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prologue

入学式のあの日、僕は女神様に出会った。
そのどこか切なくだが強い使命を抱いたそんな表情に僕は一目惚れしてしまった。

あの人は果たして人間なのか?それすら怪しく思えてしまうほどの美しさだった。
まるで幼い頃に絵本で見た女神様のようだった。

入学して数日は女神様のことで頭がいっぱいだった。
女神様はどんな1日をお過ごしだろうか、
何年生の何組だろうか、
どの授業がお好きだろうか、
どんな物が好きだろうか、
好きな異性のタイプはどんなだろうか、
そして叶う事ならあの女神様の寵愛をうけゆくゆくは恋人へなどと考えていた。
そんな時有ろう事か女神様から僕へ声をかけてきたのだ。

"君、サッカーに興味はないかい?"
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