つむぎ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夕暮れの海沿いに一人立ち
水平線の向こうの水面に写るキラキラした夕日を眺める
この景色を見ているだけで涙が頬を伝う…
脳裏をよぎるのは、いつもつむぎの顔
私の中から片時も消えない存在
好きで好きで好きで…
好きで
逢いたいのに逢えない切なさでおかしくなりそう
気が狂いそうになる…
でも、その気持ちは、私だけの秘密
こんな病んだ気持ち知られたら気持ち悪いに、ちがいないから…
私は聞き分けのいい子を演じて
嫌われないように
離れていかないように
でも…このまま続けて行けるわけでもない
ねえ、つむ
私じゃ…無理なのかな
『なぁ、あんたさ、いつまで嘘ついてんの?』
「え?嘘って…なんのこと?」
『それ。その顔、何我慢してんの?』
「我慢…なんてしてないよ?」
反射的に俯いてしまう
いつも、会うたびに精一杯の笑顔作ったつもりでいたのに
変な緊張が私を襲う
『嘘くさっ…』
「ー!?」
『何無理しちゃってんの?
あんた、俺が気付いてないとでも思ってんの?顔上げろよ
久々に会えたっつーのに顔見れないとかマジ有り得ないんだけど』
私だって顔が見たい
でも見破られた仮面
どんな顔したらいいかわからないでいると
つむが近付いてきて顎に手をかけ私の顔を上げる
「あっ…」
『やっと見れた …つか、なんて顔してんの』
「私、無理なん…て」
『してないなんて、いわせねーよ』
『はぁ…』
見破られてるの?私
なんで?どうして?
だってあんなに完璧だった
どこで失敗したんだろ。
私は無意識に唇を噛み締めていた
『やめな 唇切れる』
そっと私の唇をなぞるつむの綺麗な指先
触れられた瞬間全身が痺れるような感覚
『もう諦めな?俺には通用しないの
わかんねーの?』
軽くキスをされ、唇が少し離れる
離れた唇に少し寂しく思う
吐息のかかる距離がくすぐったい
『なぁ、何怖がってんの?
言うまで今日は帰さねーから』
「怖がってなんか…」
『怖がってないって?』
「それは…」
『もしかして俺って信用されてないの?』
『俺が、あんたを捨てるんじゃないかって思ってる?
それってさ
信用してねーってことだろ?』
そうだ…私、信用してなかったんだ
自分に自信ないから
可愛いファンも沢山いるし
私みたいな地味女
いつか捨てられるって思ってた
それって信用してないってことだよね…
私バカだ‼
そんなことにも気付かないなんてホントに最低だよ
「あ、ごめ、ごめん!!ホントごめん」
『いつもそーだよな、久々に会ったらいつもそう。
その度にそんな顔して
バレバレ
あんたは俺に黙って愛されてればいーの!』
この言葉ひとつで、私の心は満たされていた
スッと一気に気持ちが軽くなる
だけど、すぐにまた違う不安が押し寄せる
「私だって愛したいよ…」
つむは、クイーンのことも好きだよね
私は、私だけを好きになって欲しいってわがままかな…
今はクイーンみんなの、つむだし
私だけ見ていて欲しいって1度でいいから言ってみたい
『愛したいなんて、100万年早い』
「ひどっ…」
『よそ見なんてありえねーから。俺だけ見てな、わかった?』
「つむ」
『ん』
「つむも…私、だけ…見てて」
ホントに無意識だった
気付いたら言葉にしていた
『ーっ!』
「私だけ見てて、他の人なんて見ないで…私、やだ…
私だけのつむでいて欲しいよ」
『あ、あんた、いきなりなに』
バレちゃった勢いでぶちまけてしまって
ハッとする
「あ!えっと、ご、めん!!帰るね!」
恥ずかしくなったのと、こんな重い感情ぶちまけてしまったことでいたたまれなくなり逃げ出した
せっかく久々に会えたのに台無しにしちゃった
泣きそうになりながら走った
『待てって!!!!』
すると追い掛けてきたつむに
後ろからギュッと抱き締められる
痛いくらいに…
それからはタカが外れたのか
今までの不安を全て吐き出すかのように
言葉が止まらなかった
「私!気持ち悪いよね、こんな感情剥き出しにして!
病んでるみたいで気持ち悪いでしょ!?
私ずっとこんなこと考えてた!
離れていかないようにずっと偽物の笑顔作っていい子を演じてた!」
『落ち着けって!!』
「私ね?嫌なの!つむは、デビューしたから
周りから更に沢山の女の子が寄ってくるでしょ?
クイーンとだって…絡んでるの見てるのも嫌なの
もう…これ以上好きにさせないで…
だからお願い…離して!」
必死にもがいて逃げようとするけど腕が緩まず
更にキツく抱き締める
「離してよ‼」
『だから落ち着けっ!!んっ!』
暴れる私の唇を塞ぐ
そうして私を黙らせる
長いキス。次第に私も落ち着きを取り戻していく
そんな私を優しく抱きしめながら
『自分をクイーンと一緒にすんな!
あんたは違うだろ!?
つか、違うんだよ!
あんたは俺にとって特別な存在なんだって言わなきゃわかんねーのかよ!』
特別…
その言葉に今にも泣き出しそうにしていた私は解放されたかのように
涙が止まらない
「つむって、あんまり言葉にしてくれないから…」
『あ〜〜〜も〜〜〜わるかったな!
あんたは堂々としてろよ!
俺に愛されてるんだ
もっと堂々としてろ!返事は!』
「う、うん、わかった」
さっきから何気に嬉しい言葉を言ってくれてる
『はぁ〜疲れた
じゃあ仲直りのキスな』
「え?さっきしたよ?」
『さっきのは、あんたを落ち着かせるためにしただけだろ!それとこれとは違う』
「そうなんだ」
『そうだよ!ったく、ほら、あんたからキスして』
「え!?」
『なに、嫌なの?』
「嫌じゃないけど…」
『けど、なに』
「は、恥ずかしい」
『今まで何度もしてんじゃん!今更恥ずかしいとか無しな、ほら早くして』
私は観念してつむに顔を寄せ軽く唇を触れさせた
『まあ、あんたにしては上出来なんじゃねーの?』
少し満足げにしている、つむを見てたら私も嬉しくなる
『なにニヤニヤしてんの
まだ終わってねーよ
キスって、こーすんの』
と、いうといきなり深いキスをして私の腰を砕かせる
『おっと、あっぶね、立てなくなるほどそんなに良かった?俺のキス』
「うん…もう…無理」
『わるいけど、これからだから
いなかった分の補給はしとかないとな
お互いに』
そして長く甘い夜が始まった
水平線の向こうの水面に写るキラキラした夕日を眺める
この景色を見ているだけで涙が頬を伝う…
脳裏をよぎるのは、いつもつむぎの顔
私の中から片時も消えない存在
好きで好きで好きで…
好きで
逢いたいのに逢えない切なさでおかしくなりそう
気が狂いそうになる…
でも、その気持ちは、私だけの秘密
こんな病んだ気持ち知られたら気持ち悪いに、ちがいないから…
私は聞き分けのいい子を演じて
嫌われないように
離れていかないように
でも…このまま続けて行けるわけでもない
ねえ、つむ
私じゃ…無理なのかな
『なぁ、あんたさ、いつまで嘘ついてんの?』
「え?嘘って…なんのこと?」
『それ。その顔、何我慢してんの?』
「我慢…なんてしてないよ?」
反射的に俯いてしまう
いつも、会うたびに精一杯の笑顔作ったつもりでいたのに
変な緊張が私を襲う
『嘘くさっ…』
「ー!?」
『何無理しちゃってんの?
あんた、俺が気付いてないとでも思ってんの?顔上げろよ
久々に会えたっつーのに顔見れないとかマジ有り得ないんだけど』
私だって顔が見たい
でも見破られた仮面
どんな顔したらいいかわからないでいると
つむが近付いてきて顎に手をかけ私の顔を上げる
「あっ…」
『やっと見れた …つか、なんて顔してんの』
「私、無理なん…て」
『してないなんて、いわせねーよ』
『はぁ…』
見破られてるの?私
なんで?どうして?
だってあんなに完璧だった
どこで失敗したんだろ。
私は無意識に唇を噛み締めていた
『やめな 唇切れる』
そっと私の唇をなぞるつむの綺麗な指先
触れられた瞬間全身が痺れるような感覚
『もう諦めな?俺には通用しないの
わかんねーの?』
軽くキスをされ、唇が少し離れる
離れた唇に少し寂しく思う
吐息のかかる距離がくすぐったい
『なぁ、何怖がってんの?
言うまで今日は帰さねーから』
「怖がってなんか…」
『怖がってないって?』
「それは…」
『もしかして俺って信用されてないの?』
『俺が、あんたを捨てるんじゃないかって思ってる?
それってさ
信用してねーってことだろ?』
そうだ…私、信用してなかったんだ
自分に自信ないから
可愛いファンも沢山いるし
私みたいな地味女
いつか捨てられるって思ってた
それって信用してないってことだよね…
私バカだ‼
そんなことにも気付かないなんてホントに最低だよ
「あ、ごめ、ごめん!!ホントごめん」
『いつもそーだよな、久々に会ったらいつもそう。
その度にそんな顔して
バレバレ
あんたは俺に黙って愛されてればいーの!』
この言葉ひとつで、私の心は満たされていた
スッと一気に気持ちが軽くなる
だけど、すぐにまた違う不安が押し寄せる
「私だって愛したいよ…」
つむは、クイーンのことも好きだよね
私は、私だけを好きになって欲しいってわがままかな…
今はクイーンみんなの、つむだし
私だけ見ていて欲しいって1度でいいから言ってみたい
『愛したいなんて、100万年早い』
「ひどっ…」
『よそ見なんてありえねーから。俺だけ見てな、わかった?』
「つむ」
『ん』
「つむも…私、だけ…見てて」
ホントに無意識だった
気付いたら言葉にしていた
『ーっ!』
「私だけ見てて、他の人なんて見ないで…私、やだ…
私だけのつむでいて欲しいよ」
『あ、あんた、いきなりなに』
バレちゃった勢いでぶちまけてしまって
ハッとする
「あ!えっと、ご、めん!!帰るね!」
恥ずかしくなったのと、こんな重い感情ぶちまけてしまったことでいたたまれなくなり逃げ出した
せっかく久々に会えたのに台無しにしちゃった
泣きそうになりながら走った
『待てって!!!!』
すると追い掛けてきたつむに
後ろからギュッと抱き締められる
痛いくらいに…
それからはタカが外れたのか
今までの不安を全て吐き出すかのように
言葉が止まらなかった
「私!気持ち悪いよね、こんな感情剥き出しにして!
病んでるみたいで気持ち悪いでしょ!?
私ずっとこんなこと考えてた!
離れていかないようにずっと偽物の笑顔作っていい子を演じてた!」
『落ち着けって!!』
「私ね?嫌なの!つむは、デビューしたから
周りから更に沢山の女の子が寄ってくるでしょ?
クイーンとだって…絡んでるの見てるのも嫌なの
もう…これ以上好きにさせないで…
だからお願い…離して!」
必死にもがいて逃げようとするけど腕が緩まず
更にキツく抱き締める
「離してよ‼」
『だから落ち着けっ!!んっ!』
暴れる私の唇を塞ぐ
そうして私を黙らせる
長いキス。次第に私も落ち着きを取り戻していく
そんな私を優しく抱きしめながら
『自分をクイーンと一緒にすんな!
あんたは違うだろ!?
つか、違うんだよ!
あんたは俺にとって特別な存在なんだって言わなきゃわかんねーのかよ!』
特別…
その言葉に今にも泣き出しそうにしていた私は解放されたかのように
涙が止まらない
「つむって、あんまり言葉にしてくれないから…」
『あ〜〜〜も〜〜〜わるかったな!
あんたは堂々としてろよ!
俺に愛されてるんだ
もっと堂々としてろ!返事は!』
「う、うん、わかった」
さっきから何気に嬉しい言葉を言ってくれてる
『はぁ〜疲れた
じゃあ仲直りのキスな』
「え?さっきしたよ?」
『さっきのは、あんたを落ち着かせるためにしただけだろ!それとこれとは違う』
「そうなんだ」
『そうだよ!ったく、ほら、あんたからキスして』
「え!?」
『なに、嫌なの?』
「嫌じゃないけど…」
『けど、なに』
「は、恥ずかしい」
『今まで何度もしてんじゃん!今更恥ずかしいとか無しな、ほら早くして』
私は観念してつむに顔を寄せ軽く唇を触れさせた
『まあ、あんたにしては上出来なんじゃねーの?』
少し満足げにしている、つむを見てたら私も嬉しくなる
『なにニヤニヤしてんの
まだ終わってねーよ
キスって、こーすんの』
と、いうといきなり深いキスをして私の腰を砕かせる
『おっと、あっぶね、立てなくなるほどそんなに良かった?俺のキス』
「うん…もう…無理」
『わるいけど、これからだから
いなかった分の補給はしとかないとな
お互いに』
そして長く甘い夜が始まった
1/1ページ