ルイside

ザンザスの部屋━━━━━━━

薄明るい光で落ち着く。
明るすぎると目が痛いから……

ザンザス「座れ」

ザンザスが椅子を用意してくれたからその席に座る。
フカフカ……

ザンザス「お前には話しておくことがある」
ルイ「？」

ここで俺はザンザスの幼少期、9代目に凍らされたこと
スクアーロとの事を聞いた。
9代目に凍らされたから顔の傷があることも……
なんか俺と少し似ている気がする。
そう感じた。

ルイ「……俺の直感で悪いんだけど……
食事場にいた機械のやつの中にいたりする？」
ザンザス「……なぜそう思う」
ルイ「感」
ザンザス「……ぶはっ！
当たりだ……よくわかったな」

そう言ってザンザスはお酒を飲む。
お酒って美味しいのかな……

ザンザス「飲んでるものが気になるのか？」
ルイ「少し……」

そう言うとザンザスはもうひとつのグラスに
少しだけ酒を入れて俺に渡してくれた。
飲んでみろってことかな。
俺はグラスを受け取り少し口に含む。
熱くなる感じがたまらない。
少し癖になるような味……

ルイ「……おいしい」
ザンザス「この酒の味がわかるやつがいるんだな」
ルイ「初めて飲んだ……味が癖になる」
ザンザス「たまに飲ませてやる
またいいのが入ったら呼ぶ」
ルイ「わかった」

俺はグラスを置き。
椅子からたとうとした。
その時、ドアが開いた。

スクアーロ「ボスぅここの資料なんだが……ってお取り込み中だった……ガ？！」

早かった。
スクアーロの頭に秒でザンザスがグラスを投げぶつけた。
あのグラス……高かったろうに……

スクアーロ「投げなくてもいいだろ！！」
ザンザス「……ふん」
ルイ「スクアーロ……」
スクアーロ「ルイは部屋に戻る前か？」

俺は頷く。
するとスクアーロは、何故かほっとした顔をした。

スクアーロ「気をつけていけよ」
ルイ「わかった」

俺は1人でザンザスの部屋を後にした。