文学少女との出会い
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私が柳くんに声をかけると顔をこちらに向けてくれた
「どうした?座らないのか?」
「あ、うん…。」
柳くんも座っていたので私も座った。
これは言うタイミング逃したかな…
ところで柳くん座っても背高いなぁ…
「それで、なにか言いたいことがあるようだが、どうした?」
え…!?
柳くんの方から聞いてきてくれた…!
これはチャンスだ、今言わないと!!
「あの、さっき椅子開けてくれてありがとう…」
「問題ない。むしろこちらのせいで気を使わせてすまない。」
「い、や!!全然そんな事ないよ!」
まさかそんなふうに言ってもらえるとは思わなかったのでとても驚いた…
今までちょっと近寄りがたい人だと思ってたけど、すごい勘違いしてたみたい…
「それでは委員会を始めます」
先生がみんなの前に立ち自己紹介をし始めた
2人の先生の自己紹介が終わると委員会の委員長と副委員長を決めることになった
2年生の私には関係ない話だし、そんな面倒くさそうな事絶対やりたくないなぁ…
図書委員を熱望しておいてなんだけど、私は本の整理をしたり、本の追加購入の希望を通すために入ったのが大きな理由なので正直めんどくさそうな副委員長なんて興味が湧かない…
「副委員長やりたい人はいますか?」
先生がこちらに聞いたので、チラ とみんなの方を確認してもやりたいそうにする人はいない。まぁ、そうだよね…
「誰もないなら俺がやります。」
え……!?
手を挙げたのは柳くんだった
「ではよろしくお願いしますね。ここに名前を書いてください。」
すごい…副委員長引き受けちゃうんだ…絶対めんどくさそうなのに…
そして3年生の方でも委員長と副委員長が決まり、仕事の説明をして解散になった。
その後はまたすぐに柳くんは女子に囲まれ、話をしていたので私は一人教室に向かった。
教室に戻ると人は少なく、委員会が終わり次第みんなは帰ったようだった。
私は早く終わってラッキーということよりも今日の柳くんに関する出来事を思い出しながら帰路に向かった。
「柳くん…いい人だな……」