その日学校は騒がしかった、その理由は草摩夾と言う転入生と珍しく朝から来ている草摩玲奈の2人だった


「由希くーんイトコが入ったんだって？ねぇ紹介してよ〜」

「ごめん先輩、イトコと言っても玲奈と違ってあいつとは親しくないんだ、口を聞いたこともないよ」


透は友人の魚谷ありさと花島咲と居た、咲に髪を巻いてもらってるようだ


「いい色してんじゃん、あの頭今日子さんの髪の色と少し似てるよなぁ」

「あぁそういえばそうですね」

「感じる、草摩由希と同じ電波を感じるわ、でも玲奈とは似て異なる電波、これは何？なんの気配？人とはまた違う電波」

「(やっぱり花ちゃんの電波情報は侮れません)ってあれ？花ちゃん玲奈さんと仲良かったんですか？」

「彼女とはどこか同じ空気を感じるの、居心地がいいわ」

「ああ、お前ら雰囲気似てるもんな」


そんな中女の子に慣れてない夾は遂に耐えきれなくなったのか席から立ち上がった

それに気づいた女の子がまた近寄ると夾はその子を背負い投げして、教室の窓から中庭に飛び降りた、それを見たありさはなんか面白いやつじゃんと言ったのだ


「はぁはぁはぁ」

「おい、もう少し頭を使った行動をしてくれないかな」

『流石に教室の窓から飛び降りるのはありえないからね』

「うっせぇ！お前正気か、なんでこんな女がわらわらいる学校に通ってんだよ」

「慊人が決めた男子校に通わされるよりずっとマシだよ、俺は少しでも草摩の檻から出たいんだ、その檻に自ら入りたがるお前の気が知れないよ」

「っお前に！お前にわかるもんか！俺は勝つ、お前に勝って列記とした草摩の一員になるんだ！もうこれ以上爪弾きには合わねぇ！」

「ダメです〜!!!」


そう言いながら透は体を張って止めに入った

まあとどのつまり抱きついて止めたので夾は猫になってしまった