7 羽
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「え。服部くん帰ったの?」
「うん。捜査もひと段落したし大阪帰るって昨日警察署に挨拶に来たよ」
合コンから2日後の朝。お姉さんからそう聞いた。珍しく朝ごはんを一緒に食べてる時に。
「そうなんだ。知らなかった」
「そうなの?一昨日も一緒だったって降谷くんから聞いてたから、てっきり聞いたかと思った」
「何も聞いてない。まぁ、友達と思われてないし普通か」
「えー、そうなの?仲良さそうだったって降谷くん言ってたよ」
「ていうか私達、一緒に住んでるのに聞いた情報ばっかりなのウケますね。私も安室さんにお姉さんはメッセージを読んで心で返事して既読無視してくるって聞きました」
「確かに。ごめんねー。不規則な生活で」
「いえ。こんな綺麗なところに住まわせてもらってるだけ有難いです」
私から一応、お父さんに連絡はした。アパートの事件のことと引越しのこと。でもやっぱり返事はなくて。お金だけがいつもより多めに振り込まれていた。
「敬語じゃなくていいのに。同志なんだから」
「ほんと?じゃあお言葉に甘えて」
「てか聞いて!この前赤井さんが電話してきてさ!明美は元気かって!」
「激アツ!!直接本人に確認しないとこがまた赤井さんらしい!」
「それなぁ!でもご自分で確かめに来られたらいかがですかって言ってやった!!」
「最高すぎる!!ナイス!見たすぎる!その場面!」
「でしょー?!あ、そろそろ行かないと遅刻だね!片付けは私やるしそのままでいいよ」
「ありがとう。じゃあ行ってきます」
お姉さんに手を振って家を出る。今日は休みだと言ってたし夕飯も一緒に食べれたらいいなと思いながら学校へ向かった。
「美衣、おはよう」
「おっす」
「蘭、工藤くん。おはよう」
「服部くん帰っちゃったね。学校あるししょうがないけど」
「大阪府警の人達もいつまでも自分達のとこ留守には出来ねぇからな」
「服部くん、蘭のとこにも来たの?挨拶」
「ううん。新一の家にいた時に来たから偶然会っただけ。美衣は?会えた?」
「ううん。今朝お姉さんから聞いて知った」
「え?!連絡もなかったの?!この前交換してたじゃない!」
「なかったねぇ」
「もー!何考えてるのかしら服部くんってば!」
何故かプンプンしてる蘭。自分的には別に怒るようなことではないと思ってるけど。結局、やっぱり嫌いって言われてしまったし。
「落ち着けよ、蘭。あいつにも色々あんだって」
「色々ってなによ」
「そ、そりゃあ…色々だよ」
「そんなもので誤魔化されると思ってるのー?!」
「お、おい、野々村!オメーもなんか言えよ!」
「今日も仲良くて素敵だね。いつ付き合うの?」
「何の話だよ!ったく…あ、そういや、あれから園子と京極さんはどうなったんだ?」
「よくぞ聞いてくれました!実はね、今週末京極さんの恩師の方の道場に一緒に行くことになったの!」
「えー!すごいじゃん、園子!」
なんだか聞き覚えのあるエピソード。確かその道場で大切な黒帯がなくなる事件が起きるやつだ。
(でもあの時はもう園子達付き合ってたよね。まだ付き合ってないのに恩師の道場に付き添い…)
「私は普通にデート行きましょうって言ったんだけどね…。それなら、今度大阪にある恩師の道場へ行くことになってるのでご一緒にいかがですかって」
「あー、なるほど。京極さんっぽいね」
「大阪…ねぇ!それ私たちも一緒に行っちゃ駄目かな?」
「道場行ったあと、園子達は2人でご飯行けるように協力するし!」
「私はいいけど、真さんに聞いてみるね」
「ありがとう!園子!」
「蘭、やっぱり興味ある?あんだけ強い人の恩師となれば」
「うん。それもだけど、大阪に行けばきっと会えるじゃない?服部くんと」
可愛い笑顔でそんな事言うもんだから、慌てて工藤くんを見る。嫉妬の炎で燃えてやしないかと。でも彼はケロっとしてる。
「だからって勝手に巻き込むなよ」
「いいじゃない。どうせ予定ないでしょ。ね?美衣も行けるよね?」
「え?私も行くの?」
「当たり前じゃない!新一も来るし!ね?行こ?」
「うーん。まぁ、工藤くんが行くなら」
「真さん、蘭達も一緒でいいって」
「やった!決まりね!」
「デート出来るようにちゃんとサポートしてよね!」
「もちろん!楽しみだなぁ!」
ウキウキしてる蘭。そんなに服部くんに会いたいのか。平然としてる工藤くんにこそっと声をかける。
「ねぇ、いいの?あれ」
「ん?何がだよ」
「蘭ってば、服部くんに会えるってあんなウキウキしちゃってるよ?旦那として放っておいていいの?」
「旦那じゃねぇし。それに、あれは蘭本人じゃなくて、オメーと服部を会わせられるって喜んでんだろ」
「…え?私?なんで?」
「なんでって…さぁな。大丈夫。服部はオメーを忘れてやしねぇよ」
「いや、別に…そんな心配は…」
してないと言いかけて、辞めた。工藤くんの言葉に、何故か少しだけホッとしてる自分がいたから。
羽