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最終章 永遠の愛の誓い編

あれから茜李とジョルノは共に眠った

翌朝、窓から朝日が閉じている目を刺激するかのように刺激をする

ジョルノは目を開けば先程まで隣にいた茜李がいなかった

顔を上げれば窓を開け風が靡き茜李の長い髪が広がった

こちらに気づき振り向く姿はとても綺麗でまるで太陽の女神のように思えた

「ジョルノ」

「…おはよう」

「おはよう」

静かに笑う茜李にジョルノも優しく微笑み返す

ジョルノは後ろから抱きしめた

「茜李…」

「どうしたの?」

「なんでもないんだ…けど、今だけは…」

ジョルノの腕は少し震えていた

茜李はソッと優しく触れるとジョルノの方へと振り向いた

「ジョルノ…私は生きるよ。ここで諦めちゃ希望を掴めない

だから、そんなに悲しそうにしないで…」

「…僕が必ず…君を救う。必ず、君を…」

ギュッと強く抱きしめるジョルノを茜李は瞳を閉じては抱きしめ返した

「よし!昨日休んじゃったし私、学校に行ってくるよ!」

「茜李さん、本当に大丈夫なの?安静にしといた方が…」

心配そうに見つめるジョーイに茜李はニコッと笑う

「大丈夫!大丈夫!この通り元気だから!!」

元気に見せるよう腕を上げてはニコニコと笑う茜李にジョーイはため息をついた

「じゃあ行ってきます!!」

今日はお迎えもいない。

茜李は久しぶりの外の空気を嬉しそうに感じていた

前を見ずに歩いていると、曲がり角で誰かとぶつかった

「うぎゃ!」

ドン!と尻餅をついては茜李はぶつかった人に謝ろうとする

「あのすみませ…」

上を見上げればそこには父親と同じ顔をした金髪碧眼の青年がいた

「…」

「大丈夫ですか?」

紳士の対応に茜李は意識を戻し立ち上がれば頭を下げてはその場から去る

「なんだか…変な感じ…」

初めて会った気がしない…


「赤いリボン…金髪碧眼…やっと見つけたぞ…

僕の女神…」

男はニヤッと笑い顔を歪ませては茜李の後ろ姿を見送っていた

無事茜李が学校に着き、席に座る

教室に担任と何やら見知らぬ男の人が入ってきた

「今日から1週間、教育実習のオンブラ・ウォーモ先生です。」

「オンブラ・ウォーモと言います。よろしくお願いします。」

お辞儀をして顔を上げたオンブラを見た茜李は朝のぶつかった男の人だと気付いた

『茜李…アノ男ハ危険デス…』

「え?」

突然サンシャインが話し出してはサンシャインは男を睨みつける

『茜李…今日ハ早退シテ下サイ。アノ男カラ離レナケレバ、貴方ノ命ガ…』

「う、うん…分かった」

茜李はサンシャインに言われるままにジョルノに連絡しては学校から逃げるように早退した

「急に早退だなんてどうしたんだ?」

「そうだよ…やっぱり体調が…」

『ジョルノ…ジョーイ…ツイニ宿敵ノ相手ガ現レマシタ』

サンシャインの一言に3人は驚愕した

「宿敵…!?」

『奴ノ名ハ、オンブラ・ウォーモ…茜李…貴方ノ兄デアル人物ヲ殺シ乗ッ取リ、貴方ノ母親ノ宿敵デアリ殺シタ人物…』

「…兄?」

茜李は昔、父親にある事を教えてもらっていた

「茜李にはお兄さんがいたんだよ」

「お兄さん?今は?」

「今は…もういないんだ」

その事を思い出しては茜李は驚きのあまり口を覆う

『今カラ茜李の母親、アリスヲ呼ビ彼女ノ記憶ヲ貴方達二見セマス』

サンシャインは手を広げては上から茜李の母親のアリスの魂を下ろす

『アリス…お久シブリデス』

『遂にこの時が来たのね』


茜李の方を見ると優しく微笑むアリス

茜李はキョトンとした表情で返した

アリスは少し微笑んだ後、真剣な表情をした

『茜李、オンブラを倒せば貴方の寿命も戻るわ。奴は貴方の寿命を操った者達を通じて吸っていたの。』

「…戻るの?寿命が…」

『えぇ…奴を倒せばね…』

茜李は安心したのか静かに微笑んだ

『サンシャイン…皆さんに見せてあげて…

奴と私の因縁を…!』

『はい…』


サンシャインはアリスの頭に触れ、アリスの額からモニターのように映像が映し出された
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