最終章 永遠の愛の誓い編
「私の家族を返して!!許さないわ!!オンブラ!!」
「そう…その顔、その絶望の顔がいいんだよ」
「貴方を仕留めるまで私は追い掛けるわ。許さない…!!」
たまに見る亡き母の魂から通じる記憶
とても悲しみに染まりいくつものの血を流した
茜李は瞳をゆっくりと開け眠りから覚める
「おはよう」
隣から愛するジョルノの声が聞こえ、茜李は振り向く
頬杖をついては微笑むジョルノに茜李はゆっくりと顔を向ける
「おはよう…」
あの戦いから3年ぐらい経ち、茜李は学校を卒業をしてはアルバイトをしながら短期大学へと通っていた
茜李は時計を見ると朝の7時だった
「あ…いつもの癖でこんなにも早く起きちゃった…せっかくの休みなのに…」
目をゴシゴシとしては欠伸をする茜李の長く伸びた髪をジョルノは優しく触れる
「結構伸びたね」
「そうね…切ろうにもなんだか勿体ない気がしてね」
髪をいじる茜李
ジョルノは茜李の髪を1束掬えばそれに口付ける
「綺麗だね…」
微笑むジョルノに茜李はクスクスと笑う
「ありがとう…でもジョルノがそう言ってくれるから切れないのもあるんだけどね」
冗談っぽく笑う茜李、ジョルノはそれを見届けては何やらゴソゴソとし出す
「茜李」
「ん?」
ジョルノの手の上には指輪の入った箱が開かれていた
「え?これって…」
「全て落ち着いてから言おうと思ってたんだ…
茜李…結婚しよう」
ジョルノの言葉を聞き、茜李は瞳からポロポロと涙を零した
「はい…!」
涙を止めようと目を擦る茜李の手を抑えてはジョルノは唇にキスをした
それから、なんやかんやで準備を重ねては2人はお互いの誕生日、4月16日に式を挙げることにした
「とうとう結婚か〜。やっとね茜李!」
ドレスを着た茜李を見たトリッシュは嬉しそうに笑う
「ほんとよ!ジョルノが旦那さんか〜。なんだか新鮮!」
ポッと赤くする茜李をトリッシュはクスクスと笑っては式場へと案内する
そう茜李には両親がいない
だから、途中まではトリッシュ、そこからはミスタ、最後にフーゴに案内される
「フーゴさん…私ちゃんとドレス似合ってるかな」
「…大丈夫ですよ、ジョジョも絶対見惚れますよ。さぁ…」
フーゴが前を向けばそこには白いスーツを纏い立つジョルノの姿
ジョルノの前へと立ちベールを捲られる
そう今日は2人が永遠の愛を誓う日
ジョルノは茜李に添い遂げる夫
茜李はジョルノに添い遂げる妻として…
2人は照れ臭そうに笑う
「茜李、綺麗だよ…とても似合ってる」
「ジョルノもカッコいいよ…」
お互いの瞳には相手の姿が映っているのを確認しては吸い寄せられるように唇を重ねた
唇を離した後、ジョルノは茜李を抱きしめる
「ジョルノ!?」
「やっと…僕の物だ…」
ジョルノの言葉に茜李は目を見開いては微笑む
「うん…そうよ、私は貴方の物よ…」
抱き合う2人を皆は盛大に祝福した
遥々日本からは承太郎や仗助、その他の人達
かつて別れた茜李の友人ウィンドー。
そしていつも2人を見守っていたミスタとフーゴそしてトリッシュ
祝いは夜まで続いた
式が終わり2人は式場のホテルの部屋へと戻った
ジョルノがシャワーを浴び終えるとそこには静かに座り星を眺めている茜李の姿
こちらに気付いたのかゆっくりと振り向く茜李の姿はかつての子供っぽい少女だったとは思えない程、とても大人の女性のように感じた
「ジョルノ」
微笑む茜李の姿を見てはジョルノはゆっくりと近づいては頰に触れる
「生きてる…君は今、目の前にいる…」
「…」
ジョルノは一度茜李が死んだ時の事を思い出しては珍しく涙を流していた
「あの時のように君を離したりしない…
これからもずっとずっと僕が守るよ
君を泣かせはしない…絶対に幸せにする
僕が君を世界一に幸せにするよ」
「うん…」
茜李はジョルノの言葉を聞いては優しく微笑む
お互い存在を感じ合うかのように抱きしめ合った
大丈夫…この人となら共に生きていける
私は貴方と共に添い遂げます
それから数年の時が経ち、小さな少年は走っていた
「母さん!早く父さんのところに行こ!」
「もう〜、そんな急がなくても父さんは逃げないわよ〜」
母となる人物は黒の和服を着てはポニーテールに赤いリボンを揺らす
少年は母の手を引いては父の元へと行く
「あ!父さん!おーい!」
少年は小さな手を大きく振ればその少年の父は少年を抱き上げる
少年の父はこちらに向けながら微笑む
「お仕事お疲れ様…ジョルノ」
「お迎えありがとう…茜李」
2人はお互い寄り添う
「僕のスタンドGTのおかげだよ!母さん!父さんがいつ帰ってくるの分かったの!」
ドヤ顔をする息子を茜李は優しく頭を撫でる
「そうね、さすがジョーイね」
褒められ嬉しそうに笑うジョーイ
「今日は3人でリストランテに行くんでしょ??僕、お腹空いたよ!」
2人の手を引っ張るジョーイ
「もう分かってるわよ〜」
「ははっ、元気だな」
息子に手を引かれながら2人は歩く
「茜李…」
「ん?」
「ただいま」
ジョルノの言葉を聞いては茜李はそれに対し笑いながら応える
「おかえり!」
〜最終章〜 永遠の愛の誓い編〜 《完》
the end
「そう…その顔、その絶望の顔がいいんだよ」
「貴方を仕留めるまで私は追い掛けるわ。許さない…!!」
たまに見る亡き母の魂から通じる記憶
とても悲しみに染まりいくつものの血を流した
茜李は瞳をゆっくりと開け眠りから覚める
「おはよう」
隣から愛するジョルノの声が聞こえ、茜李は振り向く
頬杖をついては微笑むジョルノに茜李はゆっくりと顔を向ける
「おはよう…」
あの戦いから3年ぐらい経ち、茜李は学校を卒業をしてはアルバイトをしながら短期大学へと通っていた
茜李は時計を見ると朝の7時だった
「あ…いつもの癖でこんなにも早く起きちゃった…せっかくの休みなのに…」
目をゴシゴシとしては欠伸をする茜李の長く伸びた髪をジョルノは優しく触れる
「結構伸びたね」
「そうね…切ろうにもなんだか勿体ない気がしてね」
髪をいじる茜李
ジョルノは茜李の髪を1束掬えばそれに口付ける
「綺麗だね…」
微笑むジョルノに茜李はクスクスと笑う
「ありがとう…でもジョルノがそう言ってくれるから切れないのもあるんだけどね」
冗談っぽく笑う茜李、ジョルノはそれを見届けては何やらゴソゴソとし出す
「茜李」
「ん?」
ジョルノの手の上には指輪の入った箱が開かれていた
「え?これって…」
「全て落ち着いてから言おうと思ってたんだ…
茜李…結婚しよう」
ジョルノの言葉を聞き、茜李は瞳からポロポロと涙を零した
「はい…!」
涙を止めようと目を擦る茜李の手を抑えてはジョルノは唇にキスをした
それから、なんやかんやで準備を重ねては2人はお互いの誕生日、4月16日に式を挙げることにした
「とうとう結婚か〜。やっとね茜李!」
ドレスを着た茜李を見たトリッシュは嬉しそうに笑う
「ほんとよ!ジョルノが旦那さんか〜。なんだか新鮮!」
ポッと赤くする茜李をトリッシュはクスクスと笑っては式場へと案内する
そう茜李には両親がいない
だから、途中まではトリッシュ、そこからはミスタ、最後にフーゴに案内される
「フーゴさん…私ちゃんとドレス似合ってるかな」
「…大丈夫ですよ、ジョジョも絶対見惚れますよ。さぁ…」
フーゴが前を向けばそこには白いスーツを纏い立つジョルノの姿
ジョルノの前へと立ちベールを捲られる
そう今日は2人が永遠の愛を誓う日
ジョルノは茜李に添い遂げる夫
茜李はジョルノに添い遂げる妻として…
2人は照れ臭そうに笑う
「茜李、綺麗だよ…とても似合ってる」
「ジョルノもカッコいいよ…」
お互いの瞳には相手の姿が映っているのを確認しては吸い寄せられるように唇を重ねた
唇を離した後、ジョルノは茜李を抱きしめる
「ジョルノ!?」
「やっと…僕の物だ…」
ジョルノの言葉に茜李は目を見開いては微笑む
「うん…そうよ、私は貴方の物よ…」
抱き合う2人を皆は盛大に祝福した
遥々日本からは承太郎や仗助、その他の人達
かつて別れた茜李の友人ウィンドー。
そしていつも2人を見守っていたミスタとフーゴそしてトリッシュ
祝いは夜まで続いた
式が終わり2人は式場のホテルの部屋へと戻った
ジョルノがシャワーを浴び終えるとそこには静かに座り星を眺めている茜李の姿
こちらに気付いたのかゆっくりと振り向く茜李の姿はかつての子供っぽい少女だったとは思えない程、とても大人の女性のように感じた
「ジョルノ」
微笑む茜李の姿を見てはジョルノはゆっくりと近づいては頰に触れる
「生きてる…君は今、目の前にいる…」
「…」
ジョルノは一度茜李が死んだ時の事を思い出しては珍しく涙を流していた
「あの時のように君を離したりしない…
これからもずっとずっと僕が守るよ
君を泣かせはしない…絶対に幸せにする
僕が君を世界一に幸せにするよ」
「うん…」
茜李はジョルノの言葉を聞いては優しく微笑む
お互い存在を感じ合うかのように抱きしめ合った
大丈夫…この人となら共に生きていける
私は貴方と共に添い遂げます
それから数年の時が経ち、小さな少年は走っていた
「母さん!早く父さんのところに行こ!」
「もう〜、そんな急がなくても父さんは逃げないわよ〜」
母となる人物は黒の和服を着てはポニーテールに赤いリボンを揺らす
少年は母の手を引いては父の元へと行く
「あ!父さん!おーい!」
少年は小さな手を大きく振ればその少年の父は少年を抱き上げる
少年の父はこちらに向けながら微笑む
「お仕事お疲れ様…ジョルノ」
「お迎えありがとう…茜李」
2人はお互い寄り添う
「僕のスタンドGTのおかげだよ!母さん!父さんがいつ帰ってくるの分かったの!」
ドヤ顔をする息子を茜李は優しく頭を撫でる
「そうね、さすがジョーイね」
褒められ嬉しそうに笑うジョーイ
「今日は3人でリストランテに行くんでしょ??僕、お腹空いたよ!」
2人の手を引っ張るジョーイ
「もう分かってるわよ〜」
「ははっ、元気だな」
息子に手を引かれながら2人は歩く
「茜李…」
「ん?」
「ただいま」
ジョルノの言葉を聞いては茜李はそれに対し笑いながら応える
「おかえり!」
〜最終章〜 永遠の愛の誓い編〜 《完》
the end
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