文学少女との出会い
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「ふぁ…あ」
今日もいつものごとく菜々ちゃんと登校する
「大きなあくびw」
菜々ちゃんはすこしバカにするように笑う
「そういえば、菜々ちゃんは委員会どうしたの?」
「委員会は風紀だよ〜」
「え!?風紀委員会なの!?あそこめっちゃ厳しいって聞いたんだけど、大丈夫?」
「そうなんだよね〜ジャンケンに負けちゃってさぁ…」
「まじかぁ…ドンマイ…」
「はは、ありがと」
私は菜々ちゃんと別れて教室に着くとすぐに自分の席で本を読み始めた
家でも読み進めてはいるのだが、宿題があったり、ほかの誘惑もあったりして結局本を読むのは教室が落ち着く
段々ほかの生徒が登校してきて、教室が騒がしくなってくる。しかし、私は集中力を切らすことなく本を読み進める。
「米山さんおはよう」
自分の名前を呼ばれて勢いよく顔を上げた
「お、おはよう」
まさか挨拶されると思ってなかったのでびっくりした。
彼女は前の席の三上さんだ。本を読んでるやつにわざわざ挨拶してくれるとはすごくいい人だな…
「あの、なんの本読んでるの?」
「え、えと…」
私はさらに話しかけられたことに驚きつつ本にかけられたカバーをはがして表紙を見せつつ話した
「泉鏡花の高野聖って本だよ」
「えっと、、、難しそうな本だね…」
「確かに読めない漢字とかたくさんあるけど、おもしろいよ〜!」
「そうなんだ〜」
三上さんが話しかけてくれてとても嬉しかったので、私はその事を伝えたら、三上さんはとても喜んでくれた。そして私達は友達になった。
友達できちゃったよ…そう喜びに浸りながら、次は私から話しかけたいなと考えていた。
「おはよう」
ハッとすると隣の席にはいつの間にか柳くんが座っていた
「おはよう」
私がそう答えると彼は向き直り、荷物を片付け始めた
はー、、、、よく考えるとすごい状況だよね、今。柳くんと同じクラスで隣の席で委員会まで同じだなんて…
柳くんとももっと仲良くなれるといいな…
そんな事を考えていたらチャイムが鳴った。