このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

第2章 未来からの使者編

「もう分からないよ〜!!」

「ここはこうだろ?」

ビシバシと教えるジョルノ、泣きべそ書きながらペンを握る茜李

ジョーイは茜李が逃げ出さないよう扉の番人

「ほんっと、茜李さんって戦うときは頼りになるのに普段はバカだよね〜」

「ジョルノのバカ〜!」

扉を開け逃げようとする茜李をジョーイは止めに入る

「こら、ダメだよ」

「だってもう頭パンクするよ〜!」

「…はぁ…ならいいことを教えてあげるよ」

「いいこと?」

「実は僕の母さんの世界ではこのテストを勉強しなかった結果…留年一歩手前だったんだ」

「り…留年…」

ひぇ…っと声を出す茜李にジョーイはさらなる追い討ちをかける

「母さんはなんとか留年しなかった理由は父さんが金でなんとかしたらしいよ」

茜李はチラッとジョルノの方を振り向けばふーんっと声を出していた

「なら、今ここで頑張らなくて留年しそうになっても…僕は助けないよ」

「…大人しく勉強する」

トボトボと席に戻る茜李

泣きべそかきながらも必死にやる姿にジョーイは安心したのかしばらく2人っきりにしてやろうと部屋を出た


「とりあえず今日はここまで」

「やっと乗り切ったよ〜!」

背伸びをする茜李をジョルノはジーッと見つめては近寄る

「な、なに?」

するとギュッと抱きしめては茜李の首筋に顔を埋める

「ちょ…なに…くすぐったいって」

ジョルノの鼻息が首筋にあたりとてもくすぐったかった

ジョルノは茜李の首にキスを落としては頰に額にへと続き最後は唇

だが、これで終わるわけがない

ジョルノは角度を何度も変えては深く茜李の唇を味わうかのように重ねる

「んっ…じょ…る…の」

名前を呼ぶ茜李にジョルノの鼓動は加速を増す

少し半開きになってる茜李の口に舌を練り込ませる

「んん…!!」

慣れない口付けに茜李は少し抵抗をするがその抵抗も虚しく押さえ付けられては指を指を絡めさせられる

ジョルノはタイミングを見計らっては茜李を抱き上げては近くのソファに優しく押し倒す

「ジョルノ…?」

「…」

ジョルノは優しく唇にキスを落としては段々激しくしていく

茜李のリボンを解けばまとめ上げられていた髪がソファに広がる

そしてその髪をひと束掬えばジョルノは唇を落とす

「…綺麗だね」

その言葉と妖艶な笑みを浮かべるジョルノに茜李の顔は真っ赤になり鼓動はドクドクと早く打たれる

「ジョルノ…」

「茜李…」

お互い名前を呼び合いギュッと抱きしめあった瞬間

「茜李さん、ジョルノさんそろそろ…何してるの」

「あ…」

「…キャァァァ!!!」

恥ずかしさのあまりか叫ぶ茜李

ミスタとフーゴは急いでその部屋へと向かう

「どうした!?敵か!?」

「茜李さん!先ほどの悲鳴は…」

「もう!皆出て行ってー!!!!」

男連中は茜李に勢いよく追い出された

「なぜ僕まで…」

「あんたがあんなとこであんな事をしようとするから…てか経験あるんだね」

「いや…僕は…」

するとミスタは手で口を押さえてはケラケラと笑いだした

「もうちょっと場所と雰囲気を選べよな〜。


まさか…童貞?」

1人笑うミスタ

周りはもう顔が暗くなっていた

「え…なんだよ皆…」

「ミスタさん…未来では明るくてお兄さんみたいだなって少し尊敬してたんですけど…

今ではドン引きです」

「ミスタ…その軽い口を縫うか?」

ギャーギャーと騒いでると後ろから何やら凄みのある空気が流れ出した

フーゴとジョーイは恐る恐る振り向けば、そこにはレクイエムを出したジョルノがいた

「へぇ、場所と雰囲気が大事なのか。

ありがとう。ミスタ。それで?」

「いや…その…」

「言っとくけど僕は機会があったけど、他の女には一切手を出してないんだぜ

これだけは覚えといてくれよ」

ジョルノの凄みにミスタは冷や汗をかく

ジョルノは華麗に去って行けばジョーイとフーゴは口を開く


「まさかあのジョルノが…」

「経験なしと…」


年齢も多少関係あるが、茜李と出会うまでそれなりに時間があるだろう

「どれだけ一途なんだ…」

そしてあんなにも怒りを達したジョルノは見た事ないと3人は思っていた
9/14ページ
スキ