文学少女との出会い
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あれ、そういえばもう1人の図書委員は誰になったんだ??
ふと、黒板を見上げると黒板が遠くて見えない
目を凝らして見てみるが、ぼやけていてよく見えない
う〜ん…???苗字が一字??
「委員会も一緒とは奇遇だな。よろしく。」
え?
今、柳くんなんて??委員会も一緒?
もしかして…
「その顔だと聞いていなかったようだな、図書委員は米山と俺だ。」
え?????
嘘………
私、柳ファンから妬まれるのでは?????
「あ…そ、なんだ…よろしく…」
今後の自分が心配過ぎて全然よろしくない返ししかできない
─キーンコーンカーンコーン─
委員会やクラスの役割分担は決め終え、授業の終わりを知らせるチャイムがなった
はぁ…次の時間さっそく委員会の集まりがあるよ…しんどい…
そういえば柳くんは去年も図書委員だったはずだから、他クラスでも柳くん目当てで委員会に入った人も多く居るはず…
去年は確か図書室のカウンターに居たのを見たから、今年も図書委員になるの予測できたじゃん…
あの時は私が図書委員になることしか考えてなくて…
「はぁ…」
重い足取りで図書室に向かった。
柳くんはもう先に着いていて、女子が取り囲んでいるのが見える。しかも、席がクラスごとなので、必然的に柳くんの隣になる。
あの女子たちの間に割り込みたくない…しかも私の席座られてるし…
幸い私が来たのが遅めだったのであと5分も経たないうちにチャイムがなるのでそのうちどいてくれるだろう…
あの女子の間に割り込んだら何言われるか分からないので、本を探す振りをして時間を潰す事にした。
チラッと柳くんの方を見るとすぐに目が合った気がした
!?
まずいと思ってすぐに逸らした。どうしよう。柳くんのせいで席座れないから睨んでるとか思われたらどうしよう…
『 えーっ!!なんで!?まだ5分ぐらいあるじゃん!もっと話そうよ〜』
ん?
女子の大きな声が聞こえたので横目で柳くんの方を確認すると、柳くんを囲う人が減っていってる…
もしかして、柳くんが女子たちに声を掛けてくれたのかな?
女子たちは既にみなそれぞれの席に座っていた。
これで無事に自分の席に座れるわけだけど、女子たちがどいてくれたのは絶対柳くんのおかげだし、やっぱりお礼言った方がいいのかな?
私は勇気を出して声をかけることにした。
「あ、あの、柳くん!」