スクアーロside


血なまぐさい場所にぽつんと1人立っていた。
俺の目に入ったのはそれだけ。
肉片が色んなところに散らかってることから察した。

　こいつが【BLOODKING】だと

スクアーロ「お前がBLOODKINGで間違えねぇな」

俺がそう言うとゆっくりと俺の方を見た。
感情が消えたような目であり血で満たされた目にも見える
口元が見えないからどんな顔をしているかは
見えないがこれだけは分かる。

　こいつは表情も無なんだと。

ルイ「俺はBLOODKINGなんて名前ついてたんだ」

声からして16歳くらいだな。

スクアーロ「俺らヴァリアーに来て欲しい」

俺がそう言うとBLOODKINGが静かに言った。

ルイ「俺なんかが行っていいところなの？」
スクアーロ「今の俺はにはひつようだぁ」

BLOODKINGは少し考えたような感じに見える。

ルイ「……わかった。あと……」

いつの間にか俺の目の前にBLOODKINGが現れた。
動いたのが分からないくらい静かに……

ルイ「俺はBLOODKINGってさっきから何度もいわれてるけど……俺の名前はルイ……｣
スクアーロ「ルイか……とりあえずよろしく頼む」
ルイ「……うん」

これが俺とルイの初めての出会いだった。