最終章 永遠の愛の誓い編
真っ白の空間を茜李はただ1人歩く
そうここは魂の通過点
「…静かね…」
茜李は手の平にある闇に包まれた魂をギュッと握っては前へと差し出す
「どうか来世では幸せに…」
茜李は一筋の涙を流しては闇に包まれ真っ黒の魂が浄化され真っ白になるのを見届ける
「…私もそろそろ天へと行かないと…」
「大丈夫よ」
茜李は声がする方へ体を向ければそこには優しく微笑む父、太陽と母、アリスの姿
「え?なんで2人が?」
「ありがとう…貴方のおかげで私達に縛られた運命を断ち切ってくれた
そのお礼に貴方を現世へ送るわ」
「お母さん」
アリスは茜李を包み込むように抱きしめては茜李の中へと溶けていく
太陽も同じく茜李の中へと溶けていく
すると、茜李の頬に触れる小さな手に茜李は驚いた
「僕の分まで生きてね!茜李!」
自分にとても似た笑顔の少年
茜李は涙を流しながら、手を伸ばして叫んだ
「お兄ちゃん…!!」
自身に溶けていく家族の魂に茜李はその場から吸い込まれるように消えていった…。
「嘘よ…茜李…」
「くそっ…!!」
「母さん…!!母さん…!!」
眠る茜李を取り囲むジョルノ達は涙を流していた
守りたかったのに守れなかった存在を失った今、ただ泣くことしか出来なかった
「茜李…」
ジョルノは静かに涙を流しながらギュッと抱きしめたその時…
「なか…ないで…」
微かに聞こえた声に皆、涙を止め顔を上げた
ジョルノは茜李の顔を見るとそこには優しく笑う茜李の姿…
「ごめんね…心配かけちゃって…」
えへへと笑う茜李をジョルノはギュッとキツく抱きしめた
「ジョルノ…?」
「…よかった…本当に…」
ジョルノの肩が震えているのを見ては茜李は微笑みながら涙を流す
それから皆、ジョルノの家に集まればその場で眠りについた
「こんなにも疲れさせて申し訳ないわ…」
「いいんだ。皆、君を守りたいから行動したんだ」
「…ありがとうね…」
「うん…だけど、不思議だな」
「え?」
「あの時の茜李は死んでいたはず。生命エネルギーも感じなかった。
向こうで何があったんだ?」
不思議そうなジョルノに茜李は少し考えては説明をする
「多分だけど、お母さん達は自身の魂と引き換えに私を生き返らせたんだと思う」
「魂を犠牲に?」
「そう…また新たな命として生まれる事がない代わりにね…
お父さん…お母さん…そしてお兄ちゃん、3人の意志を受け継いで私は生きていくよ」
茜李はニコッと笑った
その笑顔はか弱き少女から大人の女性へと成長した証となる笑顔
「共に生きよう…」
ジョルノもそれに答えるかのように笑顔で茜李の手を握った
次の日、昼頃に目を覚ましたジョーイがスタンドのG・Tを使いジョルノと茜李の未来を見ていた
「ジョーイ!ご飯いらないの〜?」
茜李は部屋の扉をノックしながらそう聞くとジョーイは笑顔で出て来た
「いるよ…今から行くよ」
何やら上機嫌なジョーイに茜李も嬉しそうに笑っていた
ジョーイが席に着けば、その隣にジョルノが座った
隣に座るジョルノに驚いては茜李もジョーイの隣に座った
「キャー!私もジョーイの隣に座ろ!」
少し茶目っ気のある声色で話す茜李にジョーイはクスクスと笑った
「何笑っているのよ〜!ご飯食べよ!いただきまーす!」
美味しそうに食べる茜李と静かだが微笑んで食べるジョルノを見てはジョーイは安心した
大丈夫…この2人はもう僕がいなくても…
ジョーイもご飯を食べ終え、 ゆっくりとフォークを下ろしては2人に呼びかける
「ジョルノさん…茜李さん…」
「ん?」
「僕、未来に帰るよ。今の2人なら大丈夫。さっき未来を見たら元通りになっていた。
僕も安心して帰れるよ」
フッとジョーイは笑い茜李の方へ見ればそこには不細工な表情で茜李は泣いていた
「嘘ぉぉ…帰るの?もうちょっといないの??」
「うん、母さん達も心配するだろうしね。大丈夫、僕は2人の子供だから絶対いつかは会えるよ」
ジョーイは優しく微笑めば茜李は鼻を鳴らしながら涙を止めようと必死になる
「ジョーイ…」
「ん?」
「ありがとう」
ジョルノはジョーイに感謝の言葉を言えばジョーイは少し照れた感じで頰をかく
「全然いいよ!じゃ、僕は帰るとするか…
じゃあね!茜李さん!ジョルノさん!」
ジョーイはG・Tを出せば地面に扉を開いてはその場から勢いよく去っていた
「こ、行動力凄いわね…」
「誰に似たんだが…」
ジョルノの言葉にお互い目を合わせては笑った
またいつか出会えるさ…小さな太陽の子
ジョーイ
そうここは魂の通過点
「…静かね…」
茜李は手の平にある闇に包まれた魂をギュッと握っては前へと差し出す
「どうか来世では幸せに…」
茜李は一筋の涙を流しては闇に包まれ真っ黒の魂が浄化され真っ白になるのを見届ける
「…私もそろそろ天へと行かないと…」
「大丈夫よ」
茜李は声がする方へ体を向ければそこには優しく微笑む父、太陽と母、アリスの姿
「え?なんで2人が?」
「ありがとう…貴方のおかげで私達に縛られた運命を断ち切ってくれた
そのお礼に貴方を現世へ送るわ」
「お母さん」
アリスは茜李を包み込むように抱きしめては茜李の中へと溶けていく
太陽も同じく茜李の中へと溶けていく
すると、茜李の頬に触れる小さな手に茜李は驚いた
「僕の分まで生きてね!茜李!」
自分にとても似た笑顔の少年
茜李は涙を流しながら、手を伸ばして叫んだ
「お兄ちゃん…!!」
自身に溶けていく家族の魂に茜李はその場から吸い込まれるように消えていった…。
「嘘よ…茜李…」
「くそっ…!!」
「母さん…!!母さん…!!」
眠る茜李を取り囲むジョルノ達は涙を流していた
守りたかったのに守れなかった存在を失った今、ただ泣くことしか出来なかった
「茜李…」
ジョルノは静かに涙を流しながらギュッと抱きしめたその時…
「なか…ないで…」
微かに聞こえた声に皆、涙を止め顔を上げた
ジョルノは茜李の顔を見るとそこには優しく笑う茜李の姿…
「ごめんね…心配かけちゃって…」
えへへと笑う茜李をジョルノはギュッとキツく抱きしめた
「ジョルノ…?」
「…よかった…本当に…」
ジョルノの肩が震えているのを見ては茜李は微笑みながら涙を流す
それから皆、ジョルノの家に集まればその場で眠りについた
「こんなにも疲れさせて申し訳ないわ…」
「いいんだ。皆、君を守りたいから行動したんだ」
「…ありがとうね…」
「うん…だけど、不思議だな」
「え?」
「あの時の茜李は死んでいたはず。生命エネルギーも感じなかった。
向こうで何があったんだ?」
不思議そうなジョルノに茜李は少し考えては説明をする
「多分だけど、お母さん達は自身の魂と引き換えに私を生き返らせたんだと思う」
「魂を犠牲に?」
「そう…また新たな命として生まれる事がない代わりにね…
お父さん…お母さん…そしてお兄ちゃん、3人の意志を受け継いで私は生きていくよ」
茜李はニコッと笑った
その笑顔はか弱き少女から大人の女性へと成長した証となる笑顔
「共に生きよう…」
ジョルノもそれに答えるかのように笑顔で茜李の手を握った
次の日、昼頃に目を覚ましたジョーイがスタンドのG・Tを使いジョルノと茜李の未来を見ていた
「ジョーイ!ご飯いらないの〜?」
茜李は部屋の扉をノックしながらそう聞くとジョーイは笑顔で出て来た
「いるよ…今から行くよ」
何やら上機嫌なジョーイに茜李も嬉しそうに笑っていた
ジョーイが席に着けば、その隣にジョルノが座った
隣に座るジョルノに驚いては茜李もジョーイの隣に座った
「キャー!私もジョーイの隣に座ろ!」
少し茶目っ気のある声色で話す茜李にジョーイはクスクスと笑った
「何笑っているのよ〜!ご飯食べよ!いただきまーす!」
美味しそうに食べる茜李と静かだが微笑んで食べるジョルノを見てはジョーイは安心した
大丈夫…この2人はもう僕がいなくても…
ジョーイもご飯を食べ終え、 ゆっくりとフォークを下ろしては2人に呼びかける
「ジョルノさん…茜李さん…」
「ん?」
「僕、未来に帰るよ。今の2人なら大丈夫。さっき未来を見たら元通りになっていた。
僕も安心して帰れるよ」
フッとジョーイは笑い茜李の方へ見ればそこには不細工な表情で茜李は泣いていた
「嘘ぉぉ…帰るの?もうちょっといないの??」
「うん、母さん達も心配するだろうしね。大丈夫、僕は2人の子供だから絶対いつかは会えるよ」
ジョーイは優しく微笑めば茜李は鼻を鳴らしながら涙を止めようと必死になる
「ジョーイ…」
「ん?」
「ありがとう」
ジョルノはジョーイに感謝の言葉を言えばジョーイは少し照れた感じで頰をかく
「全然いいよ!じゃ、僕は帰るとするか…
じゃあね!茜李さん!ジョルノさん!」
ジョーイはG・Tを出せば地面に扉を開いてはその場から勢いよく去っていた
「こ、行動力凄いわね…」
「誰に似たんだが…」
ジョルノの言葉にお互い目を合わせては笑った
またいつか出会えるさ…小さな太陽の子
ジョーイ