ」
クロコダイルから差し出されたのはシンプルなシルバーのブレスレット。
細いチェーンに薄い水色の宝石がぶら下がっている。
「きれいね」
「これも着けろ」
あれも
これも
そうしてわたしは一部の隙もない位に装飾される。
「…邪魔ね」
「ちったあ色気のあることが言えねえのか」
「似合いますか?」
「ああ。きれいだ」
「それって宝石の話?」
「カズヤの話だ」
そう言ってクロコダイルはニヤリと笑う。
ずるいなあ。
そうやって唐突にわたしを喜ばせる。
「着飾っているのは好き?」
「嫌いじゃねえな」
だが…
そうして彼はわたしから装飾品を一つ一つ外していく。
「クロコダイル?」
「てめえはおれが選んだもので着飾るべきだ」
?
意味がわからなくて首をかしげるわたしを、クロコダイルが抱き寄せる。
「こんなどこの誰が選んだかもわからねえ装飾品でてめえは飾れねえってこった」
自分が選んだもの以外でわたしが着飾るのが気に入らないってことかしら。
わがままな人ね。
「本当なら戦いですら不愉快だってのに」
他の男と触れ合うのがそんなに不愉快?
「ましてや着飾るなんて許さねえ」
自分で渡したくせに。
「独占欲が強いのね」
「嫌か?」
「まさか」
そう。まさか。
わたしを縛るあなたの気持ちが嬉しい。
それくらいわたしはあなたにおぼれてる。
それくらい知ってるでしょう?