その他
ドロロは足繁くクルルのラボに通っては片付けをしたり世話を焼いていた。それは彼の健康や疲労を気遣ってなのか、だがクルルは素っ気ない態度を取った。
「お茶飲む?」
「いらねェ」
「これ食べる?」
「いらねェ」
ドロロの言葉にクルルはひたすら同じ言葉を返す。わざとらしく嫌みったらしく。ドロロの好意を跳ね除けるように。
「キスしてあげる?」
「……」
分かってやってる。クルルは気付いた。ドロロのにこにことした笑みが含みを持たせるように優しい。だが素直になれないのがこの男。欲しいともいらないとも言えない。
「いらないの?」
「……」
ドロロの声が楽しげだった。いつも嫌がらせばかりのクルルをもてあそんで優位に立ったつもりなのだろう。
「そっか、残念」
ドロロはわざとらしく悲しげな顔をした。クルルの手がドロロの手を掴む。ドロロの口角が口布の中で上がる。
「たまには素直になりなよ」
「俺は嫌な奴なんで」
クルルはそうきっぱりと言い張るとドロロの頬にキスを落とした。
「本当、嫌な奴」
クク、と笑うクルルに続いてドロロが笑う。所詮嫌がらせは好きの裏返しなのだと気付いている。照れ隠しの無愛想。そう思うと少しだけ可愛く思えてくる。
「そんなところも好きだけど」
「……わざとッスか」
「ふふ」
年上の余裕を見せてドロロは笑った。クルルのかき乱すのはある意味では嫌な奴なのかもしれない。
「お茶飲む?」
「いらねェ」
「これ食べる?」
「いらねェ」
ドロロの言葉にクルルはひたすら同じ言葉を返す。わざとらしく嫌みったらしく。ドロロの好意を跳ね除けるように。
「キスしてあげる?」
「……」
分かってやってる。クルルは気付いた。ドロロのにこにことした笑みが含みを持たせるように優しい。だが素直になれないのがこの男。欲しいともいらないとも言えない。
「いらないの?」
「……」
ドロロの声が楽しげだった。いつも嫌がらせばかりのクルルをもてあそんで優位に立ったつもりなのだろう。
「そっか、残念」
ドロロはわざとらしく悲しげな顔をした。クルルの手がドロロの手を掴む。ドロロの口角が口布の中で上がる。
「たまには素直になりなよ」
「俺は嫌な奴なんで」
クルルはそうきっぱりと言い張るとドロロの頬にキスを落とした。
「本当、嫌な奴」
クク、と笑うクルルに続いてドロロが笑う。所詮嫌がらせは好きの裏返しなのだと気付いている。照れ隠しの無愛想。そう思うと少しだけ可愛く思えてくる。
「そんなところも好きだけど」
「……わざとッスか」
「ふふ」
年上の余裕を見せてドロロは笑った。クルルのかき乱すのはある意味では嫌な奴なのかもしれない。
