with you
お名前をどうぞ、レディ
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「クロコダイル」
「なんだ」
「呼んでみただけよ」
クロコダイルはわずかに眉をしかめた後に、左手を伸ばしてコツンとわたしの頭に触れる。
潮風がわたしの髪と彼のコートをたなびかせた。
「後悔してるか」
海軍を裏切ったことを
「まさか」
わたしははなから海軍に味方していたつもりはない。
それでもわたしが海軍に所属していて、さらに海賊とともに海軍を裏切ったという世間的事実は変わらない。
いずれわたしの手配書も出回るだろう。
「あなたと生きたいと思ってしまったから」
その気持ちに嘘をつけなかったの。
「てめえが何と思おうが」
今度は右手が伸びてきてわたしの腰を抱き寄せた。
痛いくらいに彼に密着する。
「おれはもうてめえを手放す気はない」
「…」
「不満か」
まさか
それこそ、まさか。
「嬉しいです」
殊勝なこった。
そう狡く笑うクロコダイル。
両腕で強く抱きしめるから、同じようにわたしも抱き返す。
「死ぬまでてめえはおれのものだ」
「死んでも離れない」
「いい心がけだ」
クハハ
潮風は相変わらず強いし、雲行きだって最悪だけど。
ねえ。
バカみたいなことかもしれないけど。
あなたがいてくれるだけで最強になれるわたしは。
呆れるくらい単純ね。
「なんだ」
「呼んでみただけよ」
クロコダイルはわずかに眉をしかめた後に、左手を伸ばしてコツンとわたしの頭に触れる。
潮風がわたしの髪と彼のコートをたなびかせた。
「後悔してるか」
海軍を裏切ったことを
「まさか」
わたしははなから海軍に味方していたつもりはない。
それでもわたしが海軍に所属していて、さらに海賊とともに海軍を裏切ったという世間的事実は変わらない。
いずれわたしの手配書も出回るだろう。
「あなたと生きたいと思ってしまったから」
その気持ちに嘘をつけなかったの。
「てめえが何と思おうが」
今度は右手が伸びてきてわたしの腰を抱き寄せた。
痛いくらいに彼に密着する。
「おれはもうてめえを手放す気はない」
「…」
「不満か」
まさか
それこそ、まさか。
「嬉しいです」
殊勝なこった。
そう狡く笑うクロコダイル。
両腕で強く抱きしめるから、同じようにわたしも抱き返す。
「死ぬまでてめえはおれのものだ」
「死んでも離れない」
「いい心がけだ」
クハハ
潮風は相変わらず強いし、雲行きだって最悪だけど。
ねえ。
バカみたいなことかもしれないけど。
あなたがいてくれるだけで最強になれるわたしは。
呆れるくらい単純ね。