運命の赤いリボン 【番外編】
「にゃー」
事務室に響く子猫の声
そこにはジョルノの服と思われるものからひょこっと小さな頭を出して尻尾を振る子猫がいた
「ジョジョ!?」
「え!?猫!?」
「マジかよ!!」
フーゴ、茜李、そしてミスタの3人はこの状況を目撃してしまい驚きのあまり目を見開いていた
「まさか、ジョジョが…敵か!?」
「ちゃっかり頭にコロネ3つが付いてるし…」
ミスタは子猫を抱き上げれば猫は爪を立ててはミスタの顔を引っ掻く
「ニャァァァ!!!!」
「うおおおお!!!」
フーゴは転げ落ちたミスタから猫が飛び茜李の頭に乗ったのを見ては何やら考えていた
「茜李さん。僕達は少し調べて来ますので子猫の世話をよろしくお願いします。
ミスタ行くぞ」
「いてー…」
「えっ、ちょっ…」
バタンと扉が閉まり茜李は子猫を見つめてはキラキラと光る黒目に胸を鳴らす
「可愛い…」
茜李は勢いよくギュッと抱きしめては子猫は声を荒げる
「ニャァッ!」
茜李の腕から逃げては本棚の上へと登った
「さすがジョルノ…」
ぐぬぬ…と悔しそうな顔をしながら内心『モフモフだった』と思っていた
「ジョルノ〜、こっちに来て〜。私と遊ぼ?」
茜李は手を叩くと子猫は本棚から飛び降り茜李の元へと近づく
「ニャァ」
「どうしたの?」
優しく声をかけ頭を撫でてあげ喉を撫でてあげれば、気持ちよさそうに目を細める
「にゃぁん」
「うふふ」
この幸せそうに微笑む子猫を見ては茜李は何やら思い詰めた顔をしていた
「一生このままなのかな…」
スタンドのせいなら本体を倒せば元に戻るだろう
もし見つけられなかったり、そうじゃなければ…?
「ジョルノ…」
でも、ジョルノはジョルノだ
例え一生貴方が猫の姿でも…
「貴方と共にいるわ…どんな姿でも…ジョルノ…」
優しく猫を抱きしめていると後ろから声が聞こえた
「茜李?」
聞き覚えのある声にゆっくり振り向けばそこにはシャワーを浴びたばかりのジョルノがいた
「え??」
自分の腕の中にいる子猫とジョルノを交互に見ては茜李は涙を流した
「え?え?」
「茜李…何が…」
寄り添うジョルノの大きく温かい手が頰に触れては茜李は床に猫を優しく置いては抱きついた
「茜李?いったい…」
「驚かさないでよ〜!!てっきりもう二度と人間に戻らないかと思ってたのよ!!うわぁぁん!!」
「…え?」
ジョルノは床に置かれた猫を見ては茜李の泣きじゃくる姿を見ては状況を理解した
「あの猫が僕かと思ったのかい?」
「うん…だって頭のカールが…」
「待って、僕って前髪で認識されてるの?」
「うぅ…そうじゃないけどそうよ…」
どっちなんだ…とジョルノはため息をついてはやれやれと涙を拭ってあげる
「僕はここにいるよ…君の泣く姿にはとても弱いんだ…だから泣き止んで」
「うん…っ…」
ゴシゴシと瞼を擦り鼻を鳴らす茜李
「じゃあこの猫は?」
「あー…実はこの猫街中で酷い怪我をしていたから治療をしていたんだ
おかしいな…この猫頭にカールなんて付いていなかったのに…」
「…あ!」
茜李は理解した
G.Eによる影響のせいかジョルノに似て頭のカールが加えられたのだと…
「ふふっ…頭のカール…うふふ」
笑う茜李にジョルノは何やらしかめっ面をする
「何がおかしいんだ?」
「ううん…ただの1人笑いよ…」
クスクスと笑う茜李と訳の分からないという顔をするジョルノを子猫は真っ黒な瞳でジッと眺めては鳴き声を出した
事務室に響く子猫の声
そこにはジョルノの服と思われるものからひょこっと小さな頭を出して尻尾を振る子猫がいた
「ジョジョ!?」
「え!?猫!?」
「マジかよ!!」
フーゴ、茜李、そしてミスタの3人はこの状況を目撃してしまい驚きのあまり目を見開いていた
「まさか、ジョジョが…敵か!?」
「ちゃっかり頭にコロネ3つが付いてるし…」
ミスタは子猫を抱き上げれば猫は爪を立ててはミスタの顔を引っ掻く
「ニャァァァ!!!!」
「うおおおお!!!」
フーゴは転げ落ちたミスタから猫が飛び茜李の頭に乗ったのを見ては何やら考えていた
「茜李さん。僕達は少し調べて来ますので子猫の世話をよろしくお願いします。
ミスタ行くぞ」
「いてー…」
「えっ、ちょっ…」
バタンと扉が閉まり茜李は子猫を見つめてはキラキラと光る黒目に胸を鳴らす
「可愛い…」
茜李は勢いよくギュッと抱きしめては子猫は声を荒げる
「ニャァッ!」
茜李の腕から逃げては本棚の上へと登った
「さすがジョルノ…」
ぐぬぬ…と悔しそうな顔をしながら内心『モフモフだった』と思っていた
「ジョルノ〜、こっちに来て〜。私と遊ぼ?」
茜李は手を叩くと子猫は本棚から飛び降り茜李の元へと近づく
「ニャァ」
「どうしたの?」
優しく声をかけ頭を撫でてあげ喉を撫でてあげれば、気持ちよさそうに目を細める
「にゃぁん」
「うふふ」
この幸せそうに微笑む子猫を見ては茜李は何やら思い詰めた顔をしていた
「一生このままなのかな…」
スタンドのせいなら本体を倒せば元に戻るだろう
もし見つけられなかったり、そうじゃなければ…?
「ジョルノ…」
でも、ジョルノはジョルノだ
例え一生貴方が猫の姿でも…
「貴方と共にいるわ…どんな姿でも…ジョルノ…」
優しく猫を抱きしめていると後ろから声が聞こえた
「茜李?」
聞き覚えのある声にゆっくり振り向けばそこにはシャワーを浴びたばかりのジョルノがいた
「え??」
自分の腕の中にいる子猫とジョルノを交互に見ては茜李は涙を流した
「え?え?」
「茜李…何が…」
寄り添うジョルノの大きく温かい手が頰に触れては茜李は床に猫を優しく置いては抱きついた
「茜李?いったい…」
「驚かさないでよ〜!!てっきりもう二度と人間に戻らないかと思ってたのよ!!うわぁぁん!!」
「…え?」
ジョルノは床に置かれた猫を見ては茜李の泣きじゃくる姿を見ては状況を理解した
「あの猫が僕かと思ったのかい?」
「うん…だって頭のカールが…」
「待って、僕って前髪で認識されてるの?」
「うぅ…そうじゃないけどそうよ…」
どっちなんだ…とジョルノはため息をついてはやれやれと涙を拭ってあげる
「僕はここにいるよ…君の泣く姿にはとても弱いんだ…だから泣き止んで」
「うん…っ…」
ゴシゴシと瞼を擦り鼻を鳴らす茜李
「じゃあこの猫は?」
「あー…実はこの猫街中で酷い怪我をしていたから治療をしていたんだ
おかしいな…この猫頭にカールなんて付いていなかったのに…」
「…あ!」
茜李は理解した
G.Eによる影響のせいかジョルノに似て頭のカールが加えられたのだと…
「ふふっ…頭のカール…うふふ」
笑う茜李にジョルノは何やらしかめっ面をする
「何がおかしいんだ?」
「ううん…ただの1人笑いよ…」
クスクスと笑う茜李と訳の分からないという顔をするジョルノを子猫は真っ黒な瞳でジッと眺めては鳴き声を出した