京都校の一年だったけど東京校の一年になりました
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いつからか
なんて記憶は全くないほどに
彼女はここで生まれ育ち
呪術師になるために行動していた
無意識に家族だと思っていた人たちはどうやら違うようで
ふと、兄と呼んでみたが男は激しく顔を歪め、怒声を上げ
拳が血に染まっても男は少女を殴るのをやめなかった。
しかし、そんな状況の中で
大怪我を負っても少女の表情は変わることは無く
赫の眼はただただ男を無表情で見つめていた。
「俺は〝人形〟の兄なんかじゃない!!!」
鋭い痛みを感じつつ
少女はその言葉をただ頭に入れる
どうやら自分は〝人形〟らしい、と
その日から、少女は人形として己を受け入れた
ただ、誰からも世話されることはなく
ひたすらに自分に出来る事は呪術師になること
彼女の行動理由は只々それだけしか存在しなかった。
ある日、少女は術式を自覚した
どうやら呪力を操れるようになったようだ
術式を持っていることに当主は喜んだ
しかし、そのことで男は余計に少女を嫌った
男は術式を持っていなかったのだ。
ある日、少女は男に殺されそうになり反転術式を会得する
当主はとても喜んだ。男は常に暴力を振るうようになった
その左眼には深い傷跡が残っている。
赫の眼は男に刺されたことにより死を悟り
呪力の核心を得た少女は新たな術式を自覚し
未来が視えるようになった
しかし、赫の眼は隠さないといけないらしい
真っ暗な視界の中で生きていけるように
少女は感じ取れるように必死に練習をした
そうしなければ、死んでしまうから呪術師になれないから
すれ違った男が言った。
見えてないのに気持ち悪いと
だから少女は顔を隠せるように前髪を伸ばした
ある日、当主が言った。
外で呪霊を倒せと
ただし、人と接触はせず、眼も決して見せるなと
少女は頷き、呪霊を倒すために外に出るようになった
呪術師は、どうやったらなれるんだろうか
少女はそう思いながら、ずっと呪術師を目指していた。
なる理由も、意味も無いまま
ただひたすらに、独りで行動していた。