第4章 風のような転入生編
女の記憶の扉を開き茜李はある光景を目にした
それはあるアイドルグループでステージの上で楽しく輝いていた
その時の女も明るく輝かしい笑顔
プライベートでも仲良く過ごしていたグループだった
だが、ある日グループのうちの1人が女の家をファンに教えてしまい、女が襲われた
その時の恐怖で舞台に立たず、そこから逃げるように女はグループから抜ける
そして女を馬鹿にするかのようにグループのメンバーは皆、女を下に見るように笑っていた
『そうよ…所詮、友達なんていつか裏切られるものなのよ…』
「…そんな人達、友達でもなんでもないわ。本当の友達はお互い信頼して、困った時は助け合う…それが友達よ」
『うるさい!!』
またもや一気に女の闇が広がった
『あんたなんかに浄化されて溜まるもんですか…!私はあの方に、頼んで闇の力を貰ったのよ!!』
「あの方って…!?」
女は闇の力で茜李を抑えつける
『ざまぁ、ないわね!!あんたは優しすぎるのよ!!さっさと私をこの世から消せば助かるのに…!!』
「私は…そんな事をしたくない…」
『…どうしてもしたくないのね…所詮、自分の事しか考えられないのね』
その言葉で茜李は目を見開いた
「違う…!!私は人殺しなんてしたくない…!
でも、それは貴方にも新しい人生を歩んでほしいからなの!」
『…』
「…だから…ー
『…そうね』
静かになる女に茜李はゆっくりと近づくと、女から手が伸び首の根を掴まれた
「なっ…!!」
『うふふ、新しい人生なんてどうでもいいわ。
私はあの方に忠誠を誓った…だから、そんなの関係ないわ!
どうせ、人間なんてどこの誰も変わらない!汚くて自己中心な生き物なのよ!
それにねぇ、貴方!闇の力に触れすぎて寿命が短くなってるの分かってるのかしら!?』
寿命という言葉に茜李は驚きのあまり固まってしまった
『闇の力を扱う者には人の寿命が見えるの…。
これもあの方にいただいた力、こんなとこで使えるとはね…
どう!?あんたには輝かしい未来もない!!絶望に満ちたかしら!?』
「嘘よ…そんな…ゴホッゴホッ」
苦しい…息が出来ない…
『貴方の寿命…教えてあげようかしら…
あと、3ヶ月よ』
「3ヶ月…?」
茜李の脳内は真っ白だった
なら、未来で待ってるジョーイ…そして今愛するジョルノとはこれから過ごせないのかと…
すると茜李の背後からサンシャインが出てきては、相手の頭を掴み下に空間を作る
「待って!その人は死んでないのよ!?」
『…コレモ貴方ヲ守ル為ナノデス』
そう言い、女は地獄へと落とされサンシャインは腰を抜かし座り込む茜李に優しく触れる
『貴方ノ意見ヲ尊重シヨウト思ッテイマシタ…ケド、アナママダト貴方モ死ンデイタ
私ハ貴方二生キテホシイ…寿命モ、モシカシタラ伸バサル方法ガアルカモシレナイ…』
「…」
『サァ、外ノ世界ヘト戻リマショウ』
サンシャインに導かれ茜李は外の世界へと戻った
一方、ジョルノ達は突如女の体が消え困惑していた
「…消えた?」
「茜李!」
後ろからトリッシュの声が聞こえ後ろを振り向けばそこには呆然と立ち尽くし静かに涙を流す茜李の姿…
「…茜李…もしかして…」
「こうするしかなかったの…本当はしたくなかったの…」
茜李の瞳から光が失われていた
周りはその様子になんとも声をかけられなかったが、ジョルノはゆっくりと近づき抱きしめた
「…誰も君を責めないよ…」
「…」
茜李はジョルノの胸の内で静かに泣いた
それから茜李は家に帰ればベッドに身を預けていた
「…サンシャイン…」
『ハイ』
「私の寿命の事…ジョルノに言わないでね…」
『…分カリマシタ…デモ、茜李。コレダケハ覚エトイテ下サイ
私ハ貴方ノ味方デスヨ』
サンシャインに頰を撫でられ茜李は瞳に涙をいっぱい溜めてはたくさん溢した
次の日、いつも通りの朝を過ごしいつも通りの学校
「おはよ!茜李!」
「おはよう!ウィンドーくん!」
「俺、筋肉痛でよ〜!」
「えー?大丈夫なの?」
いつも通り明るく振舞っておけば皆んなには決してバレはしない
そう笑顔でいれば、自分だって元気でいられる
ジョルノや他の人達にはこれ以上心配をかけてはいけない
「茜李…お前…!」
「え?」
気づかぬうちに涙は流れていた
「ごめん、目にゴミが…」
止めようにも止まらない
「ちょっとこっち来い」
「え?」
茜李はウィンドーに引っ張られるまま教室を出た
それはあるアイドルグループでステージの上で楽しく輝いていた
その時の女も明るく輝かしい笑顔
プライベートでも仲良く過ごしていたグループだった
だが、ある日グループのうちの1人が女の家をファンに教えてしまい、女が襲われた
その時の恐怖で舞台に立たず、そこから逃げるように女はグループから抜ける
そして女を馬鹿にするかのようにグループのメンバーは皆、女を下に見るように笑っていた
『そうよ…所詮、友達なんていつか裏切られるものなのよ…』
「…そんな人達、友達でもなんでもないわ。本当の友達はお互い信頼して、困った時は助け合う…それが友達よ」
『うるさい!!』
またもや一気に女の闇が広がった
『あんたなんかに浄化されて溜まるもんですか…!私はあの方に、頼んで闇の力を貰ったのよ!!』
「あの方って…!?」
女は闇の力で茜李を抑えつける
『ざまぁ、ないわね!!あんたは優しすぎるのよ!!さっさと私をこの世から消せば助かるのに…!!』
「私は…そんな事をしたくない…」
『…どうしてもしたくないのね…所詮、自分の事しか考えられないのね』
その言葉で茜李は目を見開いた
「違う…!!私は人殺しなんてしたくない…!
でも、それは貴方にも新しい人生を歩んでほしいからなの!」
『…』
「…だから…ー
『…そうね』
静かになる女に茜李はゆっくりと近づくと、女から手が伸び首の根を掴まれた
「なっ…!!」
『うふふ、新しい人生なんてどうでもいいわ。
私はあの方に忠誠を誓った…だから、そんなの関係ないわ!
どうせ、人間なんてどこの誰も変わらない!汚くて自己中心な生き物なのよ!
それにねぇ、貴方!闇の力に触れすぎて寿命が短くなってるの分かってるのかしら!?』
寿命という言葉に茜李は驚きのあまり固まってしまった
『闇の力を扱う者には人の寿命が見えるの…。
これもあの方にいただいた力、こんなとこで使えるとはね…
どう!?あんたには輝かしい未来もない!!絶望に満ちたかしら!?』
「嘘よ…そんな…ゴホッゴホッ」
苦しい…息が出来ない…
『貴方の寿命…教えてあげようかしら…
あと、3ヶ月よ』
「3ヶ月…?」
茜李の脳内は真っ白だった
なら、未来で待ってるジョーイ…そして今愛するジョルノとはこれから過ごせないのかと…
すると茜李の背後からサンシャインが出てきては、相手の頭を掴み下に空間を作る
「待って!その人は死んでないのよ!?」
『…コレモ貴方ヲ守ル為ナノデス』
そう言い、女は地獄へと落とされサンシャインは腰を抜かし座り込む茜李に優しく触れる
『貴方ノ意見ヲ尊重シヨウト思ッテイマシタ…ケド、アナママダト貴方モ死ンデイタ
私ハ貴方二生キテホシイ…寿命モ、モシカシタラ伸バサル方法ガアルカモシレナイ…』
「…」
『サァ、外ノ世界ヘト戻リマショウ』
サンシャインに導かれ茜李は外の世界へと戻った
一方、ジョルノ達は突如女の体が消え困惑していた
「…消えた?」
「茜李!」
後ろからトリッシュの声が聞こえ後ろを振り向けばそこには呆然と立ち尽くし静かに涙を流す茜李の姿…
「…茜李…もしかして…」
「こうするしかなかったの…本当はしたくなかったの…」
茜李の瞳から光が失われていた
周りはその様子になんとも声をかけられなかったが、ジョルノはゆっくりと近づき抱きしめた
「…誰も君を責めないよ…」
「…」
茜李はジョルノの胸の内で静かに泣いた
それから茜李は家に帰ればベッドに身を預けていた
「…サンシャイン…」
『ハイ』
「私の寿命の事…ジョルノに言わないでね…」
『…分カリマシタ…デモ、茜李。コレダケハ覚エトイテ下サイ
私ハ貴方ノ味方デスヨ』
サンシャインに頰を撫でられ茜李は瞳に涙をいっぱい溜めてはたくさん溢した
次の日、いつも通りの朝を過ごしいつも通りの学校
「おはよ!茜李!」
「おはよう!ウィンドーくん!」
「俺、筋肉痛でよ〜!」
「えー?大丈夫なの?」
いつも通り明るく振舞っておけば皆んなには決してバレはしない
そう笑顔でいれば、自分だって元気でいられる
ジョルノや他の人達にはこれ以上心配をかけてはいけない
「茜李…お前…!」
「え?」
気づかぬうちに涙は流れていた
「ごめん、目にゴミが…」
止めようにも止まらない
「ちょっとこっち来い」
「え?」
茜李はウィンドーに引っ張られるまま教室を出た