紫呉の家にいる時大体夕食は出前か外食になる、なぜなら紫呉も由希もあまり料理が得意ではないし私はやる気が起きないから

かくいう今日も外食だった、だから今は夜ご飯を食べたお店からの帰り道だった

その帰り道周りを腰を曲げて歩いて帰っている本田さんが居た


「こんな時間にどうしたんだろう、お母さんを亡くされたって聞いてるけど引っ越して来たのかな？」

「でもこの辺の土地は他人に貸してないよ」


なんて話しながら本田さんの後をついて行くことにした、そしたらなんと


『え、テント？』


そう、テントの中に本田さんが入っていったのだ


「あや、なんだか目まいがします、顔を洗って気をひきしめましょう、あ」

「あははははー!!」

『「紫呉笑いすぎ」』


本田さんの話を聞くべく紫呉の家に帰ってきた


「おかしいと思ったんだ、この辺りは草摩の土地だから」

「あの･･･お願いします、しばらくあそこを貸してください、改築が終わればすぐに立ち退きます、お金は･･･あまりないけどはらいます、お願いします」

「あそこ危ないよ崖の土緩いし「やっと笑い終わったの？」第一女の子が何ヶ月もテント暮らしなんて無理だよ」

「大丈夫です！ナメクジにも慣れました！」

『「「えぇ･･･」」』

「体力だって気力だって十分あります！だからお願いしま、すぅぅぅ〜」


本田さんは熱があったみたいでとりあえず今日は家で休んでもらうことにした

その後崖崩れで本田さんのテントが巻き込まれたことが分かり本人は焦っていたが外が明るくなってからまた来ることになった

多分由希が夜探しに行くだろうけど、たくさんの鼠と一緒に