少し時間が経ち夜ご飯ができたみたいなので何があるのか見ようと思った


「わぁ凄いです！楽羅さんお料理お上手なんですね」

「エッヘン！」

「すごいけど、これ何人分なの？」

『これを作るための材料あったんだ』


とにかく量が沢山あって紫呉が冷蔵庫を確認したが物の見事に空っぽになっていた


「愛する夾君に食べてもらおうと思ったら張り切りすぎちゃったぁ」

「その夾君はどちらでしょう？」

「上じゃないかな」


楽羅はその言葉を聞き夾を呼びに2階へ行った


「夾君ご飯できたよっ！」

「ｯ!?いらねぇ」

「どうして〜？さっきお腹なってたじゃない」

「なってねぇ」

「夾君お腹すいてると思って沢山作ったんだよ」

「いらねぇ」

「夾君の好きな物沢山あるよ？」

「うるっせぇ!食わねぇったら食わねぇ！」


楽羅は涙目になって、一生懸命作ったのにと言いながら夾を思いっきり背負い投げた

そしたら、2階の床が抜けてちょうど料理が並べられている1階の居間に夾諸共落ちた

紫呉はなんでみんな家壊すかなと泣いていた、すぐ料理作り直すねと楽羅は言ったが冷蔵庫の中は空っぽ

夾に帰れと言われて走り出した楽羅にどこへ行くのと聞いたら買い物と言って出かけて行った


『楽羅リュック忘れてる、中にお財布入ってる』

「買い物って言ってたしスーパーに行ってると思うよ」

「お財布忘れてたらお買い物のお金が、私行ってきます！」


透はそう言って自分のお財布を持ってスーパーに行った