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第3章 愛と結びの道しるべ編

「杜王町に着いたー!!キャー!!」

無事杜王町に着いたジョルノ達

茜李のテンションは上がりはしゃぎまくる

「私達ジャッポーネに立ってるよ!ねぇ!」

ぴょんぴょん飛び跳ねる茜李を見てはクスッと笑うジョルノ

「とりあえず荷物置きに行こう…」

ポンッと頭に手を置けば、茜李は笑顔でジョルノの手を繋いで歩く

そしてホテルに着けばなぜかジョルノと同じ部屋に荷物が置かれた

「え!?え!?」

「何を驚くことがあるんだ?君1人部屋に居させる訳にはいかないし、かといって他の男となんて以ての外…」

「で、でも!!」

茜李は杜王町に行く前にジョルノに言われた言葉を思い出しては黙り込む

「まさか意識しているのか?」

「…」

ジョルノは茜李の顔を覗き込めば顔を真っ赤にしては恥ずかしそうにしていた

その顔がとてもとても可愛らしく愛おしくてジョルノは優しい瞳を向ける

「そんな反応されるともっといじめたくなる」

「ジョルノ…?」

ジョルノは茜李にキスをしては額と額をくっ付け瞳を閉じる

「今日は疲れただろう。だから、ゆっくり休むといいよ」

「う、うん…」

そう言いジョルノは微笑んでは部屋を出て行った

「どっか行っちゃった…」

ジョルノと同じ部屋で2人っきり…

なんだか早い感じがする…

「心の準備なんてまだ出来ないよ…」

茜李はベッドに転がっては少ししかめっ面をしてはベッドに埋もれた

そして翌日…

「君がジョルノくんの恋人の鈴原茜李か」

「は、はい…」

ドーンと前に立つ大きな男の貫禄にやられ茜李は少し苦笑いをしていた

「彼は空条 承太郎。まぁ…少しややこしいが僕の親戚になるのかな…」


「あ…親戚なのね…」

通りでどこか似ているはずだ…

茜李はチラッと見ればやはり無表情

少し怖いな…と茜李は口を閉じる

「承太郎さ〜ん!ちょっといいっすか〜」

突然現れたのはリーゼント姿の長身の男性

「仗助…今は忙しいんだ。後にしてくれ…」

「承太郎さん。そちらの方は?」

「…イタリアのパッショーネのボスのジョルノ・ジョバァーナとその恋人の鈴原茜李だ

一応、ジョルノくんの方は俺たちの親戚だ」

「げっ!?まだいたのかよ…」

「ジョルノ・ジョバァーナです。よろしくお願いします」

「鈴原茜李です!よろしくお願いします!」

2人はお辞儀をしては顔を上げる。ふと茜李は仗助と目が合うと仗助は笑顔を返した

「…」

なんだか、話しかけやすそうな人だなぁ…

「…仗助さんの髪型…」

「…」

「まずい!仗助の髪型については…!」


承太郎は危険を察知し止めようとしたが…

「とても素敵なリーゼントですね!ジャポネーゼの漫画に出てるみたいにカッコいいです!」

パァァァと効果音が付くぐらい可愛らしい笑みで茜李は仗助にそう言った

「そうっすか!照れるっすよ〜!」

それに照れる仗助

「ジョルノくん…君の彼女なかなか変わっているな」

「そうですか?」

すると茜李はジョルノの側に行けばニコニコと笑う

「あのねジョルノ!」

「ん?なんだい?」

話しかける茜李にジョルノは優しく応答する

「今からね!仗助くんと岸辺露伴先生に会いに行ってくるね!!」

「…は?」

「それじゃぁね!」

そう言い残し楽しそうな足音で仗助に着いていけばジョルノはただ1人傍観していた

「君もなかなか苦労しているな」

「おかげさまで…それより空条氏例の…」

「あぁ…」

2人はホテルに戻ればロビーである話をしていた

「そうか…近いうちにフロリダで…」

「はい、ですからこれを空条氏に…」

ジョルノが承太郎に渡したのは矢の破片が入ったネックレス

「やはり、俺の娘もこれは避けられない運命か…」

「…だが、上手くいけば僕らの運命からは逃れられます」

「…確かに受け取った。まぁ、君もせっかく来たんだ、ゆっくりしていくといい。」

「そうさせてもらいます」

ジョルノはドアを開けてはその場から出て行った

「やはり奴の息子だな…似ている」

だが…奴にはない黄金の精神が宿っている

承太郎は窓から車に乗るジョルノの姿を見送り席に着いた
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