with you
お名前をどうぞ、レディ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「よお、よおカズヤちゃん!!
久しぶりじゃねえの!!!?」
「おい、カズヤ。この間の資料どうなった」
「ちゃんと目を通しておきましたよ。
一部修正が必要な個所は僭越ながらわたくしにて修正いたしました。
もうセンゴク元帥に出してしまいますよ?」
「ああ、助かる」
ある日のマリンフォード。
わたしとサー・クロコダイルは歩きながら数時間後に予定されている
七武海の会議用資料のやり取りをしていた。
サー・クロコダイルは毎回きちんと報告を上げてくれるから助かる。
どこぞかのケムリンとは大違いだ。
若干内容が小奇麗すぎるのが胡散臭いが突っ込むのも面倒なのでスルーを決め込んでいる。
「なに、普通に無視してくれちゃってんの!?」
「サー・クロコダイル。この資料、会議前に目を通しておいてください」
「めんどくせえ」
「あなたじゃなきゃダメなんです」
「しょうがないな」
「サー・クロコダイル…。ちょろすぎますよ」
「……」
二人でのどかに廊下を歩きながら仕事をする。
ああ、平和だ。
海賊と海軍が並んで歩いて平和も何もないけど平和だ。
今は仕事。
仕事仕事仕事。
そう自分に言い聞かせてサー・クロコダイルと肩を並べている。
「あ、鷹の目」
「カズヤにクロコダイルか。久しいな」
「鷹の目こそ、招集に応じるなんて珍しいですね」
「暇つぶしだ」
「そうですか。じゃあこれ、会議前に目を通しておいてください」
鷹の目に資料を渡す。
どうせ読まないだろうけど、渡しておくことが大事なのだ。
「ところで」
寡黙な鷹の目が珍しく話題を振ってきた。
「カズヤとクロコダイルの後ろに奇怪なピンクの物体が見えるのだが」
「幻覚だ。忘れろ」
あえてスルーを貫いていたピンクの物体に対して
鷹の目が突っ込んだ。
しかしクロコダイルに一蹴される。
「そうか。邪魔をしたな」
鷹の目も鷹の目ですんなり引き下がる。
いいのかそれで。
鷹の目は会議資料を片手にすたすたとあてがわれた部屋へ戻っていった。
「おとなしくて、わがままも言わず、いいことね」
「まったくだ。どこぞかの脳内ピンク野郎とは大違いだぜ」
「クロコダイル!!!!てんめえ気が付いてて無視してやがったな!!!?」
「サー・クロコダイル。バカがうつりますよ」
せっかく無視していたのが水の泡だ。
わたしはこの男、いやこの生き物が苦手なのだ。
うっとおしい原色に身を包み、いつもニタニタと底知れない。
こいつは近づいてはならない。
そこらの海賊(サー・クロコダイル含む)とはちょっと違った…
革命家とも違う何か碌でもないことをたくらんでいそうだ。
「カズヤちゃん、バカがうつるとかひどいんじゃねえの?
おれがバカだとでも言いたいわけ?」
「失礼。ドンキホーテ・ドフラミンゴ。
サー・クロコダイル、胡散臭いのがうつるといけないからとっとと会議室へ行くわよ」
「ああ同意だ」
「今日の会議室は第5会議室よ」
「ああ?第3じゃなかったのか」
「別件が入ってしまったから変更になったの」
「事前連絡ぐらいしろ」
「昨晩電話したわよ。秘書の方に伝えたわ。
あ、入れ違いになってしまったのね。
でもまあ他の人とは直接会話できたからたぶん大丈夫。
だいたい来ないしね」
「おおい!!!!おれ、それ聞いてねえよ!?」
「ふん。今度からはおれにも直接言え」
そんなことで不機嫌になるだなんて。
天下の七武海がかわいらしいのね。
「ごめんなさい。以後気をつけますわ。
でも、サー・クロコダイルはいつも会議前にお会いするから」
「それとこれとは別だ」
あははうふふとサー・クロコダイルと花畑を繰り広げている様に、ようやく原色の鳥が静かになった。
と思ったら気のせいだった。
「ふっふっふっ。いつまでもおれ様を無視できると思うなよお?」
あーうるさい。
ちょうど到着した会議室の扉を開ければ、すでにクマとジンベイが着席している。
サー・クロコダイルを中に入れて扉を閉めようとする。
「ちょっカズヤちゃんっ!!!?痛いんですけど!!!?」
「サー・クロコダイル、適当に座ってちょうだい。後は鷹の目がくれば揃うから
すぐに元帥とおツルさんを呼ぶわ」
「ああ」
扉を閉めようとするが異物が挟まっていて閉まらない。
扉の隙間を蹴り飛ばして、こんどこそきちんと閉める。
今日日の扉は蹴らないと閉まらないなんて、まったく不便だ。
クルリと部屋の中へ向き直る。
「「……」」
クマは一瞬顔を向けたが、すぐに手元の聖書へ目を落とす。
ジンベイも一瞬目が合ったが、高速で逸らされた。失礼ね。
デンデン虫でセンゴク元帥とおツルさん、鷹の目へ連絡を入れる。
おツルさんと鷹の目が来たのは5分後。
2人とも部屋の前でめそめそする奇怪な鳥を見たそうだが、気のせいだと伝えてご理解いただいた。
元帥が到着して不愉快な鳥をわたしが再度蹴りだすのは、さらにその5分後の話。
久しぶりじゃねえの!!!?」
「おい、カズヤ。この間の資料どうなった」
「ちゃんと目を通しておきましたよ。
一部修正が必要な個所は僭越ながらわたくしにて修正いたしました。
もうセンゴク元帥に出してしまいますよ?」
「ああ、助かる」
ある日のマリンフォード。
わたしとサー・クロコダイルは歩きながら数時間後に予定されている
七武海の会議用資料のやり取りをしていた。
サー・クロコダイルは毎回きちんと報告を上げてくれるから助かる。
どこぞかのケムリンとは大違いだ。
若干内容が小奇麗すぎるのが胡散臭いが突っ込むのも面倒なのでスルーを決め込んでいる。
「なに、普通に無視してくれちゃってんの!?」
「サー・クロコダイル。この資料、会議前に目を通しておいてください」
「めんどくせえ」
「あなたじゃなきゃダメなんです」
「しょうがないな」
「サー・クロコダイル…。ちょろすぎますよ」
「……」
二人でのどかに廊下を歩きながら仕事をする。
ああ、平和だ。
海賊と海軍が並んで歩いて平和も何もないけど平和だ。
今は仕事。
仕事仕事仕事。
そう自分に言い聞かせてサー・クロコダイルと肩を並べている。
「あ、鷹の目」
「カズヤにクロコダイルか。久しいな」
「鷹の目こそ、招集に応じるなんて珍しいですね」
「暇つぶしだ」
「そうですか。じゃあこれ、会議前に目を通しておいてください」
鷹の目に資料を渡す。
どうせ読まないだろうけど、渡しておくことが大事なのだ。
「ところで」
寡黙な鷹の目が珍しく話題を振ってきた。
「カズヤとクロコダイルの後ろに奇怪なピンクの物体が見えるのだが」
「幻覚だ。忘れろ」
あえてスルーを貫いていたピンクの物体に対して
鷹の目が突っ込んだ。
しかしクロコダイルに一蹴される。
「そうか。邪魔をしたな」
鷹の目も鷹の目ですんなり引き下がる。
いいのかそれで。
鷹の目は会議資料を片手にすたすたとあてがわれた部屋へ戻っていった。
「おとなしくて、わがままも言わず、いいことね」
「まったくだ。どこぞかの脳内ピンク野郎とは大違いだぜ」
「クロコダイル!!!!てんめえ気が付いてて無視してやがったな!!!?」
「サー・クロコダイル。バカがうつりますよ」
せっかく無視していたのが水の泡だ。
わたしはこの男、いやこの生き物が苦手なのだ。
うっとおしい原色に身を包み、いつもニタニタと底知れない。
こいつは近づいてはならない。
そこらの海賊(サー・クロコダイル含む)とはちょっと違った…
革命家とも違う何か碌でもないことをたくらんでいそうだ。
「カズヤちゃん、バカがうつるとかひどいんじゃねえの?
おれがバカだとでも言いたいわけ?」
「失礼。ドンキホーテ・ドフラミンゴ。
サー・クロコダイル、胡散臭いのがうつるといけないからとっとと会議室へ行くわよ」
「ああ同意だ」
「今日の会議室は第5会議室よ」
「ああ?第3じゃなかったのか」
「別件が入ってしまったから変更になったの」
「事前連絡ぐらいしろ」
「昨晩電話したわよ。秘書の方に伝えたわ。
あ、入れ違いになってしまったのね。
でもまあ他の人とは直接会話できたからたぶん大丈夫。
だいたい来ないしね」
「おおい!!!!おれ、それ聞いてねえよ!?」
「ふん。今度からはおれにも直接言え」
そんなことで不機嫌になるだなんて。
天下の七武海がかわいらしいのね。
「ごめんなさい。以後気をつけますわ。
でも、サー・クロコダイルはいつも会議前にお会いするから」
「それとこれとは別だ」
あははうふふとサー・クロコダイルと花畑を繰り広げている様に、ようやく原色の鳥が静かになった。
と思ったら気のせいだった。
「ふっふっふっ。いつまでもおれ様を無視できると思うなよお?」
あーうるさい。
ちょうど到着した会議室の扉を開ければ、すでにクマとジンベイが着席している。
サー・クロコダイルを中に入れて扉を閉めようとする。
「ちょっカズヤちゃんっ!!!?痛いんですけど!!!?」
「サー・クロコダイル、適当に座ってちょうだい。後は鷹の目がくれば揃うから
すぐに元帥とおツルさんを呼ぶわ」
「ああ」
扉を閉めようとするが異物が挟まっていて閉まらない。
扉の隙間を蹴り飛ばして、こんどこそきちんと閉める。
今日日の扉は蹴らないと閉まらないなんて、まったく不便だ。
クルリと部屋の中へ向き直る。
「「……」」
クマは一瞬顔を向けたが、すぐに手元の聖書へ目を落とす。
ジンベイも一瞬目が合ったが、高速で逸らされた。失礼ね。
デンデン虫でセンゴク元帥とおツルさん、鷹の目へ連絡を入れる。
おツルさんと鷹の目が来たのは5分後。
2人とも部屋の前でめそめそする奇怪な鳥を見たそうだが、気のせいだと伝えてご理解いただいた。
元帥が到着して不愉快な鳥をわたしが再度蹴りだすのは、さらにその5分後の話。