第2章 未来からの使者編
ジョーイに案内されジョルノは下を眺めるとそこには小さな小さな茜李が父親と微笑ましく歩いていた
「お父さん!今日の夕ご飯は何??」
「今日はマルゲリータだよ」
「ほんと!?マルゲリータだーい好き!」
可愛らしく笑う小さな茜李にジョーイは感激していた
「昔から茜李さんは笑顔が素敵だ…さすが僕の母さん…
それに比べ…はぁ…」
「なぜこっちを見るんだ」
腕を組みジーッと見るジョルノ
次々と時が進んでいき小学生になった茜李は家の鍵を首にかけ1人で学校から帰っていた
この時の茜李はしっかりしていたのかとジョルノは感心していた
だが、ある親子の姿を見ると茜李は少し寂しそうな顔をしていた
目線の先は親子の母親
そして家に帰り1人ご飯を食べては父親の帰りを待つ
「茜李、ただいま!ケーキ買ってきたよ」
「お父さん!!ケーキ!?やったぁ!!」
ケーキの箱を嬉しそうに抱きしめる
だが、茜李はいつのまにか涙を流していた
「ねぇ…なんでうちにはお母さんがいないの?」
「茜李…」
「私、お母さんに会いたいよ…だってみんなにはお母さんがいるんだよ?私のとこはなんでいないの…ふぇぇぇん」
溢れる涙をゴシゴシと擦る茜李を父親は止めては優しく笑う
「擦ったら跡が残るよ…君のその可愛い顔はお母さんからのプレゼントなんだから」
「…茜李の顔はお母さんからのプレゼント?」
「そうだよ。こんな美人さんに産んでくれたんだからね」
「…うん!!」
親子仲良くケーキを食べている姿をジョルノはジッと見ていた
「まだ見るの?」
「いや…見るんじゃぁない。会いに行くんだ」
「は?ちょっ…!!…行ってしまった…行動力凄すぎる」
茜李が学校の帰り道に1人で歩いているところをジョルノは立ちはだかる
「茜李ちゃんかな?」
「…お兄さんだぁれ?」
「僕?僕はジョルノ・ジョバァーナって言うんだ。君にある手品をしてあげるよ」
「手品?」
ジョルノは掌から花を出す
「わぁ!お花だ!」
「少しだけ僕と遊ぼう」
「うん!!」
ジョルノに色んな手品をしてもらえば、肩車をさせてもらい茜李は充分に楽しんだ
はずだった…
やはり母親という存在が引っかかるのかどこかボーッとしていた
「ジョルノくん…」
「ん?どうしたんだい?」
「私の家、お母さんがいないの。お父さんは私のことをたくさん愛してくれてるって分かってるけど、やっぱり寂しいんだ」
「…僕のとこはお父さんがいないんだ」
「ジョルノくん…私達、逆ね」
「そうだね…でも、結婚したら君がお母さんになれるんだよ」
「ほんと!?結婚したらなれるの!?」
「あぁ…」
「なら、私ジョルノくんと結婚する!」
無邪気な笑顔で伝えられた内容にジョルノは凄く驚いていた
「なぜ僕なんだい?」
「だって王子様みたいで優しいんだもの!私、お父さんみたいに優しい人好きなの!」
「…そう…茜李ちゃん」
ジョルノは茜李を肩から下ろせば隣に立たせ、目線を合わせるようにしゃがみ込む
「君が大きくなったら結婚しようか」
「うん!!」
茜李の人をほわほわとさせる笑顔にジョルノも優しく微笑み返していれば茜李の父親がこちらにやって来た
「あ!お父さん!!ねぇ聞いて聞いて!!さっきジョルノくんがね!」
「ジョルノくん?誰もいないじゃないか」
「え?…ジョルノくん…?」
茜李が振り返ればそこには誰もいなかった
「あんた小さい子に結婚申し込むとかどういう神経してるんだ」
「大丈夫、将来的には結婚するから」
「なぜ…そんなに冷静なんだ」
2人が話していると遠くから茜李の声がした
「ジョルノー!ジョーイ!」
「茜李さん!」
「茜李…無事でよかった…その…向こうでなにがあったんだ?」
ジョルノの言葉に茜李は考えては黙っていた
「んー、それがね。記憶にないのよ。なんだかずっと寝てた感じ」
その言葉にジョルノはジョーイの方に向けば仏頂面をしていた
「記憶が残るとは僕は言ってないよ」
「…まんまと騙された訳か…」
2人の会話に付いていけない茜李は1人困惑していた
その後、無事ミスタ達を回収したジョルノ達であった
「お父さん!今日の夕ご飯は何??」
「今日はマルゲリータだよ」
「ほんと!?マルゲリータだーい好き!」
可愛らしく笑う小さな茜李にジョーイは感激していた
「昔から茜李さんは笑顔が素敵だ…さすが僕の母さん…
それに比べ…はぁ…」
「なぜこっちを見るんだ」
腕を組みジーッと見るジョルノ
次々と時が進んでいき小学生になった茜李は家の鍵を首にかけ1人で学校から帰っていた
この時の茜李はしっかりしていたのかとジョルノは感心していた
だが、ある親子の姿を見ると茜李は少し寂しそうな顔をしていた
目線の先は親子の母親
そして家に帰り1人ご飯を食べては父親の帰りを待つ
「茜李、ただいま!ケーキ買ってきたよ」
「お父さん!!ケーキ!?やったぁ!!」
ケーキの箱を嬉しそうに抱きしめる
だが、茜李はいつのまにか涙を流していた
「ねぇ…なんでうちにはお母さんがいないの?」
「茜李…」
「私、お母さんに会いたいよ…だってみんなにはお母さんがいるんだよ?私のとこはなんでいないの…ふぇぇぇん」
溢れる涙をゴシゴシと擦る茜李を父親は止めては優しく笑う
「擦ったら跡が残るよ…君のその可愛い顔はお母さんからのプレゼントなんだから」
「…茜李の顔はお母さんからのプレゼント?」
「そうだよ。こんな美人さんに産んでくれたんだからね」
「…うん!!」
親子仲良くケーキを食べている姿をジョルノはジッと見ていた
「まだ見るの?」
「いや…見るんじゃぁない。会いに行くんだ」
「は?ちょっ…!!…行ってしまった…行動力凄すぎる」
茜李が学校の帰り道に1人で歩いているところをジョルノは立ちはだかる
「茜李ちゃんかな?」
「…お兄さんだぁれ?」
「僕?僕はジョルノ・ジョバァーナって言うんだ。君にある手品をしてあげるよ」
「手品?」
ジョルノは掌から花を出す
「わぁ!お花だ!」
「少しだけ僕と遊ぼう」
「うん!!」
ジョルノに色んな手品をしてもらえば、肩車をさせてもらい茜李は充分に楽しんだ
はずだった…
やはり母親という存在が引っかかるのかどこかボーッとしていた
「ジョルノくん…」
「ん?どうしたんだい?」
「私の家、お母さんがいないの。お父さんは私のことをたくさん愛してくれてるって分かってるけど、やっぱり寂しいんだ」
「…僕のとこはお父さんがいないんだ」
「ジョルノくん…私達、逆ね」
「そうだね…でも、結婚したら君がお母さんになれるんだよ」
「ほんと!?結婚したらなれるの!?」
「あぁ…」
「なら、私ジョルノくんと結婚する!」
無邪気な笑顔で伝えられた内容にジョルノは凄く驚いていた
「なぜ僕なんだい?」
「だって王子様みたいで優しいんだもの!私、お父さんみたいに優しい人好きなの!」
「…そう…茜李ちゃん」
ジョルノは茜李を肩から下ろせば隣に立たせ、目線を合わせるようにしゃがみ込む
「君が大きくなったら結婚しようか」
「うん!!」
茜李の人をほわほわとさせる笑顔にジョルノも優しく微笑み返していれば茜李の父親がこちらにやって来た
「あ!お父さん!!ねぇ聞いて聞いて!!さっきジョルノくんがね!」
「ジョルノくん?誰もいないじゃないか」
「え?…ジョルノくん…?」
茜李が振り返ればそこには誰もいなかった
「あんた小さい子に結婚申し込むとかどういう神経してるんだ」
「大丈夫、将来的には結婚するから」
「なぜ…そんなに冷静なんだ」
2人が話していると遠くから茜李の声がした
「ジョルノー!ジョーイ!」
「茜李さん!」
「茜李…無事でよかった…その…向こうでなにがあったんだ?」
ジョルノの言葉に茜李は考えては黙っていた
「んー、それがね。記憶にないのよ。なんだかずっと寝てた感じ」
その言葉にジョルノはジョーイの方に向けば仏頂面をしていた
「記憶が残るとは僕は言ってないよ」
「…まんまと騙された訳か…」
2人の会話に付いていけない茜李は1人困惑していた
その後、無事ミスタ達を回収したジョルノ達であった