5 恋はスリル、ショック、サスペンス
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「じゃあ今は、その警察のお姉さんの家に住んでるんだ」
「うん。新しい家が決まるまでは住まわせてもうことになったよ」
自分も志保ちゃん探しに参加したいと言ったけど、お姉さんは高校生活も大事にするべきだと許可してくれなかった。
「そうなんだ。大変だったね。アパートで殺人とボヤ騒ぎなんて」
「あんた呪われてんじゃないの?お祓い行った方がいいわよ」
「あはは。びっくりしたけど、結果オーライかな。お姉さんのマンションめっちゃ綺麗なの!」
「うそ!マジで!今度遊びに行かせてよ!」
「園子ったら。駄目よ。迷惑になっちゃう」
「一応聞いてみとくね。2人のこと話したら、会いたいって言うかもだし」
「本当?私達も会ってみたいね。そのお姉さん」
「うんうん!美衣が私達以外に懐くの初めてだもんね!」
「懐くって。私はペットか」
「にゃはは。冗談よ、冗談」
「そういえば、新一はまたなんか事件に首突っ込んでるの?今日休みだったけど」
服部くんと2人で宮野姉妹を探しているんだろうけど、人探しだと言うと蘭達も手伝うといいかねない。
「さぁ?どうせ厄介な事件に首突っ込んでるんじゃない?」
「きっとそうだね。もう懲りないんだから」
「放っときなよ、あんな事件オタク。それより!今日こそ行こうよ、前言ってたケーキ屋さん!」
「いいね!行こ行こ!」
放課後。蘭と園子と一緒にケーキ屋さんへ。それぞれ好きな物を頼んで店内で食べることに。
「にしても、蘭はいいよねぇ。旦那がいて。私にも早く春こないかなぁ」
「旦那じゃないってば」
「園子にも来るよ、春。たぶん人類最強の」
「な、なにそれ。なんか怖いんですけど。そうゆう美衣はどうなのよ?」
「聞きたい聞きたい!昔から新一が好きなのは知ってるけど、恋愛感情じゃないでしょ?」
「うん。違う。でも工藤くんへのオタク愛が強すぎて恋愛なんて今まで頭にもなかったな」
「嘘でしょ!私ら華の女子高校生よ?!」
「今までってことは、なんか変化があったの?!」
蘭に言われて、言葉に詰まる。変化といえば、少し自分を大切にしようと思ったことくらいだけど。
(きっかけは服部くんだけど…それは違うよね。恋ではないし)
「あるのね?!その顔は!白状なさい!」
「そ、そのお姉さんがね!同期の刑事さんに猛アプローチされてて!それ見てなんか恋っていいなって思って!」
「えー!素敵!ますますそのお姉さんに会ってみたくなっちゃった!」
「そのお相手はイケメンなの?!」
「ワイルド系イケメンです」
「う、羨ましい〜!私もワイルド系イケメンに猛アプローチされてみたい〜!」
園子の大きな声に、彼女の後ろに座ってた人がこちらを見てるのに気付いて咄嗟に声をかける。
「あ、すみません。騒がしくし、て…」
「ふふ。いいのよ。若いっていいなぁって思っただけだから。ね?志保」
「ええ、そうね」
「わ、美人姉妹〜」
「本当。綺麗な人達だね」
顔を見て驚く。間違いない、宮野姉妹だ。まさかこんな所で出会えるなんて。
(く、工藤くんに連絡…!)
急いでスマホを出そうとしてふと視線を向けた窓の外に、服部くんの姿を見つけた。立ち上がり、お店を出る。
「服部くん!!」
「ん?ああ、あんたか。何や。そない慌てて」
「宮野姉妹!いるの!あの店に!」
「ほんまか!でかした!」
2人で一緒にお店に戻ると、蘭と園子が目をまん丸にしてこちらを見ている。嫌な予感しかしない。
「ちょっ、美衣?!急に出てったと思ったら!何イケメン連れてきてんのよ!」
「なになに?!その人とどうゆう関係?!」
「いやあの、この人は…と、友達?」
「あんたと友達になった覚えはないわ」
「ちょっと何よあんた!少し顔がいいからって調子のんじゃないわよ!」
「園子!おさえて!」
「俺が用事あんのは、そこの2人や」
「え?私達?」
「…何かしら」
「話がある。一緒に来てもらうで、シェリー」
コードネームを聞いた途端、志保ちゃんの顔付きが変わる。明美さんも警戒してるのがわかる。
「服部くん、最悪。だから工藤くんに勝てないんだよ」
「なんやてぇ?俺がいつ工藤に負けたんや」
「なに?工藤くんの知り合い?蘭、知ってる?」
「さぁ…」
「…場所を変えましょう」
「志保!私も一緒に行くわ」
「お姉ちゃんはここにいて。用があるのは私でしょ?」
「ああ。そうやな」
「あの、この人こう見えて探偵なので大丈夫です。妹さんに聞きたいことがあるだけなので、危なくないです。私と一緒にお茶しながら待ちましょう」
明美さんにそう言うと、不安そうではあったけれど、小さく頷いてくれた。