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運命の赤いリボン 【番外編】

朝の日差しが差し茜李は目を覚ます

目を開けるとそこには寝ている自分がいた

「え!?」

漏れた声は何やら凄く低い

手も大きく、下半身も違和感が凄かった

下半身に触れれば何やらもっこりとしている

茜李は急いで鏡を見ればそこには…

「え!?ジョルノ!?」

「んっ…」

後ろからは自分の声が聞こえては茜李はすぐさま近寄る

「起きて!ジョルノ!今、大変なことになってるのよ!」

「ん?…何か体が…」

ジョルノは胸に触れれば何やら柔らかいものが2つ

声も高く何やら体が軽い

鏡を見ればそこには茜李の姿がいた

「えっ…これは…」

「もしかして私達…入れ替わったの!?いやぁぁぁ!!」

泣きじゃくる茜李をジョルノは慰める

というより泣きじゃくる自分を自分自身で慰めているのに対しジョルノは少し不快感を覚えていた

「とりあえずフーゴ達には連絡しとくか…」

ジョルノが連絡を取ればフーゴとミスタは急いでやって来た

「お前ら入れ替わったってどこの漫画の世界だよ!?ギャハハ!!」

「とりあえず今日の会議は後回しにして…どうなるんだ」

「うぇぇぇん!」

笑い飛ばすミスタ

慌てるフーゴ

泣きじゃくる茜李にジョルノは何やら冷静になれたのか冷めた目で見ていた

「はぁ…とりあえず茜李は僕の服を着て本部で座ってるだけでいい

僕は学校に行くよ。茜李、髪の毛結んで」

「うん」

ジョルノにリボンを渡された髪を纏めようとするがなかなかうまくいかない

「あれ?おかしいなぁ」

「…まさか指が慣れていないから…」

「そうみたい…」

ジョルノはため息をついては三つ編みを結びリボンで止める

「じゃ、僕は行ってくる。ミスタとフーゴは茜李を頼む」

セーラー服を着て普通に学校に行くジョルノに3人は目を見開いていた

「どれだけ冷静なんだよ」

「さすがジョルノ…」

とりあえず3人は本部に行こうと部屋を出た

一方ジョルノは学校に着き席に座れば周りから見れば髪型も雰囲気も変わっている茜李の姿に皆、困惑していた

「あ、茜李ちゃん!おはよう!」

1人の女子がジョルノに話しかける

「あぁ…おはよう」

フッと静かに笑えば、少女は顔を赤くしてはその場から離れる

「今日の茜李ちゃん、イケメンだった…」

「え!?あの茜李ちゃんが!?きっと変なものを食べたのよ…!」

ジョルノはやれやれと窓から景色を眺めていると先生が教室に入って来ては皆、席に着く

「鈴原…あれお前赤リボンはどうした?」

「今日はヘアスタイルを変えました」

キリッとした表情に周りはさらに困惑をする

「どうしたどうした!?鈴原お前いつものアホ面はどこ行ったんだよ!?」

話しかける男子にジョルノは嫌そうな顔をする

「あんたには関係ないだろ」

冷たい一言に周りは動揺する

「あ、あ、茜李ちゃん!?」

「ん?」

「鈴原が可笑しくなった…」

周りは距離を置いては授業を進める
その後、ジョルノが授業中質問を投げられスラスラと答えたことに周りはさらに動揺した

一方茜李は…

「こんなの分かんないよ!!!」

うぇぇんと子供みたいに泣く茜李にミスタとフーゴはあやす

「泣くなよ〜、こんなところ他の奴らに見られちまったらヤバいぞ」

「茜李さん!貴方なら大丈夫!頑張りましょう!」

「うん…うん…」

「…ただいま」

3人は声のする方に顔を向ければそこには何やら疲れたジョルノ(茜李)の顔

「茜李…頼むから泣かないでくれ」

「ジョルノォ…」

「やっと戻ってきたのか…とりあえず俺ら休憩行くぜ〜」

「すぐ戻ってきます」

バタンとドアが閉まればジョルノは茜李に抱きついた

「ジョルノ?」

「…やっぱりなんか違和感があるけど…とりあえず、元に戻る方法を一緒に考えよう

きっとあるはずだ。だから今日はあともう少しで仕事が終わるだろ?僕と一緒に頑張ろう」

「うん…!!」

ニコッと笑う茜李にジョルノは目を細めては笑う

「あいつら自分自身と抱き合ってるって事に気付いてねーのか?」

「まぁ頭のネジ一本抜けてるカップルですからね」

その光景をドアの隙間から覗いていたミスタとフーゴだった

無事、2人は仕事を終え家に帰ってはバスルームに入る事にした

「ちょっと!なに堂々と脱いでるのよ!」

「なにって…別に君の裸なんて見慣れているし何も恥ずかしがることなんて…」

「それとこれとは…!?」

「それに、君も僕の裸を見るからおあいこだと思うけど?」

フッと笑うジョルノに茜李は顔を真っ赤にしては服を脱ぐ

お互い体を洗いっこしては湯に浸かりながら話をしていた

「いつまでこの状況が続くんだろう」

「…正直僕にも分からない…」

「そうだよね…」

落ち込む茜李をジョルノはソッと頰に触れては優しく唇にキスをした

「ジョルノ?」

「…落ち込むな、なんて無理言うかも知れないけど

僕達はなんとかこの状況に対応出来ている

方法が見つかるまで、お互い支え合おう」

「ジョルノッ…!」

茜李は瞳をウルウルとさせながらジョルノに抱きついた

ジョルノも優しく抱きしめ返す

しばらくその態勢が続けば何やら2人はある違和感を覚えた

「…(こんなに僕の体って柔らかかったか?)」

「…(あれ?私の体ってこんなにも堅かったっけ?)」

2人はバッと離れればお互い今あるべき姿を鏡で見合えば元の姿に戻っていた

「私達…」

「元に戻っている」

「やったー!!こんなにも早くに戻れた!」

キャー!と嬉しそうに喜んではしゃぐ茜李をジョルノは嬉しそうに微笑んでは優しく抱き寄せる

「ジョルノ?」

「うん…元に戻ってよかった」

「…うん、そうだね」

2人はお互い元に戻った姿を少しでも瞳に映すようにゆっくりと瞼を閉じながらキスをした

次の日、入れ替わった原因は不明であり2人は忘れる事にした

そして、入れ替わっていた数々の苦行で2人が頭を抱えるのはまた別の話。
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