with you
お名前をどうぞ、レディ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ニコ・ロビン」
「…」
黒髪の美女がいたたまれない顔でわたしを見下ろしている。
それもそうだろう。
わたしは海軍中将補佐官で、サー・クロコダイルの知人でもある。
「わたしはね、実のことを言えばあなたがあの人のところにいるって知っていたのよ」
「!!!?
どういう…ことっ!!!?」
「わたしが、このわたしが、彼のことで知らないことがあるわけないじゃない。
彼が、わたしのことで知らないことが無いようにね」
「なぜ…あんな男とそこまで…」
「簡単なことよ」
動揺する彼女にわたしはにっこりとほほ笑む。
「愛しているから」
「っ…」
「ロビンがルフィ君たちとこれから分かり合っていくのと同じように
わたしも彼と時間をかけて分かり合った。
もちろん全てではないかもしれない。
それでも、少なくとも"知らないことなんてない"ってお互い虚勢を張れる程度には
分かり合って、思いあっているのよ」
「それは、今でもなのね」
「もちろん」
多少落ち着いたのか、彼女の声も安定してきた。
ぬるい潮風がわたしたちの間を流れていく。
なんてことだろう。
誰にも言っていなかったのに。
自分でも気づいて、いや気が付かないふりをしていたのに。
愛してるだなんて、チープな言葉。
「じゃあ、ルフィ君のことよろしくね。ロビン」
気恥ずかしいのを隠して踵を返す。
でもね、それは本当の気持ち。
「…」
黒髪の美女がいたたまれない顔でわたしを見下ろしている。
それもそうだろう。
わたしは海軍中将補佐官で、サー・クロコダイルの知人でもある。
「わたしはね、実のことを言えばあなたがあの人のところにいるって知っていたのよ」
「!!!?
どういう…ことっ!!!?」
「わたしが、このわたしが、彼のことで知らないことがあるわけないじゃない。
彼が、わたしのことで知らないことが無いようにね」
「なぜ…あんな男とそこまで…」
「簡単なことよ」
動揺する彼女にわたしはにっこりとほほ笑む。
「愛しているから」
「っ…」
「ロビンがルフィ君たちとこれから分かり合っていくのと同じように
わたしも彼と時間をかけて分かり合った。
もちろん全てではないかもしれない。
それでも、少なくとも"知らないことなんてない"ってお互い虚勢を張れる程度には
分かり合って、思いあっているのよ」
「それは、今でもなのね」
「もちろん」
多少落ち着いたのか、彼女の声も安定してきた。
ぬるい潮風がわたしたちの間を流れていく。
なんてことだろう。
誰にも言っていなかったのに。
自分でも気づいて、いや気が付かないふりをしていたのに。
愛してるだなんて、チープな言葉。
「じゃあ、ルフィ君のことよろしくね。ロビン」
気恥ずかしいのを隠して踵を返す。
でもね、それは本当の気持ち。