side you
お名前をどうぞ、レディ
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「ベポー、組手しよー」
「ゴメンね。カズサ。僕これから進路の確認しなきゃなんだ」
「シャチ!組手し
「悪い!風呂掃除があんだ」
「ペンギーン。今からくみ
「今から夕飯の支度があるから、また今度な」
全滅しました。
他のクルー達に声をかけるもみんななにがしかの仕事中。
みんななんで、そんなにいそがしそうなの?
逆になんで私だけこんなに暇なのかと言えば、当番だった洗濯を終えてしまったからで。
「仕方ないなー。1人で筋トレでもするかー」
「おいカズサ」
「ロー。なにか?」
「お前、組手の相手を探しているらしいな」
…誰だ。ローの耳にそんな情報吹き込んだやつ。
私はあえてローには声をかけなかった。
なぜかって?
組手にかこつけてベタベタ触ってくるからだよ!
セクハラ反対!
「ガセネタでは?」
えへ、と笑って誤魔化すが、ローがそんなことで許してくれるわけなくて。
「喜べ、カズサ。俺が相手になってやる」
「お断りします」
「甲板に行くぞ」
「ちょ、離してー」
首根っこを掴まれてズルズルと引きずられる。
遠くで半笑のシャチが手を振っていた。
あいつか。ローに余計なこと言ったのはあいつかー!
「さあ、どこからでもかかってこい」
「うー」
「往生際が悪いぞ。だいたいこの船の中でカズサと対等に戦えるのは俺しかいないんだ。
俺が相手をするのが妥当だろう」
そうだけど…そうなんだけど!
仕方ない。腹をくくろう。
要はセクハラさせずに戦えばいいんだ!
「仕方ありませんね。今日こそぶった切ります」
「俺はお前に負けねえよ」
お互いにニヤリと笑って、駆け出す。
もはや組手とは言えない取っ組み合いが始まった。
「ゴメンね。カズサ。僕これから進路の確認しなきゃなんだ」
「シャチ!組手し
「悪い!風呂掃除があんだ」
「ペンギーン。今からくみ
「今から夕飯の支度があるから、また今度な」
全滅しました。
他のクルー達に声をかけるもみんななにがしかの仕事中。
みんななんで、そんなにいそがしそうなの?
逆になんで私だけこんなに暇なのかと言えば、当番だった洗濯を終えてしまったからで。
「仕方ないなー。1人で筋トレでもするかー」
「おいカズサ」
「ロー。なにか?」
「お前、組手の相手を探しているらしいな」
…誰だ。ローの耳にそんな情報吹き込んだやつ。
私はあえてローには声をかけなかった。
なぜかって?
組手にかこつけてベタベタ触ってくるからだよ!
セクハラ反対!
「ガセネタでは?」
えへ、と笑って誤魔化すが、ローがそんなことで許してくれるわけなくて。
「喜べ、カズサ。俺が相手になってやる」
「お断りします」
「甲板に行くぞ」
「ちょ、離してー」
首根っこを掴まれてズルズルと引きずられる。
遠くで半笑のシャチが手を振っていた。
あいつか。ローに余計なこと言ったのはあいつかー!
「さあ、どこからでもかかってこい」
「うー」
「往生際が悪いぞ。だいたいこの船の中でカズサと対等に戦えるのは俺しかいないんだ。
俺が相手をするのが妥当だろう」
そうだけど…そうなんだけど!
仕方ない。腹をくくろう。
要はセクハラさせずに戦えばいいんだ!
「仕方ありませんね。今日こそぶった切ります」
「俺はお前に負けねえよ」
お互いにニヤリと笑って、駆け出す。
もはや組手とは言えない取っ組み合いが始まった。