with you
お名前をどうぞ、レディ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
わたしの手元には小さなダイスがいくつか転がっている。
ころりと転がしたらすべての目が「1」だった。
「どう思う?」
「何がだ」
その様子を横目に見ていたクロコダイルに問うてみる。
彼はいぶかしげに眼を細めた。
「全部「1」」
「珍しいな」
「それだけ?」
「他に何がある」
そうね…
特に明確な答えを求めていたわけでもないので、しばし考えてみる。
「ハートのエース」
ふと思いついたことを言ってみた。
クロコダイルは返事の代わりに紫煙を吐きだす。
「ハート?」
「ええ」
もう一回、ダイスを振ると今度はてんでばらばらの数字が出た。
「このダイスの出た目が、わたしのあなたへの愛よ」
「てめえは、何万回それを振る気だ?」
クハハ
クロコダイルの笑い声が部屋に響く。
そうね。
きっと万回じゃ、事足りない。
そう答えて、わたしは再度、愛を投げた。
ころりと転がしたらすべての目が「1」だった。
「どう思う?」
「何がだ」
その様子を横目に見ていたクロコダイルに問うてみる。
彼はいぶかしげに眼を細めた。
「全部「1」」
「珍しいな」
「それだけ?」
「他に何がある」
そうね…
特に明確な答えを求めていたわけでもないので、しばし考えてみる。
「ハートのエース」
ふと思いついたことを言ってみた。
クロコダイルは返事の代わりに紫煙を吐きだす。
「ハート?」
「ええ」
もう一回、ダイスを振ると今度はてんでばらばらの数字が出た。
「このダイスの出た目が、わたしのあなたへの愛よ」
「てめえは、何万回それを振る気だ?」
クハハ
クロコダイルの笑い声が部屋に響く。
そうね。
きっと万回じゃ、事足りない。
そう答えて、わたしは再度、愛を投げた。