斎藤一の解釈について

強火怪文書
斎藤一という人間についての話
※以下ほぼFate/grand orderのサーヴァントとしての話
※個人の見解しか含みません
※おさらいタイムを含みます。読み飛ばそう。

まず属性の話。
そもそも斎藤一って属性が「秩序/中庸」なんですよね。
「秩序」は言わずもがな「法律やルールを遵守する」という解釈で良いんですよ。(多分)「中庸」の方って、「善悪のバランスをとる」とか「善悪を併せ持つ」とか色々あるんですが、私の中では斎藤一は「英雄と言うよりかは人間的なサーヴァントである」という意味の「中庸」の解釈でして。
理由としては、斎藤一という男は、どちらかと言えばThe英雄と言うよりかは、確かに公平な面もありますが、肩入れもするし個人的な意見で動く、人間的な人だと分析しているからです。
そのため私は斎藤一の「秩序/中庸」の属性のことを、簡潔にいえば、『基本的には社会の規則やルールに則って生活するが、いざとなった時には「自分の中の曲げられない‘ルール’の方を厳守する」サーヴァント』という解釈をしています。
つまりは、どこかに確固たる自分の考え、主張があるが基本的にはそれを出していない、と取れる訳ですね。

次に、絆ボイスの話。
1→3辺り、最初からそもそも自分のことを構うなだとか、好きに使って捨てろだとか言っており、こんなにサーヴァントのいるマスターが自分を大事にしてるって思ってない感じがしますね。そういえば絆をあげる時に4→5がだいぶ長めだった気がするんですが、実際どうなのか分かりませんね。(調べました 1→2と、4→5が長めでした )
絆の上がり幅とボイスの内容から考えるに、一旦1→2で「自分にも取り合ってくれるマスター」として一旦評価を改め、4→5で「自分の仕えるべきマスター」として見極めた、という印象を受けますが、評価が2段階なことを考えると、用心深い性格をしているなと思いますね。
ついでに言わせてもらうと6→7でめちゃくちゃ絆ポイント要求してくるくせに、7→8、8→9で減少して、また9→10でポイント要求してくるの、自分の内を本当に見せても良いものか?の評価をしていると思うと本当に斎藤一という感じ。1回要求量が上がったあとに下がるのが「ここまでならいいよ」の線引き感があって好きなんですよね。それにしても段階を踏みすぎだと思いますけど。

ついでに絆礼装の話もさせてください。
「―――なあみんな、夢の果ては見つかったのかい」
昔を思い返しながらこのセリフが出てくる男斎藤一。
そもそもこの男の言う「夢の果て」とは?
この場合の‘果て’の意味、私は「おわり」というよりかは「極み」みたいなニュアンスで捉えています。もちろん終わりの意味もないとは言わないですが。
このセリフ、個人的見解としては「問いかけ」というよりかは「独り言」だと思っているので、映像付きのイメージでお届けするなら、どこか遠くを見て、ふっと笑いながら言っている感じですね。(個人の感想すぎる)
自分の内心を仲間内にも他の誰かにも語ることなく死んでいくの本当に斎藤一という感じ。忍ぶのが上手いんですよ、本当にわかりにくい男。

そして、バレンタインの話。
まずマスター側に斎藤一への恋愛感情がない場合として考えましょう。
最初の心中の話は、マスターが恋愛をした際に‘そうなる’のがみたくない(激重実例紹介)をした後、「どこへでも連れて逃げてやるからよ」のセリフになる訳で。
この場合、マスターを"かつての新撰組の仲間"に重ねており、あの日自分が何も出来なかった、あの時と同じ思いはしない、という想いでの「どこへでも連れて逃げてやるからよ」だと思うんですよ。ラストのは普通に考えて、言うつもりが無かったことをペラペラ喋ってしまったことの後悔、逆にマスターに自分の想いまで背負わせてしまったことへの後悔だと思っています。
シンプルに重いですね。(感想)
恋愛感情がある、として見た場合でも、あれは「カルデア内での恋愛行為をする」という解釈にはならない、と思います。
確かに、前半はマスターの恋愛感情について咎める風に聞こえますし、それを否定も肯定もしない、という意味では、斎藤一の中ではそれは恋愛感情の受け入れ=自分もマスターが好きだ、の表明にはなるかもしれません。
でも思い出してみましょう、心中の話を。
「色恋沙汰なんてもんは理屈じゃないわけ。走り出したらどこ行くかわかんないのよ、男と女なんてのはさ」
私はこのセリフが「どこへでも連れて逃げてやるからよ」に掛かっていると思っています。
この「どこへでも連れて逃げてやるからよ」は意味としては「マスターが自分を頼るなら、それに応えてマスターを第一に、自分はどこへでも一緒に逃げる覚悟はあります」の、激重感情の表明である、それはマスターの恋愛感情あるなしで変わりません。大事なのはここからで、恋愛感情がある場合、この後に括弧書きで(でも僕と逃げたら、僕はどうなるかわかんないよ?(マスターのことが好きだからね))になるのではないだろうか、と。
ラストの「どっちが後先わかってないんだ、って話ですよ」が、「マスターとサーヴァントの関係性なのに、立場わきまえてないこと言っちゃったな」のニュアンスになると思っています。
結論、斎藤一という男は立場を弁えているのでマスターの前で個人的なそれこそ分かりやすく恋愛感情を見せるなんてことは無いわけです。
だから、斎藤一と、もし「カルデアのマスターとサーヴァント」として恋愛をするなら、二人で逃げた先で、それが成功した世界線でしか、成立しないと思うんですよね。

斎藤一の思考回路とかの話。
以上の怪文書を踏まえて(踏まえてはいない)斎藤一という人間の思考なり人格なりを読み解いてみようかと思うんですがしばしの間私の思想にお付き合い下さい。
斎藤一という人間は、マスターに対してベースにある感情は「自分が護るべき、仕えるべきマスター」であるので、まず‘保護対象’なんですよ。それ以上でもそれ以下でもない。だから、マスターを第一に考えて、時にはルールに背く(自分ルールで行動する)キャラクターなんです。
マスターのことを第一に考える、という点で補足する点がいくつかあります。
まず斎藤一は、全て終わったあと、マスターに「普通の人間として」幸せになって欲しい、と考えています。そのため、「マスターを護る」ことを行動指針の第一にしています。
つぎに、斎藤一という人間には、「自分がマスターと深くかかわりすぎてはいけない」という考えがあります。なぜならば、「過去の人物である自分が、今を生きる、未来を生きるマスターと道を交えてはいけない」という思考が無意識か意識的にあるかは分かりませんが、存在するので、「必要とあらばいくらでも手は貸すが、マスターの中で重要な存在になりたくない」という感じだと思っています。
そもそも道を交えてはいけない、と思っている対象のため、斎藤一にとってマスターとは、いずれ手を離す存在なのです。できれば手を離した時に悲しむ姿は見たくないから、自分はマスターに対していくら重い感情を抱いていても、それを返されたり、なんならマスターからそれを向けられるのは、もしかしたら嬉しいという感情もあるかもしれませんが、終わりを考えた時に、あまり好まないのだろうと思います。最後に見るマスターの顔は、笑顔がいいと思ってそうですからね。

ついでに恋愛観の話。
私の中では、斎藤一という人間は「カルデアのマスターとは恋愛をしない」と思うんです。
それにはちゃんと理由があって、前述の通り斎藤一の中では「過去の人物である自分が、今を生きる、未来を生きるマスターと道を交えてはいけない」という考えがあると思っているので、最終的にはマスターの手を離すと考えています。
もし仮にマスターと付き合うならば、自分の信念を曲げてまで一緒にいたいと思えるマスターかつ、手を離してはいけないと思っているマスターでなければいけないのではないでしょうか。
では、そもそもこれは成立するのか?という話です。
まず、斎藤一という男はマスターがいくら自分のことが好きだ、と分かっていても、いずれ手を離す存在と付き合うなんて無責任なことは、マスターのことが好きであればあるほどしません。属性のところで前述した通り「自分の信念に基づいて行動する人」なので、信念を曲げてまで付き合うことは無いでしょう。1つ目の条件はなくなります。
次に、斎藤一という人間はまず、「手を離してはいけない」と思う人は、恋愛的な意味では好きにならない、と考えます。完全に自分が見ていないといけない人のことは、好きにならない。多分保護対象としてしか見られない人なので。
(これは自論ですが、斎藤一が好きになる女は、程よく自分を頼って寄っかかってくれるけど、もし自分が手を離しても、落ち込んだり引きずったりはすれど、最終的には前を向いて歩ける女だ、と考えています。)
なので、先程のふたつの条件は絶対に成立しないのです。
そもそも斎藤一という男、マスターに恋愛感情があると分かっていても「告白しないでくれ」と思っているんじゃないでしょうか。もしアクションされたら、そのまま有耶無耶にするような不誠実な人ではないので、絶対に「振らないといけない」からです。いくら好きでも、前述の通りいずれ手を離す相手だから付き合いません。傷つけてでも、嘘をついてでも、疎遠になってしまってでも、断ります。それが彼にとっての「誠実さ」ですから。
あと斎藤一ってかなり現実主義なので、立場が違う時点で弁えちゃう人だから、恋愛感情を持ったとして諦めるか見ないふりをするかってタイプだと思うんですよね。
つまり現状、「カルデアのサーヴァントとマスター」としてだと恋愛が成立しない、ということです。
だからわたしが逃走ルートなんて作る羽目になってんですよ

ちょっとだけ3臨の斎藤一について
いままで書いてきたことは全ての再臨で当てはまることではあると思うんですが少し補足。3臨の斎藤一は1.2臨より年齢が若く、言動も少し異なると思っていて、例えばですが多少感情が分かり易かったり、一人称「俺」が出やすかったりする印象があります。血気盛んな時代の再臨なので。あとは、新撰組時代ということで、新撰組の中でも年下の方、姉と兄がいるという点でいつもより末っ子属性の強い斎藤一だと思っています。1.2臨の斎藤一より、ちょっとだけ自分の感情をメインに動くイメージです。

fesのボイス等々の話をしようかと思ったんですが、あれを「カルデアの」通常の斎藤一として扱って良いのかわからず保留にしました。お祭りの現場ですし…。
それにセリフが私に都合が良すぎるので。カルデアの斎藤一の解釈としては一旦ここでは含まないことにします。後で引用しますが

おまけコーナー
ここからは以上のことを踏まえた現パロ等々の話を軽めにしようのコーナーでお送りします 適当
とりあえず現パロ全体の斎藤一について。
そもそも斎藤一という男は他人のことは大事にするくせに自分のことは後回しの男なので一人暮らしをしているならば、確実にカスの自炊タイプの男。1週間に2回料理していれば良い方で、その2回も「炒めたので自炊(冷凍チャーハン)」とかの可能性がある 基本コンビニのご飯かウィダインゼリーかカロリーメイト食べてる人間。でも決して料理ができないわけではない。自分のためにしようと思わないだけ。
思考回路としては前述の通りリアリストなので、自分にできないことはせずに堅実に生きている。
基本行動指針は属性の話の時にした話と対人も絆レベルの話と被るので割愛

現パロ斎藤一の恋愛観について
ここはサーヴァントじゃないからね、恋愛だってできますよ!!!!やったね
まず、恋愛対象が基本的に「自分と同じところに立っている人」。立場があまりに違いすぎたり、住む世界が違ったりすると恋愛は発生しない。
相手と関わって内面を知る中でだんだん好きになるタイプなので、一目惚れは発生しない。
ある程度自分を頼ってくれてほどよく一緒にいて楽な子で反応が面白い子が好きだと思う。どちらかというとふとしみじみ「好きだなあ」って自覚するタイプだと思う。
→2023フェスバイノーラル「僕ってばマスターちゃんにそんなに気ぃ許してたっけか……?」(うろ覚え)、あれ割と自分の感情に気づいた時のソレだから。この人自分の感情を置いておくのが上手すぎるせいで、自分の感情に気づくのも遅いんですよね〜。
好きな子のことは、許される範囲でちょっとしたちょっかいをかけて反応を楽しむタイプで、手のひらの上で転がすのが好き。冗談を言ったりからかったり、優しくしたりという感じ。でもいかにも恋愛!!!みたいな雰囲気を普段から出すことは無い。そもそも普段は相手のことをどちらかといえば穏やかな目で見ることの方が多いので保護者的な面の方が強く出るのでは?と思うなどしている。
→2022fes「なんなら僕らも踊っちゃう?」だとかね(は〜〜〜〜〜〜〜 なんなんですか?この男は) これは多分冗談で言ってはいるけどそれはそれとしてもし頷かれてもいいし、相手方が照れて黙っちゃってもそれはそれでいいし、スルーされても別に困らないという巧みな質問である。(個人的見解)
追加で相手のことをよく観察していて、なんとなく相手の好きなこととか嫌いなこととか好みをあらかた覚えちゃうタイプ。
→2022fesの「コーヒー買っておいたからどうぞ」もそれ。いやあの斎藤一が相手にコーヒーを買うなら味の好みが完璧に理解できてないとやらないでしょ、だってそんなことしたら相手がそれ飲めない可能性もあるんだし。相手用に買ってるならそれ以外ありえないですからね(強火)。
好きな子に自分以外の好きな人がいたら身を引きますし応援もしてくれます、そういう男です。
現パロなのでサーヴァントの時と違って、好きな子が受け取りやすいような形で愛情表現をしてくれると思います。
基本的に私はパロの際こういうスタンスでやっています〜てことだけ把握してもろて
(まあこんな感じなのでうちのカップリングは恋愛だけが全てでは無いです。)

ガチでいらないおまけコーナー
1番思想が強い先生の斎藤一について
再三言ってますけど先生の斎藤一って生徒への線引き凄いですからね。枠組みを超えるようなことってしないんですよ。先生と生徒で恋愛?冗談じゃないです、帰ってどうぞ。
斎藤先生はね、生徒と先生の立場を弁えてるし、生徒の告白は優しく断る、素敵な大人じゃないといけないの わかります?
もし生徒のことを好きになってしまっても、その相手が告白してきたとしても断るんですよ。ただし「君が大人になっても気が変わらなかったらまたおいで」って言ってくれると思うんですけど なんならそれでほんとに相手が大人になるまで待ってくれるタイプだから 異論は認めないから 斎藤一ってそういう男だから
告白がなければそもそもハプニングにでも見舞われない限り恋愛的ななにかは起きませんからね。せいぜい学校イベントでちょっと会話したりみたいな そんな感じです なので補修を無理やり受ける必要があって(ろくろを回す絵文字)
先生の斎藤一っていいな 絶対に生徒にとって「先生」であり続けてくれるから。
全体的になんですが、多分私の、斎藤一の好きなところって、倫理観がしっかりしていて、自分の立場を理解していて、それを超えるような行動をしないところなんですよね。だからそういう面が強めに解釈されているかもしれないですね。そこだけ断っておきます。

ここまで読んでしまったそこの君は随分なもの好きですね、ありがとうございます 強火オタクのやんわり怪文書でした