文学少女との出会い
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「君が隣か、よろしく」
ん??????????
まって?私の隣の席の人ってもしかしなくても柳くん???
「よ、よろしくね…!」
私は内心混乱しながらそう返した
ちゃんと笑えてたかな…?
後ろの席で運がいいかもしれないと思っていたけど前言撤回。実はツイてないのかもしれない…
そりゃあ男子テニス部を好きな人からしたら羨ましい席かもしれないけど、私からしたらいつも柳くんを囲む人に心休まる気がしない…
まぁ、過ぎた事考えるのはもうやめよう。
席替えが終わると班をつくって役割分担し、いよいよお待ちかねの時がきた
「よし、それじゃあ次は委員会決めやるぞ〜」
そう。私は今年こそ図書委員になると決めているのだ。
「それじゃ、挙手制で。多ければジャンケンな」
そういうと先生はまず委員長、副委員長から上げていき、生活委員、放送委員なども呼ばれた。
「図書委員」
そう聞くと同時に誰よりも早く手を挙げた。
ふと、周りを見渡すと想像以上の人が図書委員に手を挙げた。
「おっ、米山。素早い挙手だったな!!じゃあ、1人目は米山で。」
『え〜!!!!!先生多ければジャンケンって言ってたじゃん!!!!』
「いや、先生としてやる気のある生徒を選出するのは必要だからな!!じゃあ、2人目は隣の柳な!」
『 はぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!?!?!?嘘でしょ!?先生勝手に決めすぎ!!!ありえない!!!』
「はぁ〜、どうせお前は柳目当てだろ? 柳も一緒にやるなら委員会に意欲がある人の方がいいんじゃないか〜?まぁ、そんなわけで図書委員は米山と柳で、よろしくな〜」
『うっそ…ありえない!!!!!』
……う、嘘でしょ!?!?
や、やっと図書委員になれた!!!!!
そして私は念願の図書委員になれたことが嬉しくて、その後のクラスの人のやりとりなんかは全く聞いてなかったのだった。