文学少女との出会い
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新学期がやってきた。
今日から私は立海大附属中学校の2年生だ。
学年が上がりクラスが変わると去年同じクラスで仲良くなった友達の菜々ちゃんとクラスが離れるかもしれないと思うととても寂しい。
「どうか菜々ちゃんと同じクラスになれますように!!」
そんな事を考えながら歩き出した。
正門に入る前から学校からざわざわ騒がしい声が聞こえる。
昇降口前にクラス分けの表が貼られてるので、みなそれを見るために昇降口の前に固まって通る事も見ることもかなわない。
早く人が減らないかなぁ…
「ゆきー!!!」
すぐ振り向くとそこには菜々がいた。
「菜々ちゃん!!おはよ!」
「おはよー!すごい人だね〜」
「ほんとね〜しばらく見れそうにないね」
そんな他愛のないやりとりをしていると校門あたりがざわざわしはじめたので目を向けた
見るとそこには顔のパーツが整った人達がいた。そう、、、立海名物
「男子テニス部だ…」
そう。うちの学校の男子テニス部のレギュラーメンバーはみんな顔が整っており、女子から大人気なのだ。
「相変わらずの人気だねぇ〜」
「アハハ そうだね〜」
「やっぱりゆきは興味ないの? 」
「興味あるなし以前になんか違う世界?って感じかな…」
「なるほどねぇ〜なんか分かるわ」
そう2人で顔を合わせて笑っていると、いつの間にか人が動いたようで、掲示板の前にいる人はかなり減っていた
「あ!ゆき !今なら見れそうだよ!行こ!」
「えっと…私たちのクラスは…」
掲示板をA組から順に見ているが、全然自分の名前が見当たらない
「あ!私B組だ!!」
「え!?菜々ちゃんB組なの!?」
「うん。○○番だって〜」
「え……」
確かB組に私の名前は無かったはず…
「もしかしてクラス離れた?」
そう私が聞くと菜々ちゃんはもう一度掲示板を見直し、こちらに振り返った
「そうみたいだね…」
うそ………
「菜々ちゃんと違うクラスなんて…耐えられない…」
「私もショックだよ!でもさ、お互い新しい友達ができるチャンスなんだしさ。お互い頑張ろ! もちこれからもゆきのクラスに遊びに行くしさ!!」
「菜々ちゃん…」
菜々ちゃんが言っていることはごもっともだ。2年生には校外学習もあるし、同じクラスで友達も作らないといけない。
「菜々ちゃんありがとう!私も違うクラスでも頑張る!私も菜々ちゃんのクラスに沢山遊びに行くから!!」
私は本当にいい友達を持ったなぁ…
ところで私のクラスは
「E組だ…」