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最終章 永遠の愛の誓い編

そして映像はアリスの最期の場面へと映し出された

「許せなかったのですね…最後まで…」

「…」

スタンド能力を手放したアリスはオンブラにとってただの人間

オンブラのスタンドによってトドメを刺された

「これでよかったのよね…太陽さん…ごめんね…朝陽…茜李…」

ここで映像は終わり3人は何も言葉が思い付かず静まり返っていた

静かな雰囲気を割ったのはジョルノだった

「オンブラという人物は茜李の兄である朝陽という人物の体を奪った

ということは今の容姿は朝陽のままという事でいいのですか?」

『はい…朝陽はよく茜李に似ている顔立ちです。ね?茜李』

「うん…私によく似ていた…」

「あと、茜李の寿命を維持できる方法とかは…」

『それは…スタンド能力を使わない事です。使わなければ今の寿命で生きれるでしょう。』

「そう…」

「てことはスタンドは使っちゃダメなの?」

『そうよ茜李』

アリスにそう告げられ茜李は悲しそうに驚いた表情をしていた

スタンドを使えなければオンブラと戦えない

そうなるとその役目をジョルノ達が背負うことになってしまう

「情けないわ…こんな自分…」

悔しそうな顔をする茜李

「それは違う茜李」

それを否定したのはジョルノだった

「君は今まで僕達を助けてくれた。今度は僕が君を助ける番だ」

「そうだよ、茜李さん。僕も貴方に助けられた、恩返しをさせてよ」

2人の優しい言葉に茜李は泣きそうな顔をしては顔を俯かせる

「うん…ありがとう…」

涙声でお礼を言う茜李を2人は優しく抱きしめる

その様子を見たアリスは安心したのか優しく微笑んでいた

『では、茜李。私はこれにて上へ帰るわ。太陽さんも待ってるし…』

「うん…お母さん…私が最後の希望ってどういうこと?」

『…時期に分かるわ…』

少し切なげな笑みを浮かべるアリスに茜李はこれ以上は聞けなかった

「そっか…お母さん、お父さんにもよろしくって言っておいてね」

『えぇ、だからもう泣かないで茜李』

「う…ん…これからは泣かない…だから今だけは…」

溢れる涙を抑えようと必死な顔をする茜李をアリスは笑っては優しく頭を撫で天へと登って行った

「茜李…」

「うん…大丈夫!私も出来る限り頑張るよ!」

前と同じような輝く笑顔にジョルノも微笑み返した

「さて…問題は茜李の学校生活だ」

「教育実習でオンブラがいるのよね〜」

うーんとジョルノと茜李は考えているとジョーイは何か思い付いたのか声をかけた

「僕…茜李さんの学校に行くよ」

「え?」

翌日、ジョーイは茜李の高校の制服を着ては嬉しそうに茜李の横に立つ

「それじゃぁ、行ってくる…」

「待つんだ、やっぱり僕が…」

服を脱ごうとするジョルノを茜李は止める

「ジョルノはお仕事あるでしょ!?」

「だけど、やっぱりおかしい普通は僕が行くだろ」

「まぁまぁ!ジョルノは一応ギャングスターなんだから教室にいちゃ皆ビックリするでしょ!?」

「そうだよ、ただでさえ目立つのに」

余計な一言を言うジョーイをジョルノはギロッと睨めばジョーイは澄ました瞳で返す

「じゃ、行ってくるよ」

そう言い茜李の手を引いてはミスタが運転する車へと逃げ込んだ

「ジョジョ、観念して仕事を…」

「フーゴ…」

「ダメだ」

少し落ち込むジョルノにフーゴはため息をついてはジョルノをパッショーネ本部へと連れて行った

「鈴原ジョーイです。よろしくお願いします」

「鈴原って…」

皆、茜李の方へと見れば茜李は苦笑いする

「えーっと、実は親戚なの…えへへ」

まぁ嘘ではない

茜李はジョーイから目線を逸らす

ジョーイは茜李の後ろの席に座った

「よろしくね、茜李さん」

ニコッと笑うジョーイに茜李は気まずそうに返事をした

「てか、年齢詐欺してるわよね」

「あー、ジョルノさんの金の力でなんとか…」

コソコソと話す2人

ジョルノの力凄い…というかこの学校お金に弱いな、大丈夫か?

茜李は色んなことを考えていると、先生に質問を投げられる

「鈴原ここの問題解いてみろ」

「え!?ここは…!?」

授業なんか一個も聞いてない茜李は凄く困っていた
すると、後ろからジョーイが問題の答えを言い茜李はそのまま先生に伝える

「正解だ…」

「ほっ…ジョーイまさか貴方私より頭いいの?」

「今さら気付いた?」

自慢気な笑みを浮かべるジョーイの顔は普段のジョルノにそっくりで茜李は悔しそうにしていた
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