with you
お名前をどうぞ、レディ
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「うだっはー」
奇声をあげてベッドに飛び込む。
ベッドはぎしりと音を立ててわたしを受け入れてくれた。
今日は本当に忙しかった。
午前中は書類と格闘。
昼過ぎには七武海の招集。
その後はクロコダイルと組手。
途中からドフラミンゴが乱入してきて三つ巴の乱闘状態だった。
先ほど、ようやく彼らを海に送り出して風呂に入って今に至る。
「はひゃー。ベッド最高!もう一生出ない!」
「そいつはいただけねえな」
?
わたしが振り返るより早く大きな身体がのしかかってきて動けなくなる。
「ちょ、クロコダイル?あなた帰ったんじゃあ…」
「気が変わった」
「…いつからわたしの部屋にいたんですか」
「カズヤが鼻歌交じりに風呂から上がってきたあたりだな」
なんという不法侵入…!!
絶句するわたしのことなんて気にもしないで、クロコダイルはさらに体重をかける。
「重いんですけど」
「組み敷かれるのは嫌いじゃねえだろ?」
そういう問題じゃない!
ジタバタと暴れるわたしをクロコダイルはますます力強く抑え込む。
「おれもあのバカ鳥のせいで疲れてるんだ。
おとなしくしねえか」
本当に疲れたような声を出されておとなしくせざるを得ない。
わたしが動かなくなるとクロコダイルはようやく横にずれてわたしを抱きすくめた。
無言でぴったりとくっついたまま時間が過ぎる。
その温かさで眠気が襲ってきた。
「寝るのか」
「それもいいですね」
「危機感のねえ女だ」
「抵抗しても無駄だと悟りましたから」
クロコダイルはわたしの髪をすき、抱き寄せた。
「カズヤ」
「ん…」
「クハハ。このおれに抱かれて眠るたあ、てめえもずいぶん肝がすわったもんだ」
嫌味かもしれないけど、けっして嫌な感じはしなくて。
はたしてわたしの肝がすわったのか、クロコダイルが丸くなったのかはわからない。
少なくとも、こうして二人で過ごすことになんの違和感も感じなくなってしまった。
「ったく。そんな寝ぼけた顔してるくれえなら、とっとと寝ちまえ」
「あなたがこなかったらとっくに寝てたわよ」
「クハハ。そりゃあ悪かったな」
「かまわないわ。嫌じゃないもの」
ああ、余計なことを言ってしまった。
自ら彼の気に入るようなことを言ってしまうなんて。
「そうかよ」
ほら、予想通り。あなたはとても嬉しそう。
でも気がついているのかしら?
わたしの些細な言動一つがあなたの感情を揺さぶるようになってしまっていることに。
「クロコダイル」
「なんだ」
「おやすみなさい」
「ああ。おやすみ、カズヤ」
そうしてわたしは温かい腕の中でやわらかな夢へと落ちていく。
奇声をあげてベッドに飛び込む。
ベッドはぎしりと音を立ててわたしを受け入れてくれた。
今日は本当に忙しかった。
午前中は書類と格闘。
昼過ぎには七武海の招集。
その後はクロコダイルと組手。
途中からドフラミンゴが乱入してきて三つ巴の乱闘状態だった。
先ほど、ようやく彼らを海に送り出して風呂に入って今に至る。
「はひゃー。ベッド最高!もう一生出ない!」
「そいつはいただけねえな」
?
わたしが振り返るより早く大きな身体がのしかかってきて動けなくなる。
「ちょ、クロコダイル?あなた帰ったんじゃあ…」
「気が変わった」
「…いつからわたしの部屋にいたんですか」
「カズヤが鼻歌交じりに風呂から上がってきたあたりだな」
なんという不法侵入…!!
絶句するわたしのことなんて気にもしないで、クロコダイルはさらに体重をかける。
「重いんですけど」
「組み敷かれるのは嫌いじゃねえだろ?」
そういう問題じゃない!
ジタバタと暴れるわたしをクロコダイルはますます力強く抑え込む。
「おれもあのバカ鳥のせいで疲れてるんだ。
おとなしくしねえか」
本当に疲れたような声を出されておとなしくせざるを得ない。
わたしが動かなくなるとクロコダイルはようやく横にずれてわたしを抱きすくめた。
無言でぴったりとくっついたまま時間が過ぎる。
その温かさで眠気が襲ってきた。
「寝るのか」
「それもいいですね」
「危機感のねえ女だ」
「抵抗しても無駄だと悟りましたから」
クロコダイルはわたしの髪をすき、抱き寄せた。
「カズヤ」
「ん…」
「クハハ。このおれに抱かれて眠るたあ、てめえもずいぶん肝がすわったもんだ」
嫌味かもしれないけど、けっして嫌な感じはしなくて。
はたしてわたしの肝がすわったのか、クロコダイルが丸くなったのかはわからない。
少なくとも、こうして二人で過ごすことになんの違和感も感じなくなってしまった。
「ったく。そんな寝ぼけた顔してるくれえなら、とっとと寝ちまえ」
「あなたがこなかったらとっくに寝てたわよ」
「クハハ。そりゃあ悪かったな」
「かまわないわ。嫌じゃないもの」
ああ、余計なことを言ってしまった。
自ら彼の気に入るようなことを言ってしまうなんて。
「そうかよ」
ほら、予想通り。あなたはとても嬉しそう。
でも気がついているのかしら?
わたしの些細な言動一つがあなたの感情を揺さぶるようになってしまっていることに。
「クロコダイル」
「なんだ」
「おやすみなさい」
「ああ。おやすみ、カズヤ」
そうしてわたしは温かい腕の中でやわらかな夢へと落ちていく。