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第3章 愛と結びの道しるべ編

「はぁ〜、夏休み最高〜!」

茜李はジョルノの事務室でお菓子を食べながらジャッポーネの漫画を読みゴロゴロしていた

一方、目の前に愛しの恋人がいる事にジョルノも機嫌がよかった

別に目障りでもないし、ここにいて過ごしてくれれば自分もやる気がでる

まさに一石二鳥だ

「ジョルノ〜、任務終わったぜ〜」

「お疲れ様です、ミスタ」

「ほれ、これ報告書って…茜李ちゃんぐうたらしてるな〜」

あははと苦笑いするミスタ

「だって色んなことあったから私だってゆっくりしたいのよ〜」

ゴロンとソファに転がる茜李

「てか、その漫画今ジャッポーネで有名なロハン・キシベが描いてるやつだろ?」

「そうなの!!確かジャッポーネでは岸辺露伴って読むらしいの!すっごく面白いよ!!」

「ほぉ…後で俺にも貸してくれよ」

「いいよ!!」

茜李は読んだ分をミスタに渡すとジロジロと茜李の方を見られる

「な、なに?」

「いやぁ…茜李ちゃんさぁ、そこまで気にする程じゃねぇけどよぉ…

少し太ったか?」

「え…」

ミスタの言葉に茜李の頭の中は真っ白になる

するとジョルノは茜李の頰を軽く掴んでは黙りとする

「…ほんとだ、少し太ったね」

「え」

茜李は急いでその場から出て行き脱衣所で服を脱ぎそこにある体重計で体重を測る

「キャーー!!!!なによこれ!!!!」

茜李の叫び声がそこら中に響きジョルノ達は急いで駆け込む

「茜李何が…」

「入ってこないで!!!」

脱衣所から色んなものが投げられてはジョルノ達は追い出された

「どうしよう…痩せないと…」

茜李は決意した

ダイエットして元の体型に戻ると…


「で、仮にもギャングスターの僕に足を抑えさせる君ってなかなか凄いと思うよ」

「恋人の願いを聞いてくれたっていいでしょ?」

茜李はジョルノに足を抑えてもらっては腹筋をしていた

「11.12.13…」

「ひー!しんどーい!」

「あと15回」

「いやぁぁ!!」

ジョルノは色んな書類を読みながら茜李の腹筋に付き合っていた

「はぁはぁ…死ぬ…」

「このくらいじゃ死なないから…じゃあそんな君にやる気が出る事を教えてあげよう」

「え?」

「この1週間後、僕はジャッポーネの杜王町に行くんだ」

「え!?杜王町ってあの…!?」

「そう…君の大好きなロハン・キシベがいる町さ。ちょうど僕の親戚が知り合いみたいでね。

そこで仕事をしながらジャッポーネの海でバカンスでもしようかと考えていた頃なんだ」

と、ジョルノはチラッと茜李を見れば茜李の瞳はキラキラと輝いていた

「私、頑張るよ!頑張って綺麗に痩せて岸辺露伴先生に会う!」

「え…ちょっ…」

ジョルノが声を掛けるまでもなくどこか行ってしまった茜李

「…僕に水着を見せる為に頑張ってほしいって言おうと思ってたんだけどな…」

やはり少しズレているとそう感じたジョルノだった

そして1週間後

「無事、痩せたよ!」

ドヤ顔で張り切る茜李

「前よりも綺麗に痩せたね」

「でしょー!私、頑張ったんだからね!…向こうで水着を着る為にもね」

「茜李…」

「うふふ」

ジョルノは笑う茜李の腰に手をやり引けば唇にキスをする

「…最近すぐキスするよね」

「…嫌かな?」

「ううん、嫌いじゃないよ」

茜李は少し照れ臭く言えばジョルノは優しく微笑んであげると両手で顔を包み込んであげソッと優しくキスをする

回数を重ねるごとに深くなる

「ちょっと…」

「…もう少しだけ…」

2人の世界に入ろうとした瞬間、後ろから壁を叩く音がした

「イチャつくのもいいけどよ〜、そろそろ出発するぜ」

「あ…」

「そうですね。すぐ行きます」

ミスタは手を振っては部屋から出て行く

「…じゃ、じゃぁ私達もそろそろ…」

「茜李」

「はい?」

ジョルノはグイッと茜李を抱き寄せては強く抱きしめる

「これは仕事でもあり、君と僕のバカンスだ…
だから、このバカンスで君を抱きたいと思ってるんだ」

「え…それって…つまり…」

「そういうつもりだから…覚悟しておいてくれ」

ジョルノは茜李の額にキスをしては手を握り歩いて行く

茜李はジョルノの背中を見ては、先程言われた事を思い出し、顔を赤くしながら黙ることしか出来なかった
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