第4章 風のような転入生編
ジョルノと茜李は後部座席に乗ればジョルノは茜李の傷に触れる
「少し痛いかもしれないから我慢してくれ」
「え?」
するとズキュンと音を立てては凄い痛みが身体中を襲った
「痛い!!」
暴れる茜李をジョルノは抱きしめながらも怪我した所を順番に治していく
「いっ…たい!!あぁぁ!!!やだ!!!ぁぁぁ!!!」
痛がり涙を流す茜李に対し心が痛むジョルノだが治す事を優先に考えどんどん治していく
「…よし…終わったよ」
「ひっく…うぅ…」
あまりの痛さに泣く茜李をジョルノはあやすように抱きしめる
しばらくして落ち着いたのか茜李は泣き止んだ
「ごめん…ジョルノ…私…」
「ううん…いいんだ…君はよく頑張った…」
いつものように優しく微笑むジョルノ
やはり落ち着くこの笑顔…
「とりあえず…少しだけ寝ていい?」
「そうだな、まだ時間はかかるから少しだけ寝てるといいよ」
優しい声色に茜李は安心したのかジョルノの肩にもたれるように眠りについた
「…フーゴ…先程の敵は左耳に猫のピアスをしていた…
トリッシュに猫耳のピアスをつけた歌手がいないか調べてくれるよう頼んでくれるかい?」
「Va vene」
家に着けばジョルノは茜李を抱き上げ部屋のベッドに寝かしてはミスタの車へと向かった
車の後頭部座席のドアを開けるとウィンドーが座っていた
「隣いいですか?」
「あ、はい」
「では…ミスタ彼を家まで送ってくれ」
「了解」
暗い道を走る中、ジョルノとウィンドーはただ黙って座っていた
ウィンドーはこの時、思っていた
なんて綺麗で強い方なんだろう、ジョルノってあのパッショーネのボスのジョルノ・ジョバァーナか?
そりゃぁ、茜李も少しは誤魔化すよな…
1人で考えているとジョルノはウィンドーに声をかけた
「君は…茜李とは仲いいのですか?」
「まぁ、席も近くて友達です」
「友達か…今日2人で出かけたらしいですよね」
「え?茜李から聞いたんですか?」
「いや、僕の部下が教えてくれたんです」
これは茜李が怒られる奴じゃ…と思いウィンドーは勢いよく頭を下げた
「すみません!!茜李は何も悪くないんです!!ただ俺が…茜李と仲良くなりたいと思って…!!」
「頭は下げなくていいですよ…」
「え?」
「君はいい人だ…こんな時でもあの子を心配してくれる…」
ジョルノに褒められたせいかウィンドーは少し照れては顔を俯かせる
「褒めてくれてありがたいですが…こんな事を言うのは違うって分かってるけど…
茜李、貴方がいない時、夜に泣いてたのか目に泣き後残して学校に来ていましたよ」
「…!」
その言葉にジョルノは驚きずっと黙っていた
いつのまにか家に着いたのかウィンドーを車から降ろしてあげた
降りた後もウィンドーは車の後ろ姿が無くなるまで頭を下げていた
「ねぇ、ミスタ…」
「ん?」
「茜李はもしかしたら彼の方がいいのかもしれませんね」
「は?お前、何言って…」
「彼女には普通の人生を歩んでほしい…彼を見たら薄っすら思ってしまったんだ」
窓から景色を眺めるジョルノはとても悲しそうな表情だった
「けどよぉ、どっちに行くかは茜李ちゃんが決める事だと思うぜ?」
「…そうですか…」
家に着くまで始終無言だったジョルノ
車から降り真っ先に茜李の部屋に行きドアを開けると気持ち良さそうに眠っている茜李の姿がいた
静かに近づきジョルノは優しく頭を撫でてあげる
「君は僕といて幸せ?」
なんて、寝ている人物に話しかけても返ってこないだろう
ジョルノは部屋から出ようとしたその時…
茜李はジョルノの腕を掴んだ
「待って…行かないで…」
「茜李?」
「私、幸せよ…?」
「…聞いていたのか…」
茜李はコクッと頷いてはジョルノは茜李の隣に座る
「僕はこれから…仕事で何日も帰れない日が続くかもしれない
いつかは君を守れない時が来るかもしれない…
なら、君は…」
茜李は人差し指でジョルノの唇を止め、首を横に静かに振る
「私ね…ほんとは泣き虫で寂しがりやで弱いの…電話でも本当はずっと寂しくて、泣いてばかりの夜だった
けどね、なんだかジョルノの顔を見たらそんなの吹っ飛んじゃった!
それにね、私、闘えるのよ!スタンドも持ってるしね!いつまでも甘えてちゃダメだ!って
そう思えるのも全てジョルノのおかげなの!ジョルノが私の側にいてくれるから頑張ろうって思えたの!
だから、そんな悲しいことは言わないで?」
ジョルノの顔を優しく両手で包み話しかける茜李にジョルノは抱きしめ茜李は包み込むように抱きしめ返した
「少し痛いかもしれないから我慢してくれ」
「え?」
するとズキュンと音を立てては凄い痛みが身体中を襲った
「痛い!!」
暴れる茜李をジョルノは抱きしめながらも怪我した所を順番に治していく
「いっ…たい!!あぁぁ!!!やだ!!!ぁぁぁ!!!」
痛がり涙を流す茜李に対し心が痛むジョルノだが治す事を優先に考えどんどん治していく
「…よし…終わったよ」
「ひっく…うぅ…」
あまりの痛さに泣く茜李をジョルノはあやすように抱きしめる
しばらくして落ち着いたのか茜李は泣き止んだ
「ごめん…ジョルノ…私…」
「ううん…いいんだ…君はよく頑張った…」
いつものように優しく微笑むジョルノ
やはり落ち着くこの笑顔…
「とりあえず…少しだけ寝ていい?」
「そうだな、まだ時間はかかるから少しだけ寝てるといいよ」
優しい声色に茜李は安心したのかジョルノの肩にもたれるように眠りについた
「…フーゴ…先程の敵は左耳に猫のピアスをしていた…
トリッシュに猫耳のピアスをつけた歌手がいないか調べてくれるよう頼んでくれるかい?」
「Va vene」
家に着けばジョルノは茜李を抱き上げ部屋のベッドに寝かしてはミスタの車へと向かった
車の後頭部座席のドアを開けるとウィンドーが座っていた
「隣いいですか?」
「あ、はい」
「では…ミスタ彼を家まで送ってくれ」
「了解」
暗い道を走る中、ジョルノとウィンドーはただ黙って座っていた
ウィンドーはこの時、思っていた
なんて綺麗で強い方なんだろう、ジョルノってあのパッショーネのボスのジョルノ・ジョバァーナか?
そりゃぁ、茜李も少しは誤魔化すよな…
1人で考えているとジョルノはウィンドーに声をかけた
「君は…茜李とは仲いいのですか?」
「まぁ、席も近くて友達です」
「友達か…今日2人で出かけたらしいですよね」
「え?茜李から聞いたんですか?」
「いや、僕の部下が教えてくれたんです」
これは茜李が怒られる奴じゃ…と思いウィンドーは勢いよく頭を下げた
「すみません!!茜李は何も悪くないんです!!ただ俺が…茜李と仲良くなりたいと思って…!!」
「頭は下げなくていいですよ…」
「え?」
「君はいい人だ…こんな時でもあの子を心配してくれる…」
ジョルノに褒められたせいかウィンドーは少し照れては顔を俯かせる
「褒めてくれてありがたいですが…こんな事を言うのは違うって分かってるけど…
茜李、貴方がいない時、夜に泣いてたのか目に泣き後残して学校に来ていましたよ」
「…!」
その言葉にジョルノは驚きずっと黙っていた
いつのまにか家に着いたのかウィンドーを車から降ろしてあげた
降りた後もウィンドーは車の後ろ姿が無くなるまで頭を下げていた
「ねぇ、ミスタ…」
「ん?」
「茜李はもしかしたら彼の方がいいのかもしれませんね」
「は?お前、何言って…」
「彼女には普通の人生を歩んでほしい…彼を見たら薄っすら思ってしまったんだ」
窓から景色を眺めるジョルノはとても悲しそうな表情だった
「けどよぉ、どっちに行くかは茜李ちゃんが決める事だと思うぜ?」
「…そうですか…」
家に着くまで始終無言だったジョルノ
車から降り真っ先に茜李の部屋に行きドアを開けると気持ち良さそうに眠っている茜李の姿がいた
静かに近づきジョルノは優しく頭を撫でてあげる
「君は僕といて幸せ?」
なんて、寝ている人物に話しかけても返ってこないだろう
ジョルノは部屋から出ようとしたその時…
茜李はジョルノの腕を掴んだ
「待って…行かないで…」
「茜李?」
「私、幸せよ…?」
「…聞いていたのか…」
茜李はコクッと頷いてはジョルノは茜李の隣に座る
「僕はこれから…仕事で何日も帰れない日が続くかもしれない
いつかは君を守れない時が来るかもしれない…
なら、君は…」
茜李は人差し指でジョルノの唇を止め、首を横に静かに振る
「私ね…ほんとは泣き虫で寂しがりやで弱いの…電話でも本当はずっと寂しくて、泣いてばかりの夜だった
けどね、なんだかジョルノの顔を見たらそんなの吹っ飛んじゃった!
それにね、私、闘えるのよ!スタンドも持ってるしね!いつまでも甘えてちゃダメだ!って
そう思えるのも全てジョルノのおかげなの!ジョルノが私の側にいてくれるから頑張ろうって思えたの!
だから、そんな悲しいことは言わないで?」
ジョルノの顔を優しく両手で包み話しかける茜李にジョルノは抱きしめ茜李は包み込むように抱きしめ返した