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第1章 魂を操る少女編

「ジョルノ!?おいジョルノ!?」

駆けつけたミスタとフーゴに抱えられとりあえず家に運ぶ

茜李は先ほどの説明をしては2人は外側を守ることにした

「ジョルノの魂よ!!私に過去の記憶を見せよ!!」

茜李はジョルノに手を添えれば自然と自身の魂がジョルノの体の中へと入っていった

「頼むぜ茜李ちゃん…」

ミスタは眠っている茜李の体を支えそう呟いていた

「…どこだろう…扉があるはず…」

『お嬢さんこっちだぜ』

「貴方は?」

『俺の名はブローノ・ブチャラティ 。呪いの進行を俺が抑えておく。

ジョルノの過去の扉はあそこだ』

ブチャラティが指差す方向に茜李は走って行き扉を開けた

開けた先は空港の駐車場だった

キョロキョロと辺りを見渡せばジョルノが車を運転していた

「タクシーのバイトしてたのね」

この世界ではこの場所に鈴原茜李として存在していることになる

もしジョルノに見つかれば、彼の記憶の中ではもっと前に出会った事になってしまう

「記憶を書き換えるのはさすがにダメだよね…隠れて行動しなきゃ」

それからゆっくりと時間が流れ、ジョルノは涙目のルカを倒し電車に乗る

電車の中には先ほど出会ったブチャラティがジョルノと戦っていた

走って追いかけるジョルノに茜李も急いで追いかければ2人は戦っていた

「このジョルノ・ジョバァーナには夢がある。…僕はギャングスターになります。」

「お前の黄金のような夢にかけよう」

そこからジョルノが来てから全てが始まったかのように運命の歯車が回り始めていた

カプリ島にあるポルポの隠し財産を得ては、ボスの娘のトリッシュの護衛

「トリッシュってボスの娘だったんだ…」

そして暗殺チームによる襲撃に戦うジョルノ達

トリッシュの任務成功かと思いきや実はボスはトリッシュを始末する事が目的だった事

それにブチャラティはこの時には既に死んでいる状態だったこと

それを知るのはジョルノだけの事…

数々の親衛隊と戦い、謎の襲撃によるアバッキオの死

そして時の場面はブチャラティがジョルノ達を車に乗せ運転していた

「ブチャラティ怪我をしているのですか!?」

「あぁ、怪我していたのか…痛みも感じない…目もあんまり…」

ジョルノが脈を測れば何も音がせず肌も冷たかった

「オレの命はあの時すでに終わっていたんだ。黙っててくれるな?みんなには…」

そしてレクイエムによる魂の入れ替わりによってボスによる襲撃によってのナランチャの死

それに涙するジョルノとみんな


場面はボスが矢を手にするところだった

そこでブチャラティが魂となり天に飛び立とうとしていた

「これでいいんだ…ジョルノ…」

それを見た茜李

「(このままじゃ…ジョルノが可哀想よ…!!待ってちゃんと伝えてあげて!!

ブチャラティさん!!!)」

茜李は無我夢中に走りブチャラティの魂を掴んではスタンドを発動させた

周りが光り輝く

そこで何を行われたかは分からない、しばらくすればブチャラティは消えジョルノだけがいた

「話せたのかな…」

すると突然茜李の地面に穴が開き吸い込まれていく

「待ってくれ!!君の名は…!!」

ジョルノが茜李に呼びかける

「っ…私の名前は茜李!!鈴原茜李!!いつか会えるから!私待ってるから!!」

未来で…と言おうとしたが穴に吸い込まれて伝えれなかった

『茜李…ココデ過去ノ記憶ハ終ワリデス』

「…サンシャイン…ジョルノはあの時助からなかった3人の事をとても後悔してる…」

『…茜李…アノ記憶ノ方モ見テ行キマセンカ?』

「え?」

サンシャインが案内すればそこはある記憶だった

「赤リボンのお団子頭のセーラー服の女の子ってか?」

「はい…いつかとは言われたんですけど…いつかっていつなんだろ…」

「え?ジョルノ…?」

『アト、コレヲ見テクダサイ』

サンシャインによって見せられたのはつい最近の記憶だった

「どうして茜李ちゃんを振ったんだよ、探し求めていた子なんだろ?」

「あの例の少女は彼女で間違いないでしょう。でも、彼女は僕と出会った事を覚えていない。

もし恋人になって例の子と重ねて見てしまったら彼女に申し訳ないんです。

だから、僕は来るべき時に彼女に想いを伝えようと思います。

それがいつなのかは分からない、もしかしたら伝えれないかもしれない

けど、それでも構わない。彼女が笑って生きてくれるなら…僕は彼女をこれからも守っていくつもりです」


優しく笑うジョルノの顔に茜李は瞳に涙を溜めてはしまいに溢れ出した

『サァ…元ノ世界ニ行キマショウ。ソシテ彼ヲ助ケルノデス。」

「うん…そうねサンシャイン」

『ちょっと待ってくれ』

すると突然後ろからブチャラティに声をかけられた

『茜李さん、ちょっと付いてきてくれないか』

「…は、はい」

ブチャラティに導かれるまま茜李はある場所へと歩いて行った
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