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お名前をどうぞ、レディ
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夜半、ふと目が覚めた。
冷たい空気に体が震える。
おかしいな。クロコダイルが隣に寝ていたはずなのに。
起き上がってベッドを見れば、こちらに背を向けて、端の方に眠るクロコダイルがいた。
お互いに、寝返りを打つ内に離れてしまったのだろう。
布団からはみ出るクロコダイルに、そっと布団をかけ直す。
自分も同じ布団に潜り込んで、そっとその身をクロコダイルに寄せる。
いかつくて、凶悪で、残虐な背中。
広くて、温かくて優しい背中。
目をつむり、寝直そうとすると突然クロコダイルが振り向いた。
「危ねえだろうが」
半身を起こしわたしをコロリと180度、回転させる。
転がされたわたしを、クロコダイルはそっと後ろから抱きしめる。
「起こしてしまったかしら」
「ベッドの縁で後ろから押されたら起きるだろうが」
「ふふ、そうね。ごめんなさい」
先ほどとは逆に、わたしが後ろからクロコダイルに抱きしめられている。
残忍で血まみれの腕。
優しく抱きしめる温かい腕。
「とっとと寝ろ」
「承知いたしました」
素直に目をつむる。
クロコダイルの唇が、そっとわたしの髪に触れる感触に幸せと、安心で心がゆっくりとほどけていく。
「おやすみなさい、クロコダイル」
応えるように、そっとクロコダイルの手を取り人差し指に唇を寄せた。
返事の代わりに、髪をくしゃりとなでられる。
あなたが穏やかに眠れますように。
おやすみなさい、クロコダイル。
冷たい空気に体が震える。
おかしいな。クロコダイルが隣に寝ていたはずなのに。
起き上がってベッドを見れば、こちらに背を向けて、端の方に眠るクロコダイルがいた。
お互いに、寝返りを打つ内に離れてしまったのだろう。
布団からはみ出るクロコダイルに、そっと布団をかけ直す。
自分も同じ布団に潜り込んで、そっとその身をクロコダイルに寄せる。
いかつくて、凶悪で、残虐な背中。
広くて、温かくて優しい背中。
目をつむり、寝直そうとすると突然クロコダイルが振り向いた。
「危ねえだろうが」
半身を起こしわたしをコロリと180度、回転させる。
転がされたわたしを、クロコダイルはそっと後ろから抱きしめる。
「起こしてしまったかしら」
「ベッドの縁で後ろから押されたら起きるだろうが」
「ふふ、そうね。ごめんなさい」
先ほどとは逆に、わたしが後ろからクロコダイルに抱きしめられている。
残忍で血まみれの腕。
優しく抱きしめる温かい腕。
「とっとと寝ろ」
「承知いたしました」
素直に目をつむる。
クロコダイルの唇が、そっとわたしの髪に触れる感触に幸せと、安心で心がゆっくりとほどけていく。
「おやすみなさい、クロコダイル」
応えるように、そっとクロコダイルの手を取り人差し指に唇を寄せた。
返事の代わりに、髪をくしゃりとなでられる。
あなたが穏やかに眠れますように。
おやすみなさい、クロコダイル。